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春の美術班@根津美術館

b0031055_21161329.jpg1月に計画した春の美術班活動では根津美術館で2つの光琳の屏風(燕子花図と八橋図)を見ることになっていました。
残念なことに、当初予定していたこの展覧会は延期になってしまったので、今日は1つだけ、国宝の燕子花図屏風を中心とした展示を鑑賞。

八橋図は以前METで見ていたので、燕子花図もその延長でさらに要素を絞ってよりシンプルになったものを想像していました。ですが、実物は八橋図の燕子花よりも花の一輪一輪に重量感があり、濃淡2つの藍色が鮮やか。また、左右の屏風で視線が上下にずれている様子は印刷物では気付かなかったことでした。右の屏風の燕子花は低い位置から見上げたように、左側は上から見下ろしたように描かれているように見えました。

この1枚を見られただけで十分満足でしたが、他の展示も興味深かったです。
特に印象に残った作品が2つあります。
1階のホールに展示されていた中国の古い仏像。日本の仏様よりも彫りの深い顔をした仏像を明るい美術館の展示室で見ていたら、METの東洋美術の展示室を思い出してニューヨークに行きたくなってしまった。両手に奉物(?)を持った天女が飛んでいたレリーフ型の仏像が好きでした。6世紀とか7世紀とか、1000年以上前のものなのに石造とは思えない繊細な着衣の表現に釘付けでした。仏像を愛でる女性が増えているそうですが、これははまるかも、とちょっと共感。
もう1つが本阿弥光悦の書で、和漢朗詠抄というもの。流れるような漢字と仮名が混じった書を見て、以前、琳派の展覧会による俵屋宗達が鶴の群れを飛ぶ下絵に光悦の書という巻物の展示を見たことをすぐに思い出しました。あの時も絵よりも書が主役だなーと思ったのですが、今回の筆も素晴らしかったです。書を鑑賞する楽しみがすこーしわかったような。もっといろいろな作品を見てみたくなりました。
そのほかの展示は茶道具や中国の青銅器、螺鈿や蒔絵を施した棚と卓などバラエティに富んでおり、東洋芸術の守備範囲の広さを改めて認識しました。螺鈿の貝に細かな細工がなされた卓も素晴らしかったです。

燕子花図だけを目当てに観に行ったようなものでしたが、仏像、書、工芸品、茶の湯の世界など、もう少したくさんの種類を見たい作品分野に出会えたました。さらには何も予定のなかったGWに、どこかの菖蒲園に行こうと思いついたのも大収穫。

人が生み出した美しいものの次は、自然の美を鑑賞。素敵なお庭散策の話へとつづく。
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by fumiko212 | 2011-04-17 22:11 | アート | Trackback | Comments(0)
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