人気ブログランキング |

もうすぐです!~MUTTONI THEATER ナイトツアー~

b0031055_2065530.jpg

>>追記<<
この日は待ちに待ったナイトツアーの日。世田文の展覧会ではチケットを持っていながら行けなかったので、ナイトツアーは本当に久しぶりでした。最近は非常にチケットが取りづらくなってしまったナイトツアー。今回はhさんが朝から並んでくださったおかげで参加がかないました。どうもありがとう!

さて、今回のナイトツアーは展覧会会場の入口でムットーニさんが出迎えてくれる趣向でスタート。作家自らが出迎えてくれるギャラリートーク、なんて贅沢なんだろう。
入口から続く動かない人形や油絵について解説しながらずんずんと奥に進むと、ムットーニさんが最初に創り、最初の買い主がギャラリーに売り戻したものをムットーニさんがご自分で買い戻したという、オルゴール「天国と地獄」の説明がありました。このオルゴール、2年前に発売されたDVDで動く映像を見てから、実物が動くところを見てみたい!と思い続けていたものです。今回はネジを回して動かしてくれました。今のスタイルのムットーニ作品の原型をこの目で見ることができて、最初から大感激!

次は「ドリーム・オブ・アンドロイド」の説明。アンドロイドと天使が対になっている作品です。ムットーニさんから、「これを創った当時はアンドロイドを見たことがある人はいなかったと思うけど、今ではいますよね?2足歩行しているアンドロイドに良く似たものが。天使を見たことある人いますか?今では天使のほうが現実味のない存在になってしまったんですねー。」というお話がありました。このお話から、天使とアンドロイドが対になっている意味が少し理解できた気がしました。

さあ、いよいよ上演会の始まりです。普段開催されるミニ上演会では口上つきで上演されることのない作品たちから選んで見せてくれました。

最初は「ナイト・アフター・ナイト」。この作品は2000年に青山円形劇場で上演された遊◎機会全自動シアターのお芝居「メランコリー・ベイビー」のために制作されたものです。私が最初に見たムットーニ作品たちの中の1つ。思い出深い作品です。その当時、お芝居で使った人形達がラフォーレミュージアムに展示され、当時はまだ数人しかいなかった上演会でこの作品を見た日のことを今でもよく覚えています。女神様の後ろの摩天楼に明かりがともり始める瞬間に鳥肌が立ち、ジワッと涙が出そうになったこと。今でもこの作品を観る度に思い出します。口上付きで観るのは2年前のパルコ・ミュージアムの展覧会以来でした。やっぱりナイトツアーに参加してよかった!

続いて小作品が並ぶ部屋に移動。「ナイト・エレメント」の前で「これもかわいいんだけど、柱が邪魔になって上演会できないんだよねー。」というムットーニさんに思わず、「えー、やろうよー。」と(なぜかタメ口。ごめんなさい。)と口走ってしまったら、「じゃあやる?」と口上付きで上演してくれました。「ナイト・エレメントの口上やるの去年の9月以来だなー。」とおっしゃっていたので、私が参加する前に2度開催されたナイトツアーでは上演されなかった模様。なんてラッキーだったんだろう。この作品、観るだけでも最高にかわいらしいんだけど、チェット・ベイカーのお話と人形の物語の口上が着くと、その良さが何倍にも膨らみます。

続いて上演されたのは世田文に出品された作品群。「「スピリット・オブ・ソング」と「ワルツ・オン・ザ・シー」どっちやりますか?」と会場に声をかけてくださるムットーニさん。会場から「スピリット・オブ・ソング」の声がいくつかあがり、ムットーニさん、少し不満そうだった?それでも「スピリット・オブ・ソング」を上演してくださいました。私もどちらも捨てがたいけど、僅差でこっちを観たかったので大満足。この作品は普段は横のモニターで口上が流れているのだけれど、やっぱり生の口上にはかないません。詩人と詩人が生み出した精霊が戯れるのをうっとりと鑑賞。

続いて上演されたのが「ワルツ・オン・ザ・シー」。結局両方やってくれたのでした!ムットーニさんはこっちをやりたかったのかな?確かに、この女の子がクルクルと回りながら歌う姿も、そして波の音と汽笛の音も、いいんですよねー。そしてムットーニさんの口上も。

