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バスクに行きたい

フランスとスペインにまたがる地域で独自の言語を持つバスク人が暮らすバスク地方。中心地サンセバスチャンには人口比では世界一と言われるほどのミシュラン星つきレストランがある美食の街であり、ビルバオにはグッゲンハイム美術館がある現代アートの街でもあり。そんな華やかさに目が奪われがちですが、そもそもは力のある美味しい食材が豊富な土地と、家で厨房に入れない男性が存分に料理し食べるための美食倶楽部なるものがあるほど食いしん坊のDNAを持っているバスク人が一番の魅力。パリに行くたびにちょこちょこバスク食材を持ち帰っているもののバスクの地は遠い。
前々から行ってみたかった東京でバスク料理の食べられる店、アバスクにやっと行くことができました。
現代アートとバスクを愛する友人たちと、六本木でLOVE展を見てからアバスクへ。まさにバスクな夜。
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食前酒は酸味が少し強めというバスクのシードル。バスクのグラス、ボデガで登場して気分が盛り上がる。爽やかなシードルでした。
この日は残念ながらバスクの微発泡ワイン、チャコリは飲めず。
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本当のバスク料理は食べたことがないので本で読んで想像しているだけですが、バスクの伝統料理そのまんまではなくて洗練されたバスク料理っていうイメージのお料理の数々でした。でも、パリで食べたバスク風=エスペレットがかかってる、というのよりはもっとバスク色は強いと思います。
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赤ピーマンに蟹を詰めてある。メニューを確認すると「ずわい蟹のピキオ 赤ピーマンのソース」と書いてある。これ美味しかったです。
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塩鱈のピルピル。ピルピルというのはバスクの伝統料理です。鱈をずしりと重い陶器の専用鍋でじっくりと焼くと鱈の脂がじわじわ出てくる、その脂を根気よく揺すりながら乳化させてソースにする(その過程でピルピルと音がするらしい)というお料理。(本で読んだ記憶。その本では塩鱈でなく干し鱈でする料理と書いてありました。)結構しょっぱい。でも干し鱈だったら同じようにしょっぱいはずだからきっとこういう料理なんだと想像。この脂をポテトに絡めると美味しい。
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デザートはフルーツサングリアとヨーグルトシャーベット。ライチが入ってた!華やかな香りのサングリアソースとあっさりしたヨーグルトシャーベット、最高の組み合わせでした。(^^)
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ガトーバスクはかなり斬新な形。普通のが食べてみたかったけどこれはこれで美味しい。
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オサレなバスク料理の数々、大げさすぎなくて遅い時間から食べるのに丁度よく、満足でした。
次なるバスク料理屋さん、既に選定済みなのでまたここで報告します。
by fumiko212 | 2013-06-26 18:33 | カフェ・レストラン | Comments(0)


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