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熱海で見たガラスの話

めったに家族旅行をしない我家ですが、どういう風の吹き回しか、弟が会社の保養所を予約したと言うので、一家で熱海に行ってきました。私が風邪でダウンしていたので、とにかく行って、温泉入って、食べて、寝よう!というプランで出発!助手席で爆睡すること1時間半で熱海に到着。チェックインまで時間があるし、1ヶ所くらい観光しよう、ということで、向かったのが「起雲閣」。大正時代に別荘として建てられ、岩崎別荘(非公開)、住友別荘(現存せず)と並ぶ熱海の三大別荘の1つだったのだとか。その後、昭和22年からは旅館となり、日本を代表する文豪がここで数々の作品を執筆した、という歴史ある場所なんだそうです。99年からは旅館を畳んで一般に公開されるようになったそうで、観光名所としては新しい場所なんですね。

b0031055_1243954.jpgゴチャゴチャとした市街地の一角に息苦しそうに押し込められた雰囲気の外観。中に入ると、立派な庭園をぐるっと囲むように、よく手入れされた古い家屋が並んでいました。

b0031055_1253849.jpg一番古い「麒麟」という建物がこの写真。
b0031055_1262151.jpg内装は旅館時代に何故か青い壁に変えられたそうですが、これはこれで不思議と落ち着きます。和室というのはこうして縦横に線がピシッと通っていて、清々しさがありますね。
b0031055_1303852.jpgそして、この木枠で縁取られた窓ガラスに釘付け。庭の風景が陽炎のようにゆがんで見えるので、ガラスに近づいてみると、表面が微妙に波打っている。そう。この窓ガラスは全てハンドメイドなのだそうです。一体どうやって作るんだろう?ハンドメイドのガラスというと、筒の先でプーッと膨らますガラスしか思い浮かばないのですが、当時は板ガラスもハンドメイドだったのですね。なんともいえない軟らかさがあります。母が「割れちゃったらどうするのかしら?」とつぶやくと、近くにいた案内係の女性が「もう2度とつくれないですね。」とのこと。そのひと言で、益々このガラスが宝石のように見えてきました。
b0031055_1363351.jpg外側に回ると景色が窓に映っていました。その映り方も、蜃気楼のような(蜃気楼を見たことないけど)、不思議な感じでした。写真であの雰囲気を再現するのは私の腕では無理でした。このガラスを見るだけでも行く価値ありです。熱海で時間を持て余したときは、是非!




b0031055_1453157.jpgこのタイルの床と、
b0031055_146270.jpgこのランプが気に入りました。でも、和室を見た後だと、洋館は重苦しい感じ。やっぱり日本人は木と土と紙の部屋が落ち着きます。

by fumiko212 | 2005-07-06 01:48 | -国内旅行 | Trackback | Comments(0)
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