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パリごはん(肉食獣編)

久々、パリ旅行記続編です。
パリは食の都!ガイドブックには星付きレストランがずらっと出ているけど、私が気になるのは普通の人が普通に食べているものの味。パリでは定食屋さん中心に行ってみました。1人でも入りやすいし。一番頼りにしたのはフィガロから出ている「新・パリでお昼ごはん」。この本の著者が選ぶいい店の基準はもちろん美味しいこと、それと、店員さんが客を値踏みしないこと。特に後者はひとりごはんで気持ち良く食事をするためには重要です。

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左岸の老舗デパート、ル・ボン・マルシェの裏手にあるAu Babylone。ここはランチ営業だけの定食屋さんです。ホテルから近かったのでピックアップしておいたのですが、大当たり!前菜はモサーッと出てくるカラフルサラダ。野菜1つ1つがちゃんと美味しい。特にビーツが甘くて美味しかった。ワインは陶器のピッチャーで出てくる。そしてメイン。パリにきたら美味しい羊を食べたいと思っていましたが、これは!羊ってこんなに美味しかったんだ~。付け合せのマッシュポテトもやさしい味で幸せ度高い。デザートはフルーツコンポート。器がかわいい。

パリごはん(肉食獣編)_b0031055_744289.jpgパリごはん(肉食獣編)_b0031055_751769.jpgお店の外観とメニュー。メニューは手書きで解読困難。赤い*印がついているのが今日の定食で選べるメイン料理です。マークは2つついていてどっちか選ぶ。「地球の歩き方」の食材単語帳ページとにらめっこで目指すアニョーにたどり着けました。店員さんはとっても親切で感じよい。
パリごはん(肉食獣編)_b0031055_795227.jpgパリごはん(肉食獣編)_b0031055_7132232.jpgモンマルトルの丘の麓にある定食屋Aux Negociants。歩き回ってのどカラカラだったので食前酒はビールにする。で、上のアニョーとそっくりの皿が出てきました。メニューはこれまた黒板にぐちゃぐちゃに書いてあるのを解読。今度は豚です。羊が肉汁たっぷりだったのに対して、こっちはホロホロになるまでじっくり火を通した感じ。味はかなりしっかりめで最後の方は濃いなーと思ったけど、肉の味もしっかりで美味しかったです。
パリごはん(肉食獣編)_b0031055_719133.jpgパリごはん(肉食獣編)_b0031055_719336.jpg店内と店の外観。このお兄ちゃんが親切に面倒見てくれました。地下のトイレではこの旅一番の恐怖体験をしてしまった。
パリごはん(肉食獣編)_b0031055_7235386.jpgパリごはん(肉食獣編)_b0031055_7242211.jpgワインバーで頼んだ生ハム。ひとりだとこの量はちょっと辛かった。けど、もちろん美味しかったですよ。珍しく外のテラス席に座った。この通りは朝昼夜いつでもいい感じ(庶民派な感じ)で、次回はこの辺に泊まるのもいいなーと思ったくらい。界隈のホテルのパンフレットをいくつかもらってきました。左岸のSeine通りです。
パリごはん(肉食獣編)_b0031055_73032.jpgパリごはん(肉食獣編)_b0031055_7335210.jpg
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肉の加工品専門店で買った、ピスタチオ入りのテリーヌ。これ、絶品でした。店のショーケースの中にあったソーセージやパテも美味しそうだったなー。次回はもっと部屋ごはんにも力を入れたいと思った。白いソーセージはブーダン・ブランという豚の白身肉で作ったソーセージ。美味しいブーダン・ブランはムースのような食感でとろけるよう、という話。軽くソテーすると美味しい、ということで部屋ごはんにするのは断念。本当は評判の店で買いたかったけど、手近なモノプリのデリコーナーで買ってお持ち帰りしてみた。(本当はいけない?)確かにムースのような口どけ。でもちょっと味が濃かったので、単独ではなくサラダに乗っけたりするのがいい感じ。次回は美味しい店のものにトライしたいです。
パリごはん(肉食獣編)_b0031055_7351287.jpgオーヴェール・シュル・オワーズのカフェの奥にあるレストランで。食料品店で見るソーセージがあんまり美味しそうなので、ソーセージを頼んだ。こういうアメリカっぽい一皿は私にとってはほっとする食べ物。フレンチフライにも癒される。

