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ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン~@青山円形劇場

b0031055_23524310.jpg青山円形劇場へ、「ア・ラ・カルト」を観に行ってきました。
96年から行き始めたア・ラ・カルト。今年で私にとっては12年目の年末恒例行事です。「ア・ラ・カルト」は今年が19年目の公演とのこと。すっかり老舗レストランになりました。

ところで、わたし、いまちょっと酔っ払ってます。ステージの上であれだけ美味しそうなワインを何杯も飲まれちゃ、ワインを飲みたい思いが募ってしまっても仕方ないよね。家に1本だけあったイタリアワインを先ほどまで少々飲んでました。思いのほか美味しいワインだった。それはさておき…。

毎年12月に公演されるア・ラ・カルト。表参道の駅から寒風吹きすさぶ青山通りに出て、コートの襟を立て、一路、円形劇場を目指して歩き始めるところから、もう既に私の中のア・ラ・カルトは始まっています。青山通りの反対側から青学のツリーにご挨拶。そしてその先が円形劇場です。

オープニングはいつもどおり白井さんのご挨拶で始まります。レストランの照明に明かりが灯って舞台が動き始めます。最初のお客さんがオーダーするカクテルはなんだろう?今年ののりこさんとタカハシはどんなドタバタを演じるんだろう?毎年変わらないシーンと、新しくなるシーンを交互にワクワクしながら観ていく舞台です。
今年は例年以上に中西さんのバイオリンが冴え渡ってました。いつものジャジーな感じだけでなく、ケルト風だったりロックっぽかったり、多彩だった。

今年のビジターは筒井道隆さん。かつて遊◎機械の「メランコリー・ベイビー」に彼が出演して以来の共演です。脚本の高泉さんご自身が、ホームページで「ずっと一緒にやりたかった筒井君なんで、だからこそ書けたシーンだと思います。メランコリーの時もそうだったけど、私の文体は、筒井君がいちばん具現化してくれると感じてます。」と語っていらっしゃったとおり、彼の魅力があふれる素敵なお話でした。あのほわーんとした感じ、男性でも女性でも、他に表現できる役者さんっていないんじゃないかな?私も彼のあの雰囲気、大好きです。三谷さんのお芝居でもいつも感じてました。

楽しみながらもちょっとハラハラするショータイムや終盤のパパとママのストーリー、毎年変わらないコーヒータイムの老夫婦のお話を経て、舞台のエンディングを迎えます。高泉さん演じる女性の「世界が終わっても、このレストランはここにあり続けますように。」の言葉と共にシャンパンのグラスが4つ重なるシーンで舞台が暗転します。以前は「世界が終わっても、私だけは生き残りますように。」だったのが、遊◎機械が解散してからは今のセリフに変わりました。今のセリフに変わってから、私は毎年このシーンで、暗闇の中、泣いてしまいます。ちょっと泣いてしまう年や、かなり泣いてしまう年や、毎年いろいろです。今年はかなり泣いてしまいました。でも、その涙は悔し涙とか悲しい涙というだけではなく、劇場が明るくなるときにはなんとなく暖かい気持ちになって帰路につけるのです。そんな「ア・ラ・カルト」。これからもずーーーーーっと続きますように。そしてそのステージを観に行ける自分でいられますように。そう願わずにはいられません。
by fumiko212 | 2007-12-15 00:22 | 映画・舞台・ドラマ | Trackback(1) | Comments(6)
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Tracked from 花鳥風月 at 2007-12-16 15:05
タイトル : ア・ラ・カルト~役者と音楽家のいるレストラン~@青山円形劇場
 昨日、2年ぶりにチケットが取れて行ってきました。年末恒例「ア・ラ・カルト」。なんと今年で19年目だとか!!すごいロングラン作品ですね。今じゃ人気がありすぎてぜんぜんチケットが取れなくなってしまって、とても毎年行けてないけど、バレエの『くるみ割り人形』のように、このシーズンになるとそろそろ『ア・ラ・カルト』の時期だな、と思うような感じです。  私が最初に見たのは何年だったのかな?まだ円形劇場を円形に使っていなかったころだったと思う。”役者と音楽家”の高泉敦子/白井晃/陰山泰の3人の役者とヴァイオ...... more
Commented by yuricoz at 2007-12-15 12:05
fumikoさんのこの記事を読むと、あー年末だーと思うような気がします。
この舞台って、あまり宣伝を見ませんがすぐに売れてしまうからでしょうね~それだけ長く続いていれば、毎年新しいファンも増えるし。
最後の気持ちと帰るときの気持ちの変わる感じが気持ち良かったりするんですよね♪
今年はあまり舞台を見に行かない年となりましたが、クリスマス・イブにちょっと見に行こうと思ってます。最後にそんな気持ちになれるかな?(^o^)
Commented by fumiko212 at 2007-12-15 21:01
yurikoさん
そんな風に季節を感じていただけると、このブログもちょっとは歴史ができてきたのかなー、と嬉しくなります。
劇場からの帰り道ってなんかいいですよね。特に冬は外は寒いのに心は暖かいような、そんなお芝居に当たるといいですね!
Commented by 花子 at 2007-12-15 23:57 x
いい舞台でしたね。ゲストの筒井さんもよい味を出していました。彼にしか出せない雰囲気がありますね。チームワークのよさを感じました。
客席と舞台が近いというのも魅力ですね。不思議な一体感が生まれます。年の終わりに相応しいものでした。
Commented by imusam928 at 2007-12-16 15:21
 たぶん私は遊◎機械時代を観ていない。アラカルトも何度も行ってはいないのですが、白井・高泉コンビのつくる世界はちょっとドタバタありでも品のよい後味が好きです。
>私の文体は、筒井君がいちばん具現化してくれる
なんて、告白されて筒井さん本人はどんな風に思うんでしょうね。でも、たかちゃんジャミちゃんのエピソードがまさにそれだ!!彼が登場したとたんに、そのドラマのなかに入ってしまい、テーブルでの会話はそこを切り取るか!?という台本の妙と、台詞の間の加減が筒井ワールドでできてた気がする。また数年後に”By Your Side”のその後が登場しそうな予感(期待)。
Commented by fumiko212 at 2007-12-16 21:51
花子さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
>不思議な一体感
客席が円形というのも、そしてレストランというシチュエーションもそれに一役買っているのかもしれないですね。おしゃれなのに肩肘張らなくていいところが大好きです。
Commented by fumiko212 at 2007-12-16 21:57
>ドタバタありでも品のよい後味が好きです。
あ~、そうそう。そう思います。遊◎機械のときから、彼らの作る大人っぽい雰囲気が大好きで、青山の劇場がぴったりだなー、と思ってました。ビジターのコーナーは毎年それぞれにビジターの役者さんの雰囲気にぴったりで高泉さんの脚本家としての才能のすごさを感じずにはいられません。今年も筒井君が本当にしゃべってる言葉みたいでしたもんね。私は筒井君の真後ろの席で彼の表情が見られなかったのが残念でした。


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