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夏の金沢紀行 その2 金沢21世紀美術館

兼六園を小1時間散歩したあとは、いよいよ旅のメインイベント、金沢21世紀美術館へ。

b0031055_20232761.jpgb0031055_20234462.jpgまずは屋外作品から。
空豆のような、白玉団子のような、シルバーのオブジェが可愛らしい。
b0031055_20252194.jpg円形の美術館の建物の回りは芝生に覆われていて、あちこちにこんなラッパが突き出しています。ラッパは2つ組になっていて、地中でパイプで繋がっているそうで、呼びかけるとどこかのラッパに声が届く、という仕組み。ちなみにこの2つは仲良く並んでいますが、パイプは繋がっていませんでした。みんなで繋がっているパイプを探すのも楽しいかも?

館内は無料展示エリアと有料展示エリアに分かれています。基本的に企画展は有料、常設展は無料。でも小さな企画展は無料だし、常設でも、人気の「スイミング・プール」に潜るには企画展のチケットが必要です。

現在開催中の企画展は「愛についての100の物語」。展覧会は8月末までの開催なのですが、8月から始まる横尾さんの展覧会の準備のため、展示スペースが半分に縮小されていました。
展示は1つの展示室に1作品という贅沢なもので、例えば展示室1は、薄暗い部屋に舟越桂さんの彫刻が1点だけ。作品との対話が実現する空間です。
タイトルや作家名をメモしてこなかったのですが、自分の心拍数を電球の瞬きに移し、天井からぶら下げた300個の電球が、300人分の鼓動で瞬く作品が印象に残りました。部屋に入ると、300個の電球が瞬いているのですが、片隅にあるセンサーを両手で握ると、いったん全部の電球が消えます。しばらくすると目の前にある大きな電球が自分の鼓動の速さで瞬き始め、それが天井から吊り下げられた電球の1つに移ります。そこから1つずつ電球が灯り、私の前にセンサーを握った300人の鼓動と一緒に部屋全体の電球が瞬く、という作品で、自分の鼓動が天上の電球に移り、ほかの人たちの鼓動とともに瞬きだす瞬間は感動的でした。そして、次の人の鼓動が加わると、自分の鼓動は一つとなりの電球に移っていくのです。たくさんの人に囲まれて、それぞれの人と繋がっているようで、じわっときました。
他にも、古い窓をバベルの塔の様に積み上げた作品や、エジプトの遺跡のような巨大な壁面に黒々と開いた大きな穴(実際は表面に描かれている?)を見上げる作品等が印象に残っています。企画展では、たくさんのワークショップやパフォーマンスも行われていて、近くに住んでいたら、いろんな形で美術館とかかわれそうで、羨ましい限りでした。

さて、いよいよ念願の「スイミング・プール」の中に潜ります。アルゼンチンのアーティスト、レアンドロ・エルリッヒの作品。
雨降りだったので、水面に落ちる雨粒が輪を描いていました。
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もちろんここで記念撮影。子どもたちはおおはしゃぎ、大人もみんな嬉しそうです。
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今度来たときは青空を見上げてみたいなー。雨には雨の良さがありましたけどね。
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外に出ると一瞬雨がやみ、プールサイドに出ることができました。(雨天だと出られません。)
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下に潜っている人たちがこんな風に見えます。知らない人同士なのに、なんだかお互いに嬉しそうに手を振り合います。この作品、何てことないのにみんなが大好きな理由がわかった気がしました。ここにいると、自然と笑顔になってしまうんですよね。
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これも企画展の一部かな?床一面に塩で幾何学的な模様を描いた作品です。製作過程を思うと気が遠くなります。
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これも作品の1つ。できたひょうたんは乾燥させて楽器にするのかな?
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続いて、企画展示室で編み物作家の広瀬先生と西山美なコさんのコラボ作品「ニットカフェ・イン・マイルーム」を鑑賞。カラフルなニットのコサージュで覆われたラブリーな部屋でした。ニットのコサージュを編むワークショップが開催されていて、自分の編んだコサージュが作品の一部に使われるとのこと。時間があれば参加したらおもしろいかも。

美術館を半周したところで、こちらも念願だったタレルの部屋に到着。白い漆喰の壁と石の床で覆われたがらんとした部屋に入り、壁際の石のベンチに座って天上を見上げると、そこには明るい空が切り取られ光っていました。天上のつくりが不思議で、天上の厚みがまったく見えないので、平らなスクリーンのように見えてくるのです。
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この窓から空を眺めるのは、波を見ているように、いつまで見ていても見飽きることがない。夕暮れ時に空の色が変化する様がとても美しい、という話なのですが、今回は日没体験はできず。作品名は「ブルー・プラネット・スカイ」。ここは晴れた日にもう一度訪れたいです。
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ここも素敵です。友禅柄の壁画。華やかです。
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椅子もかわいい。
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最後に中庭にあるパトリック・ブランの「緑の橋」。金沢の気候に適した70種の植物が植えられているそうです。この先、どんな風に変化していくのでしょうね。
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こうしてみると、かなり盛りだくさんですが、展示スペースが半分になっていたこともあって、もうちょっと見たい!というボリュームでした。全展示スペースがオープンしていれば、ちょうど良い広さかな。
ミュージアムショップは書籍がとても充実していました。ミュージアムカフェはもうちょっと頑張って欲しい。ここではとりあえずランチをして、絶品金沢スイーツを求めて、県立美術館に移動。こっちのミュージアムカフェはすごいですよ~。お楽しみに!

つづく。
by fumiko212 | 2009-07-27 21:44 | -夏の金沢紀行2009 | Trackback | Comments(4)
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Commented by oshi001 at 2009-07-27 23:15
日本の都市ベスト5に金沢が入るくらい好きな街です。
Commented by さちえ at 2009-07-27 23:39 x
ますます行きたくなりました!
スイミング・プール、いいなぁ。
エルリッヒはシャネル・モバイルアートの作品がすごく印象に残っています。
マイルがすっからかんになってしまったので、国内旅行は当分無理ですが(笑)
続きのレポも楽しみにしています!
Commented by fumiko212 at 2009-07-28 19:03
oshiさん
ベスト5とは、すごいお気に入りなんですね!
私も今回は「住んでみたいなー。」と思いました。でも冬の寒さに絶対に耐えられない、とすぐに諦めましたが。最近、仕事さえあれば、地方の魅力的な町に住むほうが、人口密度の高い東京に暮らすよりもずっと豊かなんじゃないかと考えることが多くなりました。年かなー。笑
Commented by fumiko212 at 2009-07-28 19:11
さちえさん
>エルリッヒはシャネル・モバイルアートの作品がすごく印象に残っています。
全然気づいていませんでした!モバイルアートのどの作品の人だ?って検索したら、自分が気に入った水溜りの作品の人だったんですね!なんだか嬉しいなー。今回、名前を覚えたので、これからは気にしておきます。


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