冬から春へ~南仏ニース15景 6日目

この2日、行ってから見つけたニースらしいものの写真をアップしたのですが、今日は行く前から知っていたニースのランドマーク、ネグレスコホテルの写真です。右奥に見えるトリコロールを掲げたピンクのドームがネグレスコホテルです。ホテルの目の前でも写真を撮ったのですが、私はこうしてプロムナードザングレを歩いているときに遠くに見えている姿が何とも美しいなあと思ってこの写真で紹介することにしました。ベルエポックを代表する建造物でもあるこのホテル、20代のころ憧れていたニースは完全にこのホテルを中心としたイメージでした。何なら泊まりたいとか思ってた。でも今この界隈を歩いてみると、私にとってはあまり魅力的には感じられませんでした。私が滞在したマセナ広場近くも観光エリアでしたが、旧市街も近く生活感がある場所でした。一方、ネグレスコホテル界隈はもっと高級な観光エリア(カジノもある)で生活の気配が全然ないし、オフシーズンだったこともあって活気が全然なくて死んだ町って感じだった。雰囲気としてはワイキキビーチが近いのかなあ。常夏のワイキキビーチと違ってこっちはあくまでも冬は冬なので、わびしさが一層引き立っていたような、、、でもマティスが移り住んだ1900年代初頭なら着飾った人々で日々にぎわっていたのかもしれません。
とはいえ、どんなに遠く離れてもピンクのドームで風景を華やかに彩るネグレスコホテルは今でもニースのランドマークに違いありません。
b0031055_23173250.jpg

[PR]
# by fumiko212 | 2018-02-22 00:00 | -南仏ニース(2018) | Trackback | Comments(0)

冬から春へ~南仏ニース15景 5日目

これは何を写したかと言いますと、左側に写っている信号機です。人が写っていればもっとわかりやすいんだけど、ニースの信号機は小ぶりでかわいかったので、どうにかそれを思い出せるような写真を撮りたくて何枚も撮った中の1枚なんです。右の車や信号横のごみ箱、後ろの建物との比較で伝わると良いんですが、、、このポールに歩行者用、車用2個(下のは斜め向きについてる)が全部ついていてこれだけで完結してるんです。全体的にちっちゃくまとまっててかわいいけど、車からだと見づらくないのかな?小ぢんまりしてるニースの町にこの小さい信号機はマッチしてて、もしまたニースに行くことがあったら、この信号を観て、ああニースに来た、ってきっと思うだろうな。
それと後ろの建物の壁の色、このクリーム色の壁をよく見た気がします。
b0031055_20014337.jpg

[PR]
# by fumiko212 | 2018-02-21 20:18 | -南仏ニース(2018) | Trackback | Comments(0)

冬から春へ~南仏ニース15景 4日目

ニースの名産品てなんだろう?ニースが出ている「地球の歩き方」はプロヴァンスとコートダジュールが一緒になった南仏編なのですが、お土産品のページを見るとどちらかと言えばプロヴァンス地方のものが中心なんです。例えばお菓子のカリッソンとかラベンダーのポプリとかマルセイユ石鹸とかプロヴァンスプリントというのかなテキスタイルだとか。これらは全部プロヴァンス地方のものです。ニースには何があるのだ?行ってみてわかったのは、オリーブはこのあたりでよく採れるようで、オリーブ、オリーブオイルはニース産のものが買えました。それとフルーツ・コンフィ(仏語だとフリュイ・コンフィ)というフルーツの砂糖漬けがこの地域独特のものだったようです。
それだけじゃ弱いからなのか、観光客にとってはプロヴァンスもコートダジュールも一緒でしょうということなのか、お土産屋さんには堂々とマルセイユ石鹸やラベンダーポプリが大量に置いてありました。しかも、よく売れるのもこれらの商品らしく、一番いい場所に置いてあったりする。もしかするとニースは特産品や産業があまりないから、カジノや美しいビーチで観光客を呼び寄せる場所になっていったのかも?と思ったりもしました。
あるお土産屋さんのショーウィンドウにラベンダーの刺繍入りのキッチンクロスが置いてあり、ちょっと素敵だったのでお店に入ってみました。店内にはラベンダー以外にも、オリーブやレモンの刺繍入りのものもあったのですが、私がひきつけられたのは別のモチーフでした。それが今日の写真に写っている、この青い椅子の刺繍でした。プロムナード・ザングレにはこの青い椅子がたくさん並んでいて、この椅子をモチーフにしたアートオブジェもあります。お土産屋さんに行ったのは、この椅子に座って朝日が昇るのを眺めた後だったので、すぐにピンときました。ニューヨークにおけるイエローキャブのような存在、それがニースにおけるこの青い椅子なんです。ベンチでなく一人掛けの椅子だっていうところにフランス人の美学を感じたりもします。
b0031055_20140487.jpg

