11月6館目:ルーベンス展・常設展/国立西洋美術館

5月に目標を立てたのは1か月に3回は美術展を観ること、そしてその感想をブログに書くこと、だったのですが、後半の目標は達成できませんでした。また一番最近の記憶でルーベンス展について。

今まで、私が能動的に観る西洋絵画と言えば近代の印象派以降のものだったけど、古典絵画の面白さが少しわかったかもしれない。バロックという定義は今でもよくわかってないけど、この時代の絵画をもっと見たくなった。夏前にやっていたベラスケス展、観ておけばよかった。来年、東京には来ないけどカラヴァッジョ展が観たい。

この展覧会は洋画家の先生と一緒に見ることが出来て、自分がカラヴァッジョ的(写真で瞬間を切り取ったような場面が描かれている)と思った絵画について先生に質問したところ、「全然違う。カラヴァッジョはもっと俗っぽい。例えば背景の描き方など、カラヴァッジョなら真っ暗闇に塗りつぶすところも描かれている。ルーベンスはもっと豊かだ。」と。すごく納得できた。

「ルーベンスは豊か」この展覧会はこの一言につきます。

それと、常設展にルオーの作品が1点あったので、私が先日ルオー展を観たときに感じたことを質問してみた。厚塗りなのに透明感があるのは、下の明暗の表現であの独特の厚みを出し、色彩は薄く重ねているのでは?という疑問。これも不正解で、ルオーは毎日毎日作成を完成させていた、その結果あの厚みまで塗り重ねられたのだとのこと。ああ、私はやっぱり何にもわかってないんだな~。でもそれを聞ける先生がいるって幸せだなと感じたひと時でした。

常設に展示されているセザンヌを見た先生の苦笑いも印象的で「これは、、、、もう何も言えない。」つまり、「セザンヌ絵画の特徴である自然を円筒形と球体と円錐体で捉え、画面をかっちりと構成する特徴が表れていない。印象派の絵画はフォルムをぼんやりとなくしてしまった。もう一度画面をしっかり構成することをセザンヌはやった。」とのお話を聞いて、おなかにストンと落ちるように理解できた。

自分はとにかくちゃんと見ていないしそれを言葉で表現するのも稚拙。5月から美術展を観てその感想を書くことを続けた結果、はっきりとわかったことです。元々、それを強化したくて今年をアート強化年と位置づけてやってきたけど、あまり上達せずに終わったのは残念。でも、積極的に見に行こうと思ったことで、今まであまり見なかったジャンルや時代、画家の作品を観る機会に恵まれた7か月だった。なぜか中途半端な7か月という期間ではありましたが、これにてアート強化計画は終了。でも、これからもフットワーク軽く見たい展覧会に行くようにしたい。

感想を書けなかった展覧会は以下の通り。
10月7館目:ムンク展/東京都美術館
10月8館目:黒田記念館
11月1館目:冬の浜口陽三展優雅なオブジェ/ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
11月2館目:仏像の姿/三井記念美術館
11月5館目:ピエール・ボナール展/国立新美術館
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by fumiko212 | 2018-12-05 21:26 | アート | Trackback | Comments(0)
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