「アロン・ランデブーもやらないわけにいかないよねえ?」と続いて「アロン・ランデブー」。昨年9月に初めて原宿のギャラリーで見たときに、その口上の切なさに涙が出そうになったことが思い出されます。いつもは近い距離で見ていたのだけれど、ちょっと足が疲れてきたので(前のほうだとしゃがまないといけないので結構疲れるのです。)、後ろに下がって遠目に鑑賞。そしたら新たな発見。作品が置いてある後ろの壁に当たるライトの変化も素晴らしかったです。こうして、ムットーニ作品は何度観ても、そのたびに違った風に見えたり、新たな発見があるので、見ることをやめられないんですね。

こうして小作品を続けて見せてくれた後はメインステージへ移動。ここでも「「トップ・オブ・キャバレー」と「クリスタル・キャバレー」どっちにしますか?」と会場に声をかけてくださるムットーニさん。本当にファン思いの方です。このときは「トップ・オブ・キャバレー」に落ち着いたけど、私は「クリスタル・キャバレー」が観たかったかなー?「トップ・オブ・キャバレー」ももちろん観たかったけど。って、結局どっちも観たいんですけどね。メインステージの作品たちは、普段のミニ上演会でも何度か観ているけれど、ナイトツアーでの上演はその親密度が増すような気がして、ムットーニさんの口上も乗りに乗ってました。

最後は「カンターテドミノ」と「サテライトキャバレー」を上演して、この日のナイトツアーは時間切れ。

今思い返しても、こんなに充実したナイトツアーは、私が過去に参加したナイトツアーの中でもトップクラスだったんじゃないかと思います。この日のナイトツアーで小作品をいくつも上演したことがムットーニさんご自身も楽しかったのだそうで、急遽土曜日のナイトツアーが追加公演されるに至ったのだそうです。昨日のナイトツアーも盛り上がったんだろうなー。行きたかったー。

というわけで、今回の展覧会「ムットーニシアター」のハイライトの夜は興奮とともに幕を閉じたのでした。

この日、初ムットーニにもかかわらず、立ったり座ったりのナイトツアーに付き合ってくださったhさん。どうもありがとう。隣ではじめて観る驚きや感動を感じてくれているであろう空気が伝わってきて、嬉しかったです。
by fumiko212 | 2007-09-19 20:06 | アート | Trackback | Comments(6)
トラックバックURL : https://fumiko212.exblog.jp/tb/7465359
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by hagidas at 2007-09-20 00:11 x
今夜はありがとうございました。新しい世界を覗いた感じ。辛口で責めようと思ってたけど、無理だな~。明日から、fumikoさんから聞きかじったネタで、ちょっと知ったかぶりに同僚達に薦めてるオイラが想像できます(笑)。誘ってくれて、アリガトでした。練習と予習も頑張ってね。
Commented by fumiko212 at 2007-09-20 12:08
hagidasさん
こちらこそありがとうございました。ナイトツアー観られて本当に良かったです。あれを観たのと観なかったのとではこの展覧会全体の印象(というか満足度)がずいぶん違うものになっていたと思います。
気に入ってもらえるか緊張したけど、お誘いしてよかったです。同僚さんたちにもいっぱい宣伝してください。
Commented at 2007-09-21 01:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yuricoz at 2007-09-21 10:25
私が行った時は、日曜日のチケットしか残っておらず、、、19日行きたかったな~
今日を含めてあと4日ですね。さみしーーーー
全部見れるかな~
Commented by fumiko212 at 2007-09-22 10:56
鍵コメさん
良かったですねー!こういうお話を伺うと、ムットーニさんのサービス精神旺盛なところが伝わってきて、益々嬉しくなっちゃう。それにしても羨ましい。普通に貰うより思い出に残りますね!
Commented by fumiko212 at 2007-09-22 10:58
yurikoさん
そうとわかっていれば19日お誘いするんでしたよー。次回はぜひご一緒しましょう。
今日も急遽ナイトツアーが開催されることになったみたいですよ。松屋の方に伺ったところ、ムットーニさんが「ナイトツアー楽しいねえ」、ということで急遽開催してくれることになったんだそうです。ミニ上演会とは動かす人形も違うので感動でした。


<< 東京JAZZ 2007! いよいよ今日は… >>