[PR]
# by fumiko212 | 2018-02-20 20:43 | -南仏ニース(2018) | Trackback | Comments(0)

冬から春へ~南仏ニース15景 3日目

ニースには旧市街と呼ばれる一角があって、そこは車も入れないような細い道が入り組み、古い建物の1階がレストランや商店になっていたり、住宅街になっていたりして、Googleマップが無かったら一発で迷子になりそうな場所です。海に近いところに大きく開けた広場があり、そこに毎朝市が立っています。食品やお土産品の並ぶ市と隣り合って花市もあり、切り花や鉢植えを並べたブースがいくつか並んでいました。ミモザやポピー、まだつぼみのチューリップなどの早春の花がたくさん並んでいましたが、季節にかかわらず欠かせないバラの花もこんなにたっぷりありました。なぜあえて季節外れのバラの花の写真を選んだかというとこの話を書きたかったから。
私が滞在したのはこの旧市街にほど近い市街地で、車が入らない広場というか通りに面していて、レストランが多く集まるエリアでした。真冬のオフシーズンだったので観光客は少なく、ほとんどのレストランは暇そうで、夕食を食べ終わって外に出ても歩いている人はまばらでした。そこで出会ったのが花売りのおじさんでした。大きなかごを1輪ずつセロファンで巻いた赤いバラでいっぱいにしてそれを抱えて売り歩いていました。結構遅い時間だったけど籠の中のバラはほとんど減っていなかった。夏ならほろ酔いの観光客がたくさんいて、気まぐれに奥さんや恋人に赤いバラ1輪を買う人を相手に結構いい商売になるのかもしれない。あのおじさん、もしかすると朝は花市で商いをしている人なのかもしれないな。今はカーニバルの真っ最中で、花と観光客であふれかえっているであろうニースで、あのおじさんの商売もきっと繁盛しているに違いない。
それにしても、広場の花売りなんて初めて出会いました。あれが若い女性なら「マイ・フェア・レディ」のイライザそのものだったのになあ。観光シーズンなら花売り娘にも出会えたのかなあ。
b0031055_20393993.jpg

[PR]
# by fumiko212 | 2018-02-19 21:06 | -南仏ニース(2018) | Trackback | Comments(2)

冬から春へ~南仏ニース15景 2日目

コートダジュール、若いころ憧れたこの言葉。地図帳を見ると日本語で「紺碧海岸」と書いてあった記憶があります。初めて見る地中海はどんななんだろうか?とわくわくしていました。実際に見た地中海は、思ったよりもずっと波が荒く、そして砂浜海岸だとばかり思っていたのですが砂利の海岸でした。オフシーズンの静かな海岸では、波の音と、波が引くときに小石同士がぶつかり合う「カラカラカラ」という音がまじりあった音が規則的に響いています。そして、小魚の群れが岸辺近くまで来ているのか、しきりと海面めがけてカモメが飛び交い、その鳴き声が遠くに聞こえる。いわゆる磯の香というのは全然しなくて、さんざん海岸を歩き回って風にあおられていたのに海辺から帰ってきたときのべたべたした感じがなかったのが日本の海とちょっと違ったことかな。
いろんな場所から写真を撮りましたが、デュフィが風景画を描いた場所からのこの写真が一番気に入りました。真ん中よりちょっと右側に山影が見えているのがわかりますか?肉眼だともっとはっきりと見え、ニースを含めたこのあたりの地域が海と山に挟まれた場所であることがわかります。ニースってどんな街?と聞かれたら、「風光明媚」の一言に尽きる。そんな風景でした。
b0031055_17482735.jpg

[PR]
# by fumiko212 | 2018-02-18 18:00 | -南仏ニース(2018) | Trackback | Comments(0)