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カテゴリ:本・雑誌( 54 )

金平糖で走る汽車

b0031055_2031125.jpgこの本に出てきます。荒俣宏編訳「新編 魔法のお店」。
1979年に奇想天外社という版元から出た魔法の品を扱うお店のお話ばかりを集めた作品集「魔法のお店」。この本は版元の倒産により絶版となっていたそうだが、89年に新編としてちくま文庫に加えられた。そのときに加えれらのが稲垣足穂の「星を売る店」。先日、世田谷文学館でこの作品をモチーフにしたムットーニ作品の展示を見た。大きな箱ののぞき穴から物語の世界をのぞくと、星を売る店の棚には小さな金平糖が。物語で売られている「星」はどんなものなんだろう?と興味がわいてこの本を手にとってみた。

舞台は神戸。異人や商人や大道芸人でごった返す港町をたいした目的もなくうろつく主人公が、通り過ぎるボギー電車を見送りながら、ファンタジーの世界への境界線を飛び越える。電車は急な坂を滑り落ち、軒先をかすめ、また斜面を駆け上る。自分があの電車に乗ったなら、、、ふと通りを横切ろうとしたときに主人公の目に入ったのが「不思議な青色に輝いている窓」だった。「近づいてみると、なんと、その小さいガラス窓の内部はきらきらしたコンペイ糖でいっぱいではないか!」

そう。星を売る店には青く輝くコンペイ糖が売っていたのです。
なぜコンペイ糖?そこから明かされるコンペイ糖の秘密については、是非本を読んでみてください。汽車も走ります。

それでも知りたい方はつづきをどうぞ
by fumiko212 | 2007-04-24 21:20 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(2)

藤巻兄弟、どっちから読む?

朝日新聞の別刷りbeに連載されている「フジマキに聞け」、読んでますか?
元モルガン銀行、伝説のカリスマディーラー兄・健史さんと元伊勢丹のカリスマバイヤー弟・幸夫さんのコラムが毎週掲載されてます。
4年半前にこのコーナーが始まったとき、世の中に疎い私はこの人たちのことをはじめて知りました。

お兄さんは経済、弟はファッションがお題になっているんだけど、先に読むのはいつも弟・幸夫さんのコラムから。正直、お兄さんのほうは最初ほとんど読んでなかった。世の中的にもやっぱりそうだったみたいで、たまにお兄さんのコラムに「弟ばかり有名になる。」と自虐ネタが出てました。
でも、しばらく読んでいくうちに、お兄さんの文章のほうがユーモアがあるというか、面白いってことに気づいた。「秘書のウスイ嬢」という名物キャラも登場しました(彼女はその後転職して健史氏の元を去っていったのですが)。いつだったか親戚が集まったときにその話になって、母や叔父、叔母もそう思っていた、ということで、一同納得。最近ではお兄さんのほうから読み始め、弟のほうは読まないこともしばしばです。

で、今日の「フジマキに聞け」。今日で弟・幸夫さんのコラムは最終回とのこと。本業に専念したいのだそうです。兄・健史さんのコーナーはこれからも続くということで、私的にはよかったよかった、なんですが、やっぱり今でも弟・幸夫さんのほうが有名なんですってね。顔が売れているのとコラムの人気度はリンクしないと思うけど、多分コラムも弟のほうが人気あるんだろうな。やっぱり私は少数派なのかなあ?と不思議がってます。
by fumiko212 | 2007-03-31 22:14 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

ONE CHRISTMAS

b0031055_0194540.jpg昨年秋に出た安西水丸さん訳のカポーティの処女作「真夏の航海」を読みたいな、と思って図書館で検索していて目に付いたので読んでみました。トルーマン・カポーティ「あるクリスマス」。
カポーティ少年の自伝的ストーリーなのでしょうか?南部に暮らす両親に見捨てられてしまった少年に起こったあるクリスマスの物語。

