六本木の裏通りにひっそりと建つ一軒の館。
窓越しにゆらりとたたずむ長身の男。
1年中ぼんやりと外を眺めております。
彼の名はジャック。
オレもたまには外の空気も吸いたいもんだ。
と言ったかどうかは知らないけれど、
いつもとは違う下界の気配を感じたのか、
ふらりと外に出てまいりました。
今夜はハロウィン。
冷たい夜風を浴びて嬉しそうに微笑むジャックなのでありました。
ハロウィンの主役、不気味な仲間達。
心なしか楽しげに見えるのは気のせいか?
ゆらゆらと怪しい影が広がります…。
ウチに来てもお菓子はないよ~。