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NYで楽しむ音楽とアート その1 リバーサイド教会のパイプオルガン

5月のNYの話、現地から日々の日記をアップしていたのですが、1つずつ振り返りながら思い出してみようと思います。

その前にちょっと前置き。
いい年をして情けない話ですが、私にとってNY旅行は経済的にかなり分不相応なイベントです。ましてや一人旅となるとホテル代が重くのしかかる。せっかくの旅行なのだから現地で節約するのは無粋の極みとはわかっているけれど、現地でのエンタメ費や食費、買い物などの滞在費については以前のようになんでもかんでもお金出しちゃう!という勢いはありません。
もう一つ言い訳するとNYなら何でもいいという時代は私の中では終わっているというのもあります。最初のころは何を観ても聴いてもさすがNY!と感動しまくっていました(そんな自分に酔う、が正しいかも)が、様々な理由で今はそうは思わなくなってきました。以前なら、せっかくNYに来たんだから、という理由だけで、滞在中1度はジャズを聴きに行こう、ミュージカルを見よう、オペラを見てみよう、美術館に行こうと予定を組んでいったのですが、今では聴きたいプログラムがなければジャズクラブに1度も行かないこともあるし、美術館は企画展で選ぶし、ミュージカル、オペラに至っては自分に楽しむ力量がないことを思い知って諦めています。

そうはいってもせっかく芸術の都NYにいるのにアートもエンタメもなしじゃそれこそ無粋の極み。そこはきっちり楽しみたいとは思っています。そこで、マンネリ化した自分の中のエンタメ・アート情報検索をもう一度見直し。いつもより少し幅広く情報を検索して予定を組み、さらに現地でも情報を入手したりしていつもとは一味もふた味も違う充実のエンタメ・アート体験ができたように思います。

その1つ目がリバーサイド教会のパイプオルガン。
「エルムンド」で知ったのですが、この教会のパイプオルガンはNYでも有数の規模を誇るのだそうです。番組ではこの教会のパイプオルガンの調律を担う男性を取材していました。この男性は子供のころに聴いたパイプオルガンのレコードに衝撃を受けパイプオルガンの調律師を志したのだとか。長いキャリアの末、10数年前にそのレコードが録音されたリバーサード教会の調律師となりました。
パイプオルガンのパイプは外から見えているだけでなくその裏側にも無数のパイプが仕込まれています。パイプは見慣れた金属製のものだけでなく木製のものもあり、本数はちょっと記憶があやふやですが確か数千とか1万といった単位の数でした。その1本1本を調節しながらオルガンの音を作っていくのです。その作業を演奏のたびごとに行うというから驚きです。調律後はその日のオルガンの状態を演奏者に伝えるのだそうで、演奏者も彼の調律を絶賛していました。
このレポートを見てから、ぜひ実際の演奏を聴いてみたいと思っていました。

教会のHPを見ると、ミサは定期的に行われていますが、果たして毎回パイプオルガンの演奏を聴けるのかが今一つはっきりしません。一番大きなミサは日曜日の朝だろう、と考えて、時間に合わせて教会に行ってみました。聖堂の中に入りしばらく待ってみましたが、人がパラパラと集まってはいるもののどうもミサをやっている気配はあまりせず。そういえば、来るときに教会の入り口を尋ねた男性が「まだ早いよ。今日は10時○分からだよ。」と言っていたことを思い出しました。確かにその時間にミサはあったけれど、それはイースターの第4週だったかのミサで、私は朝一のミサが目当てだったので気に留めなかったのですが、どうも今日は朝のミサはなしだったようです。
教会の受付で、パイプオルガンを聴きたいのですが、、、と尋ねると、やはりイースターのミサの時間に来ればよいとのこと。いきなり予定が狂ってしまいましたが、ぜひとも聴きたいオルガン、時間をつぶして再訪しました。2時間近くかかる長尺のミサでしたが、参加者も多く地域に根差した教会の活動の一面に接し、貴重な体験となりました。オルガンの演奏も数回あり、石造りの大聖堂全体を震わす迫力の響きを体中で感じることができました。日本のお寺で護摩を焚くときにお堂を揺るがすような太鼓の音が自分の厄を落としてくれるように感じますが、このオルガンの響きにも同じような厄落としのパワーを感じました。

写真は教会の美しいステンドグラス。
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教会のミサをエンタメのくくりで語るのはあまりにも失礼とは思いつつ、音楽でもあるということでこのカテゴリにさせてもらっています。
by fumiko212 | 2012-09-12 22:10 | -NY entertainment | Trackback | Comments(0)
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