この本を読んでいて、自分の子供の頃のクリスマスを思い出した。ウチには毎年サンタさんが来ていました。小学校4-5年くらいまで。最後まで半信半疑に信じてた子供でした。もちろんいい年になれば親が用意しているって頭ではわかってるんだけど、朝起きてプレゼントを見つけたときには「わあ、いつの間に置いたんだろう?」「いつの間に買いに行っていたんだろう?」「どこにしまってあったんだろう?」という思いが頭を駆け巡りました。母は祖母の介護で日常の買い物にも出られないくらいいつでも家にいる人だったし、父は長いこと単身赴任で離れて暮らしていました。例え近所のおもちゃ屋さんでもプレゼントを探しに行く暇なんてなさそうだ、と子供心に心配してました(笑)。だから、ちゃんとその日にプレゼントが枕元に置いてあることが驚きだった。自分の洋服を買いに行く暇もなく当時まだ品揃えの悪かった通販で買った服で冠婚葬祭をしのいでいた母が、いつの間にこんな買い物に行けたんだろうか?と、大人になって思い起こすと、本当に頭が下がります。でも、そうやって無理してでもプレゼントを用意してくれたのは、自分が子供たちのサンタさんだって思えるからなんでしょうね。「お母さんはこんなに大変なんだから我慢しなさい。」って言わなかったんだな。そんな風に、大人になって益々サンタクロースの存在を信じるようになりました。

この本を読んで、そんなことを改めて考えました。
by fumiko212 | 2006-12-19 00:46 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(2)

美しい本

b0031055_21475226.jpg先日ムットーニ展で文学作品をモチーフにしたムットーニ作品を観てきたので、早速関連書籍を図書館から借りてきた。区の図書館はインターネットで区内全館の書籍を検索して最寄の図書館で受け取れるサービスをしているので重宝している。
借りてきた本はこの3冊。

「猫町」萩原朔太郎・著 金井田英津子・画 パロル舎
「海の上の少女 シュペルヴィエル短編選」綱島寿秀・訳 みすず書房
「万華鏡」レイ・ブラッドベリ著 川本三郎・訳 サンリオSF文庫

渡された本を見て嬉しくなった。ハードカバーの2冊、「猫町」「海の上の少女」の装丁には、どちらも丁寧に作られた雰囲気が漂っている。

「猫町」は1ページごとに版画家の金井田英津子さんの挿絵(版画作品)がふんだんに使われ、とても贅沢な創りになっている。まさに「大人のための絵本」。
大人のための絵本といえば、アメリカの飛び出す絵本作家ロバート・サブダの作品を思い出す。サブダの創る絵本は、大人が子供にかえって夢中でページをめくってしまう絵本。1ページごとに驚きがある作品。それはそれですごく好きだけど、クラクラと本の世界に吸い込まれてしまいそうになる絵本「猫町」には大人にしかわからない魅力があるところが素敵だ。日本人の美意識で大人用の絵本を創るとこうなるんですね。
そう考えると、ムットーニの「猫町」は、サブダのワクワク感と「猫町」の幻想が一体となった作品だと気づく。さすがムットーニ。やるなあ。

「海の上の少女」はみすず書房が出していた「大人の本棚」というシリーズの中の1冊、ということで、これも手元に置いておきたくなるような装丁。

本の装丁やレコードジャケット、CDジャケット、グリーティングカードなど。限られたスペースで作品のイメージや1つの世界を見せてくれる小さなアート。深まる秋。美しい本の中の世界をゆっくりと漂うような時間が持てたら、とても贅沢な気分になれそう。
by fumiko212 | 2006-10-06 21:59 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(10)

