6月1館目:酒器の美に酔う/静嘉堂文庫美術館

前回のエントリを読み直したところ、「月に2回くらい」とか守りに入ったことを書いていて恥ずかしい。月3に修正します。というのも、ごく最近知り合ったばかりの方に展覧会のチケットをいただきまして、さっそく1館見に行けました。ありがたや~。自分ではきっと選ばなかったであろう、工芸品の展覧会です。
酒器なので陶器が中心で、古いものだと青銅(一番古いものは紀元前14世紀頃のものだった)、それと漆器が少しずつ。後は当時の風俗がわかるような絵画。
私が一番食いついたのはやっぱり絵画で、お酒にまつわる時代ごとの風俗みたいなものが描かれていたのが面白かった。例えば、酔っ払うのは悪くないという考え方があったなんていうのはとっても東洋的だと思った。漢詩の詩人だったかな、酔うと名作がボンボン生まれたなんていう解説もあって、それってどうなのかなあ、、、と私などは思ってしまうけど。「客は酩酊するのが酒宴の主人に対する礼儀だ」という記述もあったりして。昭和のサラリーマン社会には結構こういう考え方が残っていた気がする。
それと「かわらけ」についての説明も、江戸時代(だったかな?)の杯はもっぱら素焼きのもので、使い捨てされていたそうな。いつでもまっさらな新品の「かわらけ」を使い、一度使ったものはけがれているということで廃棄していたのだとか。お神酒には今もその考え方が残っているけど、人間もそうしていたのですね。日本人の清潔好きってやっぱりこういうところからきてるのかなあ。

肝心の酒器の展示について。一言に陶器と言っても、本当に種類がいろいろあるんですね。数を見ることで見方もわかってくるのでしょうけれど、今の私には、この地の色はきれいだなあ、とか、この絵柄は豪華だなあとか、中世にこんなモダンな柄があったんだ!とか、そんな見方しかできていません。
今回、美術班活動に力を入れるにあたって、ぐるっとパスを買おうか迷っていたのですが、入場できる施設の企画展をチェックしたところ、今年は陶器の展覧会がやたらと多いのです。陶器が好きな方にとってはすごい当たり年なのかも。我らが世田美も次回は陶芸家の展覧会です。まずは好きな作家とか窯とか産地とかに出会えると、そこを手掛かりに見方が広がるのかもしれない。静嘉堂で見たのは上流階級の器という感じだったけど、例えば民芸の作家の作品なんかだと好きなものが見つけられそうな気がする。そうそう、去年、金沢の石川県立美術館で見た九谷焼の緑も素敵だったなあ。

は~、美術班活動をして感想を書く、と意気込んだものの、こんな程度しか書けない自分が情けない。しかしあきらめずに続けます。

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by fumiko212 | 2018-06-07 22:45 | アート | Trackback | Comments(0)
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