人気ブログランキング | 話題のタグを見る

初秋のしまなみ海道14景 7日目

初秋のしまなみ海道14景 7日目_b0031055_09494518.jpg
14景の折り返しなので、一番気に入った浜の写真をアップします。と言っても正確な場所は全く覚えていないのですが、大三島の北側外周路のどこかの浜です。天気予報を外して青空が広がったこの日の日中でしたが、夕方に向かって雲が増えてきたころにここにたどり着きました。
浜から一段高くなった道路を走っていると、胸の高さくらいの堤防越しに海を眺めることになります。自転車に乗っていると歩くより少し高い目線から海を見下ろすことになるのですが、それでも堤防が邪魔になります。たまに浜に下りられる場所があり堤防が途切れるとそこから写真を撮ったりしていました。
しまなみの海の景色を「多島美」というのだそうです。向こうに見えているのはもしかしたら本州かもしれないのですが、島影が重なり合って遠くに行くほど色が薄くなっていく景色は本当に美しいものでした。ここから見える海には一艘の船もなく、遠くの島影には鉄塔や集落などの人工物が何も見言えない。遠くに一筋の光が当たって輝く静かすぎる海、静かな波打ち際。お釈迦様が蜘蛛の糸を垂らした極楽の蓮池はもしかしたらこんな風だったのかと思えるような静けさでした。
Googleマップに星印でもつければ場所を記録できたのですが、何となくそうする気にならず、手前の亀の甲羅のような4つの石を目印にしておこうとこの写真を撮りました。

# by fumiko212 | 2019-10-19 09:47 | -しまなみ海道自転車旅2019 | Comments(0)

初秋のしまなみ海道14景 6日目

初秋のしまなみ海道14景 6日目_b0031055_11503320.jpg
多々良大橋を渡る手前からの景色です。橋の下をくぐるグリーンに塗装された道が見えていますが、しまなみの橋を渡るにはもれなくこのような坂道を登らなければなりません。橋が6個あるので6回は必ず上ります。ある橋の手前で若い女性がママチャリに乗って私の前を走っていました。何食わぬ雰囲気で坂を上り始めたので、若者ならママチャリでも行けるのか~と思ったらあっという間に自転車から降りて歩き始めました。やっぱりママチャリの3段ギアくらいだと無理なんだ、、、クロスバイクを借りられて本当によかった。クロスバイクなら上れる坂ばかりでした。それでも自分の脚力だとかなりノロノロと上ることになりましたが。
橋の入口につづく誘導路は自転車と歩行者専用(一部原付も)になっていて、どこもとても分かりやすいので助かりました。車用よりも迂回してなだらかな坂になっています。そして、橋が良く見える場所には休憩兼展望スポットがあって、こんな風に橋の絶景が見られました。橋を渡りきれば気持ちの良い下りが待っています。人生下り坂最高!(by火野正平さん)

どこかの坂道で目の前に栗のイガがポトリと落ちて、わ!と急停車(もともと止まりそうなノロノロ運転だけど)。栗拾いしました。こういう栗は拾っていいんだよね?周りに空のイガがいっぱい落ちていたのでいいことにしてポケットに栗を入れて再出発です。新鮮で甘くおいしい栗でした。良かったのかなあ、、、

# by fumiko212 | 2019-10-14 12:05 | -しまなみ海道自転車旅2019 | Comments(2)

初秋のしまなみ海道14景 5日目

初秋のしまなみ海道14景 5日目_b0031055_23334213.jpg
ラグビー日本代表決勝トーナメント進出おめでとうございます!ということで今日はビールの写真にしました!
大三島で宿泊したゲストハウスの奥さんに、近くにブリュワリーがあることを教えてもらいました。ブリュワリーはビールだけしかないということで、まず1杯飲んでからご飯を食べに行きたかったのですが、周囲のごはん屋さんは19時半ラストオーダーとかだから気を付けて、と言われ、先に食事を済ませることに。昼に食べ損ねた穴子丼がある店に行って、首尾よく注文を済ませビールは我慢してしばし待機。
この日はアイルランド戦があって、宿にチェックインする前に行ったお風呂屋さんのロビーであまり点差がつきすぎずに追いかけているところを見て、最後までここで見てしまおうかと思ったのですが、チェックイン時間を17時と伝えていたので律儀に宿に向かいました。その後どうなったかとっても気になる!で友人たちのライングループをのぞくと、勝ちそうになってる?でふと顔をあげると目線の先にテレビが!ラグビーやってる!で、もう終わる寸前で勝ちそうになってる!カウンターでこちらを向いて仕込中のご主人に、「あの勝ちそうなんです」と伝えるとご主人も思わず振り向き画面を凝視。そして仕事に戻るのですが、私が「あ!」とか反応するたびに振り返る、な時間を数分過ごしてノーサイド!ひゃー!勝った!ヤッター!ほとんど見られなかったけど勝った瞬間は見られたのでした。
その後、穴子丼をおいしくいただき、ブリュワリーに。4種類ある中から4番のホワイトを頂きました。おいしかった~!大阪から大三島に移住してこられたという若いご夫婦で営んでおられ、とても気さくな雰囲気のご夫婦でした。気になっていた翌朝のルートの相談ができたり、翌日は大潮で12時が満潮、その時に大島の村上水軍の海峡に行くと激しい潮流(とか今日書くのは本当に気が引けます。すいません)を見られることを教えてもらったり、2日目の旅のヒントを沢山いただけました。ガイドブックやネットでは得られない地元の方の情報で旅のルートが決まるって、旅の醍醐味だと思うのです。この旅ではこうしたラッキーな出会いが沢山ありました。

