Fumikoガイドによるメトロポリタン美術館ハイライトツアー前編

メトロポリタン美術館(MET)は母がミュージアムショップでの買物を希望していたので必須ポイントでした。この日はGramercy Tavarnランチの予約が1時半。遅くとも1時にはここを出なくちゃいけない状況の中、9時半の開館から3時間半で広い美術館の見所を抑えなきゃ、と張り切って出かけました。
b0031055_2249866.jpgまずは入口のお花を見学。「これも寄付なんだよ。」と解説する。写真がヘタだけど、実物はもっと素敵でした。入場券を買い、インフォメーションで日本語の地図とヨーロッパ絵画、印象派部門地図をもらって正面から入場。グレートホールのバルコニーにつづく階段から2回へ。バルコニーに展示されている中国陶器に既に感動している母でした。
b0031055_22532678.jpg南アジア美術の部屋を通り抜け、日本美術の部屋へ。仏様のお顔が明らかにインド顔から日本顔に変わります。こんな見方をできるのはMETならでは。仏教美術の数々に感嘆する母をややせかして(今思うと反省…。でもまだまだ見るものは沢山あるのだ。)光琳の八橋図へ。やっと実物に会えました!感動。以前日本で見た琳派展を思い出し、レイアウトの妙をじっくりと観察。1つ1つの花はステンシルのように平面的なのに不思議な奥行きが感じられる。
母が、「見て見て、この角度から見るとすごいよ!」というので、屏風の右側へ行ってみる。ホントだ!すごい動きが出てきた。反対側からも見てみる。「こっちもまた違っておもしろいよ。」と母に声をかけると、「いや右側からの方がいい。」と断言。うーむ、確かにそうかも。この人の観察眼、時にするどいんだよな。こういう見方を楽しめるのは、屏風がガラス越しでなく、直接見られるように展示されてるからなんですね。
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b0031055_2384849.jpg移動を開始すると、日本美術の一角に、以前銀座のショップで見たジョージ・ナガシマさんの椅子がいくつも並んでいる部屋が。その小部屋では草月流いけばなの展示準備中だった。準備をしている人達に声をかけると、毎年METで展示を行っているとのこと。
この部屋の窓からデンドゥール神殿が見下ろせることを発見。感嘆の声をあげると、「世界で唯一、日本から見えるエジプトですよ。」と。なるほど。
b0031055_23125071.jpg次は階下のアメリカン・ウイングへ。ここ、大好きな場所です。
ティファニーのステンドグラス、フランク・ロイド・ライトの部屋などを案内。ステンドグラスをもうちょっとじっくり見せてあげればよかった。今日、「ねえ、ティファニーのステンドグラスって見たっけ?」と聞かれてしまったのだ。全体的にちょっと駆け足過ぎたなー、と大きく反省。でも、ツアーはまだまだつづく…。
2階へ上がり、楽器部門へ。母は音楽(コーラス)をやっているので、楽器には興味深々だったみたい。途中、パイプオルガンのバルコニーから武器・甲冑部門を見下ろす。
ここで発見。パイプオルガンの横の壁に、所蔵楽器によるコンサートスケジュールが掲示されていた。以前放送されたNHKの特集番組で、コンサートが開催されていることは知っていたものの、スケジュールが調べきれずにいたのだ。基本的には毎月第1水曜日の午後に開催されているらしい。あー、しまった!3日の水曜日には到着してたのに!次回への課題がまた一つできました。
ここから、また1階へ戻り、エジプト部門へ。デンドゥール神殿(さっきの小窓がちゃんと見えてた!)、メクートラの墓の出土品の部屋を見てグレートホールに戻る。ウィリアム君を見つけることができなかった。ごめん。

b0031055_23204077.jpgさあ、もう一度中央の階段を上っていよいよヨーロッパ絵画部門へ。
と、その前にちょっとリーマン・パビリオンに寄り道。ゴッホのこんな可愛らしい作品がありました。
b0031055_23224117.jpgいよいよフェルメールとご対面。ここはじっくりと。
「やっぱり絵葉書で見るのとは全然違うねー。」と。良かった、良かった。以前、日本語ツアーで教わった、「水差しを持つ女」の洗面器にテーブルクロスが写っている部分や、右腕の下側に光が当たっている部分、白いスカーフごしに髪型が透けて見えているところなどをおせっかい解説。余計だったかな?
私は、前回は展示されていなかった、窓の外をふと見た瞬間を描いたこの絵を見ることができて大満足。
b0031055_2345136.jpgこの後、フィリッポ・リッピ、フラ・アンジェリコ、ボッティチェリなどのイタリア絵画、レンブラント、ゴヤ、ベラスケス、エル・グレコなどのスペイン絵画を見ながら、ここでひとまず前半終了。1階に下りて、冬にクリスマス・ツリーが飾られる中世美術部門を通り抜け(途中タペストリーを観賞)、カフェで一休み。
駆け足な上に私のお腹の調子が悪く、ご、ごめんトイレ、という超ウザいガイド、まだまだ続く。
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by fumiko212 | 2006-05-13 23:56 | -NY art & museum | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from むさじんの部屋 at 2006-05-14 16:25
タイトル : メトロポリタン美術館でメロメロ
美術にまったく興味が無い私でも必ず行ってしまうMET。 今回もやっぱり行って正解。 行くとに慣れなくて迷うし、館内地図見るのも面倒くさくなるし、歩き回ってヘトヘトになる場所なのに、何故か行くと心が穏やかになるっていうか、私にとっては元気がムクムクと湧いてくる出る不思議な場所なんですよねー 今回は雨の日に行って館内だけ見て回ろうと思ってたのに、天気が良かったので結局ルーフガーデンまで行ってよけいバタバタと早回り。 やっぱりMET後にするときには軽い疲労感が。 でもそれ以上に行って良かっ...... more


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