2005年 06月 22日 ( 1 )

「くちぶえカタログ」

b0031055_22175655.jpgみいこさんの「いい本」にトラックバック!

みいこさんのブログで読んでから、ずーっと読みたかった本がやっと手元にきました。買わないで図書館に予約してたんです。すいません、みいこさん。
松浦 弥太郎著「くちぶえカタログ」
とりあえず気になるところからあっちこっち読みかじっている状態ですが、すごくいいです!松浦さんが長く愛着を持っているモノやことや人や街や、いろんなものについて1ページずつ紹介されています。ひとつひとつ大事にしている感じが、紹介されているエピソードと添えられた写真から伝わってきて、すごくあったかい気持ちにしてくれます。

私はまだ使えるものを買い換えてしまうのが大の苦手でして、最近、風水だー!とバンバン捨てていますが、元来はもったいながりやでなんです。古ーい形のバッグを持って、そのバッグを買ったお店に入ったときに、店員さんに「うわー、懐かしい!今見ると新鮮でかわいいですね~。」と嬉しそうに話し掛けられたことがあります。しかも違うバッグでそれぞれ別のお店で2回も。そういう性格から来ているのか、誰かの愛用品をそれに対する思い入れと共に見るのが大好きです。愛用品って必ずそれを使っている理由がありますよね。そういう話って一人一人みんな違うから、いくつ聞いても飽きないです。で、そういう話で共感できる部分が多いと、その人とすごく仲良くなれる気がしてきます。

この「くちぶえカタログ」(ってタイトルがいいですねー。)で紹介されているものは、自分も好きなものだよ、とか、そうそう、とか、うわー、気になってたものだー、というのがすごく多い。挙げるときりがないけど、1つだけ。
「関口ベーカリーのパン」
美味しくてこじゃれたパン屋は探せば探すだけ見つかる今だ。しかし、子供が習い事や遊びの帰りに立ち寄り、小銭でパンを買って行く光景があるパン屋はそうは見つからない。
そうそう、そうなんだよー。私が今でも一番美味しいと思っているパン屋さんは、白山通り沿いにある、昔ながらのガラスの引き戸をガラガラっと開けて、白い前掛け姿で絶対笑わないおじさんに「6枚切りにしてください」って頼んで食パンを買った、あのパン屋さん。だから、このページを読んだときの嬉しさといったら!

他にも、憧れの「シェ・パニーズ」の話や、サンフランシスコのランドリー(ランドロマットというらしい)の女の子が出てくるサンドウィッチの話、メープルシロップとパンケーキの話、随筆とエッセイの違いを探す為に本を5千冊集めたおじいさんの話など、思わずホロッとしてしまう話もあって、とにかく1ページに1回、幸せになれる本です。
紹介してくれたみいこさん、ありがとう!

ちなみに、著者の松浦さんは中目黒の古本屋さんCOW BOOKSのオーナーであり、以前ここで紹介した絵本「This is New York」などの「This is ...」シリーズの翻訳者でもある方です。
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by fumiko212 | 2005-06-22 22:22 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(13)