# by fumiko212 | 2019-10-14 00:02 | -しまなみ海道自転車旅2019 | Comments(0)

初秋のしまなみ海道14景 4日目

初秋のしまなみ海道14景 4日目_b0031055_13060609.jpg
昨日、多々良大橋のことを書いたので、その写真をあげようと思っていたのですが、今日は橋とか水とか山の風景は見るのが辛いだろうな、、、という気がして、レモンの写真にしました。尾道から3番目に通る生口島は国産レモン発祥の地なのだそうです。今はまだレモンの季節ではなくて、買うことはできないのですが(青レモンは売っていた)まだ青いレモンがたわわに実る木を沢山見られました。気になったのはレモンの隣に夏みかん?八朔?丸い柑橘が並んでるんです。交配しちゃわないのかな?プロがそうしているんだから私が心配しなくていいんだけど、、、こういう柑橘農園で収穫ボランティア(宿泊・賄い付き)みたいなのがあったらな~と妄想しながら橋までの坂道をトロトロと上りました。このレモンが黄色くなった風景も見てみたいな~。そういえば大島のカフェでレモンスカッシュを飲んだけど、あれはきっと防腐剤のかかった輸入レモンだったんだな。まあそういう気分だったからいいんだけど。

生口島にはもう一つ思い出があって、ポツポツと柑橘の直売所があって、500g位入った袋入りの早生みかんが350円とかで売っていたのです。食べてみたいけど運ぶ手段がない(小さいリュックには入る余地がなかった)のであきらめながら進んでいくと、ある直売所で袋に入っていないみかんを発見。1個売りしてくれるかも!と近づいていきました。ご主人に「1個でも買えますか?」と聞くと、私が味見をしたがっていると思われたようで、「これ食べてみな」と半分に割ってみかんをくれました。ありがたくいただくと当然ながらおいしい!それで改めて「1個で買えますか?」と聞くと、「350円だよ?」とおじさん。「持てないから1個だけ買いたいんです、すみません~」とお願いすると「それじゃあこれあげる」と1個差し出してくださる。「いえいえ、それはもう頂いたので大丈夫です~」とご親切に甘えすぎるのも申し訳なくてそのまますごすごと何も買わずに失礼してしまいました。あーーー、もう少し余裕のあるリュックにすればよかった~。そしたらお風呂上りに食べて、宿でも食べて、朝ごはんにも食べられたのにな~。今思えば、ポケットに1個ずつ、リュックに2個くらいなら入れられた気がする。入らない分を返して買えばよかったのか~。機転がきかないんだよな~。青レモンも売ってて、あの時だけは車だったらなあ~と思いました。

これを書きながら残念すぎた気持ちがよみがえってきて、クロスバイクに着けられる折り畳める籠ってないのかな?と検索したところ、アマゾンで2000円でアルミフレームにナイロンのバッグをつけるタイプの前かごが売っていました。これを買って行ったら荷物を削りに削って若干不便な2日間を過ごすことも無かったのか。

# by fumiko212 | 2019-10-13 13:50 | -しまなみ海道自転車旅2019 | Comments(0)

初秋のしまなみ海道14景 3日目

初秋のしまなみ海道14景 3日目_b0031055_01074303.jpg
渡った橋の写真は全部取ったつもりですが、その中で一番気に入っている写真です。これは生口島と大三島をつなぐ多々良大橋を大三島の北側の外周路から撮りました。波が穏やかな海面に橋脚がくっきりと写っています。静かな瀬戸内海の海景が大好きで、その静けさを象徴するようなこの景色を見つけたときは小躍りするほどうれしかった~。
多々良大橋では横からの風が一番きつかったのですが、橋からの大絶景が素晴らしく、しまなみの6つの橋の中でも一番のお気に入りでした。そして大三島の北側外周路の浜はどこも天国みたいな美しさだった。午後の早めの時間に宿にのある島に渡れたので、心に余裕が出てきて落ち着いて景色を楽しめたからかもしれません。この旅で初めての無人の荒れた峠道で一気に心細くなるのはこの後のことなのですが、、、たった2日間だったけどいろいろあったんだな~。

# by fumiko212 | 2019-10-13 01:31 | -しまなみ海道自転車旅2019 | Comments(0)