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嫌いなものに近づかない方法

羽生君のフリーの演技を今日の再放送でじっくり見ました。昨日は見てなかったから。
素晴らしかったですね〜。鳥肌たちました。感動しました。音楽や衣装も羽生君に合ってましたね。持っているはずのない剣や背景が見えるようでした。会場の空気がガラリと変わりましたよね。全体が明るいのにスポットライトを浴びているようで。
毎日、こういういいものばかり見ながら暮らせたらどんなにいいでしょうね。

実際はそうはいかないのが現実です。なのでなるべく近づかないようにしたいと思ってます。

まず、ニュースは見ないようにしています。朝は時計代わりにEテレです。少し前に三谷さんが新聞のコラムに書いていた6時半〜7時の番組、私は震災後の頃から見ています。今は「にほんごであそぼ」「0655」が面白い。少し間が空きますが7:25の「デザインあ」もいいです。
それでも気になるテロのニュースは7時からBS1で見たりしました。後は知りたければ新聞で十分。

もう一つ嫌いなのが、Facebookで誰かがシェアしたりいいねしたりで表示されるものの中で、社会への問題提起とかそういうもの。結構頻出します。暇に任せてつい読んじゃうのはなんでなんだろう?シェアやいいねは出てこない設定とかあるのかしら?よくわからないからシェアやいいねが多い人は非表示にしてます。

ネット上やマスコミで優勢と見える意見てなんかずれてるというか実社会を全然反映してないような気がするのです。NHKのツイッターの担当の人の本を読んだ時にそのことが書いてありました。はやぶさの中継をしなかったことでタイムラインが炎上してしまったエピソードです。担当さんが電話の問い合わせもさぞ多かったのだろうと担当部署に聞きに行くと、はやぶさに関しては1件もないかあっても数件だかだったという話。

先日、NHKでドナルド・キーンさんの特集番組を見ました。その中でのキーンさんの言葉。太平洋戦争に関する場面だったと思いますが「日本人は熱狂しやすいところがある」と。私が特に震災以降、マスコミの加熱報道みたいなものやネットの炎上、バッシングなどで感じていた日本人の怖さをよく言い表していて背筋が寒くなりました。熱狂しやすいというのは日本人の習性なんだということはもはや明確です。

日本でもしISによるテロが起こったら?熱狂しやすい日本人はとんでもない選択をしてしまうのではないか?

先ほどのキーンさんの話に戻りますが、戦争中の谷崎潤一郎の日記を読んだキーンさんが谷崎が戦争中も世論に迎合していなかったことを知るエピソードがありました。熱狂の渦に惑わされない冷静な心。かっこいいです。

9月まで再放送していた「あまちゃん」の中のキョンキョンのセリフ。
ユイちゃんを東京に行かせた方がいいか、行かせない方がいいかと噂する男どもに「どーーーでもいい。つか、関わりたくない。」
ユイちゃんの歌唱指導中の弥生さん(渡辺えりさん)が「もう少し優しく教えてあげてください」と言われて一喝「うるせー!ここはオラの独壇場だ!」
どっちも好きなんだよな〜。

話があっちこっちになりました。
嫌いなものは勝手に近づいてきたり、生活に入り込んでくる、という特性があるようなので、意識的に近づかないようにするのが肝要だと思う今日この頃、というお話でした。
by fumiko212 | 2015-11-30 01:07 | Comments(0)


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