連日の肉食&野菜不足、風邪薬がたたって、帰る頃には口内炎。でも、パリの肉は旨かった!
by fumiko212 | 2005-11-23 07:48 | -パリ(2005/10) | Comments(8)
Commented by yuricoz at 2005-11-23 14:50
ここどちらのお店も素敵ですね♪一人でなんてすごい!!わたしなんて一人の時、前の日に下見に行き、明日何時に又来ます。なんて予約なんてしなくていいのに、なんかおどおどしてたな~と思い出しました。笑
ソーセージは、イタリアだ!!なんて勝手に思っていましたが、この加工品専門店ぜひ行きたい!!です
Commented by berry_paris at 2005-11-23 19:15
わー。どのお店も初めて見ました!そして美味しそう!!!
特に一番上のAu Babylone とても気に入りました。是非メモメモ。次回行かなくては!
ピスタチオ入りのテリーヌも絶品のようですね(^^)
あ~~、パリってどうしてこんなに美味しいものがたくさんなんでしょう!
Commented by fumiko212 at 2005-11-23 19:48
yurikoさん
私もオドオドしてましたよー。外のメニューを凝視している時間が長すぎて怪しかったと思います。
この肉加工品店は古ーい(値段表示がフラン、笑)フィガロに出ていて、ポン・ヌフ橋の左岸側あたりから伸びるDauphine通り30番地Coesnonというところ。この道沿いにもう1軒加工肉屋(135番地Charcuterie Charles)があって、そっちの方が有名らしいです。中村江里子の本が飾ってありました(笑)。マルシェで売ってるのとかもおいしそうでしたよー。お友達さんに美味しいとこ教えてもらってきてください!
Commented by fumiko212 at 2005-11-23 19:54
berryさん
Au Babyloneは本当におすすめです!フィガロ291号のパリ全マップに場所が出ています。基本情報は、Babylone通り13番地、日休、12時~15時、カード不可です。サンジェルマン・デ・プレ界隈でショッピングの日にいいかもしれないです。
テリーヌ美味しかったです♪美味しいパンを買ってきてサンドウィッチにしても美味しいかもー。部屋ごはんもレストランも、どっちもまだまだ食べたりないですねー。
Commented by EMMAZERO at 2005-11-24 00:37 x
うわ~。美味しそう!
今回は、行く前にレストランとか全くチェックできなくて、
行き当たりバッタリだったので、次回行くときの
ために(いつかな?)、メモしておきます~

パリは、”地下のトイレ”が多いですね。
私も別の意味での恐怖体験(一緒かな?)しました。
もう何年も掃除してないだろうと思われるトイレでした。
そこのエスプレッソはすごく美味しかったんですけどね。
Commented by さちえ at 2005-11-24 00:42 x
ブーダンって白もあったんですね。
わたしはビストロで食べるフツーの血のブーダンしか知らなかった。
実は好物♪
パリっていいなー、食べ物にハズレってなさそうで。
トイレの恐怖体験、楽しみにしてます。
Commented by fumiko212 at 2005-11-24 22:09
EMMAZEROさん
お帰りなさーい!秋深まったパリはいかがでしたか?
レストランの下調べもよしあしですが、当りのときは嬉しいですね。
地下のトイレ、掃除は大丈夫だったんですが、ドアをぴっちり閉めないと電気がつかない、というつくりで、地下のトイレで漆黒の闇に包まれた、というのが第1の恐怖。で、その個室にはトイレらしいものは何もなく、シャワーブースのような空間が広がっているだけなのでした。トホホ。
Commented by fumiko212 at 2005-11-24 22:12
さちえさん
ブーダンといえば黒ですよね。白の後ろに写ってるの見えますか?でも種類は白の方が多くて、多分ハーブとかナッツとか入ってるんだと思うのですが、いろいろあるみたいでしたよ。でもブーダン好きのさちえさんには物足りないかも。


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