独白ニュースレター

b0031055_2220239.jpgCOW BOOKSの松浦弥太郎さんと料理家の長尾智子さんの往復書簡集。

長尾智子さん。料理雑誌で、懲りすぎてなくて普通の材料だけなのに見栄えがスッキリしていておいしそうな料理だな、と思うと、長尾さんのレシピだった、ということが何度かあった。彼女の文章を読んだのは初めてだったけど、料理の雰囲気と同じ、静かに思慮深く、普通の言葉なのに何度も読み返してその意味を噛み締めたくなるような文章で、嬉しくなった。
往復書簡といっても、タイトルに「独白」とある通り、お互いが四季の移り変わりの中で感じた日常のあれこれについて綴っている。でも、投げかけた言葉の着地点がちゃんと見えているから、読んでいて安心感がある。それが心地良くて、何度も読み返しています。

長尾さんの文章、もっと読みたい。今のところ著書は料理のレシピ本だけのようだけど、片隅に少しでもエッセイが載っているのか、探してみようと思う。
by fumiko212 | 2006-09-11 22:35 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

やっと読了

b0031055_5362142.jpg映画「ナイロビの蜂」の原作本。映画は飛行機の中で見た。何度も巻戻しながら見たけどやっぱりちょっとわからないところがあったので、普段はあまり読むことがない映画の原作本に手が伸びました。

通勤電車の中だけでダラダラと2週間くらいかけて読んだのがまずかったのか、やっぱりよくわかんないところはよくわかんないまま。頭悪いのか?自分。

映画の脚本は旨いことコンパクトにまとまってます。キャスティングもすごくはまってました。
映画ではテッサとジャスティンはそれほど年の差があるように見えなかったけど、原作では40代の夫と20代の妻、というところがすごく強調されてました。それからテッサとアーノルドの関係の疑わしさもより強調されてたかな。ネタバレ含む感想は以下に記します。

アフリカの貧困と製薬会社の問題については、取材に基づいてる部分が多い、とのあとがきを読んで憤りを感じます。アフリカって日本からだと本当に遠い場所で、どんな問題があるのかも良くわかってない。正直、自分の中では援助しなくちゃ、っていう思いが弱いです。断片的に知っているだけでもエイズや内戦、子供へのレイプなど、重い問題が複合的に痛めつけている土地なんだと思う。
こういう発言は不謹慎だし、誰かを傷つけてしまうかもしれないけど、たまにニュースで重い心臓病の子供がアメリカで心臓移植手術を受けるために募金活動をして、何千万~億単位の募金が集まった、なんて話を聞きますよね。私はそのときにアフリカやアジアの貧困に喘ぐ地域の子供たちのことを考えてしまうことがあります。そのお金で一体何人の子供たちが救えるんだろう?と。何も行動していない自分は何も言えないことはわかってますが、何か行動しなくちゃいけない、と思えただけでもこの本を読んで良かった。思いつくのはユニセフくらい。数年前に亡くなった父宛てに未だに寄付を募るDMがたまに来ているので、今度受け取ったときはじっくり読んでみようと思った。

以下、ネタバレ注意の感想
by fumiko212 | 2006-08-14 06:13 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

次は「ポストオフィスマニア」だった!

昨日書いた「スーパーマーケットマニア」の著者 森井ユカさんのブログを見つけた。そしたら、次回作の予告が!残念ながら、ニューヨーク編ではなく、マニア違いのポストオフィスマニアでした~。でも、ブログにチラッと出ている写真を見ると、とってもかわいい。

b0031055_22341830.jpgそれから、昨日_| ̄|○って書いたアジア編の取材写真がブログ内に沢山掲載されているのですが、それらの雑貨がめちゃめちゃかわいい!この風船とか、こんなテープとか。欲しいぞ!
そんなわけで、ヨーロッパ編とアジア編がamazonのカートに投入されました。私なんてスーパーマーケットマニアって言えないなー。GWのNYでは食品売場ばっかりうろついてないで、雑貨売場もじっくり見てこよう。それにしても、外国のスーパーの袋ってなんでこんなにかわいいんだろう。

