長々と書いたブログが投稿と同時に消えた…。
もう長々とは書き直さないけど、先日、見ず知らずの方からとても親切にしていただいた出来事がありました。自分の失敗でちょっとトラウマになりかけていたことに関わることで、これをきっかけに克服できそうです。仕事上とかではなく、大勢にはまったく影響はないんだけど、自分的には結構凹んでたので。 それで、もう20年近く前になりますが、仕事でメンタルがかなり落ちてた時期にこのブログに見ず知らずの方からすごく励みになるコメントを頂いて、救われたことがあったのを思い出しました。 生きているとそういうことってあるものなんですね。もちろん友人知人にとても良くしてもらってありがたかった場面もたくさん経験してきたし、がんばったことが巡りめぐって自分を助けてくれたり、ニューヨークで小さな奇跡みたいな経験をしたり、そういうこともあるけど、なんの伏線もなく、突然現れる親切な方って、もしかしたら私の守護天使なのかなあって思ってしまう。今回の方も、ブログのコメントの方も、きっと現世でお会いすることはないと思うんですよね。 #
by fumiko212
| 2023-06-09 23:36
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2週間前、5月21日に福島市で行われた「ふくしまチェロ・コンサート」に参加しました。
東日本震災の復興祈念を掲げたコンサートで、500人のチェリストが福島市の体育館に大集合して合奏するというイベントでした。北海道から九州まで、日本全国からの参加者が集いました。 私がこのコンサートに参加するきっかけは、同じ先生に習っている同門の方お二人と知り合うきっかけがあり、そこで偶然お二人とも参加予定とのことで興味を持ったのです。東京チェロアンサンブルも出るんだよ~、と聞いてさらに興味津々。帰宅して早速ググると、当日のプログラムが出ていました。福島県ということで、古関裕而メドレーが含まれていました。朝ドラ「エール」の最終回の録画を消せずにいる私にとってはかなり魅力!「イヨマンテ」は入っているのだろうか…。さらに、YouTubeで聴きまくっていた東京チェロアンサンブルの「レ・ミゼラブル・メドレー」も入っている!(演奏は東京チェロアンサンブル)そしてベルリンフィル12人のチェリストも弾いているクレンゲルの「讃歌」も!これはやった方がよいのでは!?申込期限はかなりすぎていたのですが、東京での練習会はこれから始まるところ、と聞いて、深く考えずに勢いで申し込みました。4パートに分かれていて、もちろん4パートに申し込みましたよ。(同門のお二人は2パートとのこと。練習が始まったらめちゃ難しいパートを弾いておられることを認識し、4パートでも落ちる自分…同じ先生に習っているのにナゼ…?) 数日したら楽譜が送られてきたのですが、アンコール含めて10曲。譜めくりもほとんどしたことのない私がこんなに沢山こなせるんだろうか?と印刷しただけで不安になり、弾いてみてさらに不安になりました。ゆっくりなら弾けるけどYouTubeで見つけた音源とあわせて弾くとついていけなかったり、タイミングが分からなかったり、憧れの「讃歌」は10パートが割り振られたのですが、ずーっとピチカートでこれまた不安に。。。 初の練習会は不安しかなかった。実際、ディビジョンはどっちを弾くとか、当日に知ったことも多くて、準備はほとんど役に立たず、聞きに行っただけ、みたいな感じに。それでも、本番の指揮をしてくださる田中健先生のご指導が素晴らしく、また、既存の音源がなかったオリジナル編曲(小林幸太郎さんによる)「東北民謡メドレー」のかっこよさに痺れ、とにかく楽しかった。チェリストが100人も集まった光景も幸せでした。 練習会は3回参加できて、まあ少しずつ弾けるところも増えたり相変わらず落ちたりしながら、あれよあれよと本番前日、これまた自分にとっては初の東北道、初の一人長距離ドライブで福島に向かったのでした。