9月番外:桑原弘明さんのスコープを観に恵比寿ギャラリーめぐり

ノグチ、メディアアートを見た後は、新宿のヤマハで1時間チェロの練習をし(発表会直前だった)、最後の力を振り絞って恵比寿の2つのギャラリーに出ている桑原弘明さんのスコープを観に行きました。

まずは東口側のMalleという画廊へ。グループ展で桑原さんの作品は2点。1つはガラスドームに入ったもの、スコープは1点。実は長らく桑原さんの作品を観ていなかったのです。いつからか情報を追いかけられなくなって。それが最近、日曜美術館で、青森県立美術館にスコープが展示されているというのを見かけたことで思い出し、ツイッターのアカウントを見つけて、この展示のことを知りました。感覚では10年ぶりくらいじゃないか?と思ってブログを見直したら、2011年に見てました。それでも7年ぶり。何が変わったって、自分が老眼になったのがつらい。あの小さな作品を観られるのか?老眼鏡をかけて見たら何とか、、、自分の記憶もあいまいだけれど、以前見たものよりも一段と小さくなったように感じました。数カ所から光を当てたように記憶していたけれど、今回観たものは1か所からのライトのオン・オフで見るものでした。正直、小さすぎてちょっとよくわからなかった。後日、ご本人が鏡に何が映っているかわかりましたか?とツイートされていて、鏡があったかも思い出せない体たらく、、、情けない、、、同時に展示されていた四谷シモンの「人形の手」。手の木彫、、、最近これに悩まされていたから、なんでこんなに繊細に!!!とくぎ付けになりました。こういう表現もあるのか。

もう1軒は西口のロータリーからアトレの裏に少し坂を上ったところにある、LIBRAIRIE6という画廊。こちらもグループ展に出品されていました。こちらのオーナーは若い女性で、小さな空間に書店も併設されているおしゃれなギャラリー。この方がとても気さくな雰囲気だったので、桑原さんを観るのは実は10年ぶりくらい(その時はそんな感覚だった)なんです、と話したところ、そのころと違って、今はもう桑原さんの作品はとても買えるものではなくなってしまったんですよ~とのことでした。今は新作の個展の3日前から徹夜で並ばないと買えないし、お値段も、、、とのこと。自分のブログを見返すと、2008年の個展のことが書いてあって、作家さんご本人がいくつも空いた明り取りの窓からペンライトで照らしてくださったことが思い出されます。こちらの画廊で見た作品は明り取りの窓が2か所。2008年の作品では6通りの見え方があったようです。作品が一段と小さくなったように感じたので、小ささを追求する方向に進んでおられるのかも?今回の展示品が偶然そういうものだったのかな?この画廊にももう1点スコープ以外の作品が出ていました。文鳥の卵を使ったというこれまた繊細すぎる作品。めまいがしそうです。他の展示作品ではヒグチユウコさんのペン画がすごかった。年明けに世田谷文学館で個展があるそうなので是非とも見たくなりました。それから山下陽子さんという方のコラージュ作品も良かった。

日曜美術館の話に戻ると、青森でスコープが展示されていた企画展は「めがねと旅する美術館」というもので、桑原さんのスコープ作品のタイトルは「星を売る店」。ムットーニもテーマにした稲垣足穂の同名の短編小説が題材なのではないかな?観てみたい。この展示、現在は島根に巡回中で、11月には静岡県立美術館に巡回するそうなのです。スコープ以外もテーマ自体が面白そう。忘れないようにしないと~。

[PR]
by fumiko212 | 2018-09-24 02:26 | アート | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://fumiko212.exblog.jp/tb/28680186
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


<< 9月5館目:内藤礼 明るい地上... 9月4館目:オープン・スペース... >>