でも、やっぱりNY編も出して欲しいなー。

僭越ながら森井さんの記事にTBさせていただきます。
by fumiko212 | 2006-03-16 22:37 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

ニューヨーク編もお願いします

b0031055_23531916.jpg今日本屋をうろついていたら、こんな本を見つけました。「スーパーマーケットマニア ヨーロッパ編」
うおー。スーパーマーケットマニアとはまさに私のこと!「ヨーロッパ編」があるってことは「ニューヨーク編」(またはアメリカ編)もあるかも?と期待に胸を膨らませてAmazonで検索。見つかったのは「アジア編」だけでした。_| ̄|○
著者の森井 ユカさん。次回はぜひ、「ニューヨーク編」をお願いします。
by fumiko212 | 2006-03-15 23:54 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(4)

15分のランニングミュージック!

b0031055_23554081.jpg今発売中のBRUTUSの特集は「カラダに良いブルータス」。15分のランニング用ミュージック"JUST 15 MINUTE"付きだって!欲しい!けど、ダウンロードしても走りながら聴ける環境を持っていない。。。ダメだ。コレを2回聴いたら30分、って何だかわかりやすくて良さそう。それに走るのにちょうどいいリズムなんだろうなー。やっぱり欲しいなー。


追記:今日美容院で…
by fumiko212 | 2006-02-10 00:01 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(5)

乱読の日々

この10日間で読んだ本。(読みかけを含む。)図書館に予約して忘れかけていた本が続々回ってきて、返却日に追われて乱読の日々です。
b0031055_1581873.jpgb0031055_1583628.jpgパリ旅行予習中。ゴッホ巡礼はパリモンマルトルとパリ近郊のオーヴェル・シュル・オワーズを予定しています。オーヴェル・シュル・オワーズはガイドブックでは1ページくらいの扱いなので、これらの本でじっくり予習。モンマルトルではゴッホとテオが暮らしたアパートの跡地などが出ていました。楽しみ♪この他に「モンマルトル青春の画家たち」(トンボの本シリーズ)も読んでます。
b0031055_159290.jpg「ダ・ヴィンチ・コード」のダン・ブラウン著。「ダ・ヴィンチ・コード」が先にブレイクしましたが、ロバート・ラングドンシリーズの第1作がこちらです。「ダ・ヴィンチ・コード」を読んでいた頃に図書館に予約したものが半年かけてようやく手元に届きました。こちらはローマが舞台。ガリレオが創設したというイルミナティという秘密結社とヴァチカンの攻防。個人的には「ダ・ヴィンチ・コード」よりもおもしろい。今、下巻に入ったところです。パリでは「ダ・ヴィンチ・コード」の舞台だったサン・シュルピス教会の近くに滞在する予定。なのに今はローマに行きたくなって困ります。物理研究者の従兄がつくばで研究している分野に多分関係がある、反物質という物質がキーになっているのもおもしろい。新聞でいくら読んでもよくわからなかったことがちょっとわかった気がしました。
b0031055_1583892.jpg松浦弥太郎さんの本。これも図書館に予約してから数週間待ちました。高校をドロップアウトしてからいかにして本屋になったか。若者向けに書かれた本ですが、大人にとっても心に響くキーワード満載です。「続けること」「神様が見てくれていると思うこと」「友達に話すように書く」。久しぶりにCOW BOOKSに行きたくなりました。
b0031055_203589.jpgおっそい!WOWOWで一挙再放送しているあたりからはまったSATCのガイド本。これも予約してからかなり待った。まだ人気は衰えずなのか?NYに行きたーい!
もうすぐ「デスパレートな妻たち」が始りますね。楽しみだなー。やっぱり海外ドラマは韓国よりアメリカだと思うのですが。(と言いながら、「チャングムの誓い」をついつい見てしまいます。)
b0031055_205939.jpgやっと自分の本です。寝る前に大事に眺めてます。落ち着きます。
by fumiko212 | 2005-09-17 02:01 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(2)