新幹線で向かわれる同門のお二人にLINEで励まされながら、なんとかリハまでに体育館にたどり着けた。着いたらわりとすぐにリハが始まり、4時間超のリハをなんとか完走。遠くに見える宮田大君の姿を拝み、今私は一緒に演奏している…!と感動したりしながら、今まで100人だったのが一気に500人になり、指揮を見ないと大変なことになることとかを知った。 この日、一番感動したのは、共演してくれた福島県の高校生たちの合唱でした。今までチェロだけで合わせてきた、古関裕而メドレーや民謡メドレーに合唱が加わったときの感動!その合唱が田中先生の指導でもっともっと良くなっていくのです。民謡メドレーの中の1曲、岩手民謡の「チャグチャグ馬コ」の編曲が本当に素晴らしく、大きなうねりのようなチェロに女声合唱が加わるところで、気づいたら涙が出ていた。このスイッチが切れなくて、本番まで、ここに来ると必ず泣いてしまう。歌声とチェロの響きが混じり合って天にも昇る美しさ。最高に気持ち良く演奏してる自分がいた。 イヨマンテを歌った男子もすごかった!男声も女声も大人の合唱にはないピュアさがあるというか、きっとあの年齢でしか出せない声があるように感じました。それが心の琴線に触れまくるのです。福島は合唱が盛んと聞いていましたが本当にレベルが高かった。そしてその高校生の合唱を一瞬でもっともっと引き上げる田中健先生のご指導も本当に素晴らしい。 前夜祭というものが企画されていたのだけれど、真っ暗な夜道の運転とか無理なのでそそくさとホテルに帰り、翌朝はマラソン大会で交通規制があるというので5時半にアラームをかけて就寝。参加者特典で、9時から東京チェロアンサンブルのレ・ミゼのリハを見学できるそうで、これには絶対遅れたくなかったので、交通規制がかかる7時半には規制エリアを抜けなければならなかったのだ。 リハーサルで聴いたレ・ミゼはやっぱり素晴らしく、猛烈にレ・ミゼを見たくなった。YouTubeで聴いたときに、「I dreamed a dream」を演奏されていた荒井結さんの音が私の理想のファンチーヌだったんだけど、生で聴くファンチーヌ、じゃなくて荒井結さんのチェロの音が理想過ぎて鳥肌でした。チェロじゃなくて人なら帝劇のオーディションを受けて欲しいくらいに理想。。。荒井さんはエポニーヌの曲も弾くのだけれど、エポニーヌはエポニーヌなんですよ。すごいよね~。N響チェロ奏者でもある宮坂さんが弾くテナルディエはもう弾く姿も含めてじゅんさんぽいんだよ~。酒場でチェロがあったから掴んで弾いた、みたいに弾いてるの。テナルディエの踊ってる姿までもが音になって表現されてた。プロってすごいな~。one day moreでジャベールの旋律を弾くのは女性奏者だったのですが、これもジャベールなんですよ。よく人間の声に近いといわれるチェロですが、こんなに歌い分けられるなんて…。本当に感動でした。 話前後しますが、各地の練習会には東京チェロアンサンブルからお一人、指導に参加してくださっていて、荒井結さんが参加してくださった日がありました。4番の聴かせどころの旋律をもっと鳴らして~と弾いてくださったときも、あー!やっぱりファンチーヌの素敵さはこれなのよ~という響きで、そのお手本の後で4チェロがみんなで弾くと「皆さん荒井先生みたいな音になるんですよね~」と田中先生が言ってくださり、めちゃめちゃ幸せでした。本番でもここだけは美しく弾くぞ!と頑張りました。 こんな幸せ体験の後に、ゲネ、本番があったのですが、リハと同じように出来たり出来なかったりしながら、高校生のチャグチャグ馬コで弾きながら泣き、司会の方の呼び掛けで黙祷と共に演奏した「アヴェ・ヴェルム・コルプス」で胸が熱くなり、アンコールの「ふるさと」でお客さんが歌ってくださりもう一度感動してコンサートは終わったのでした。 回りの席の方とお疲れさまでした、と声を掛け合い、楽器を片付けて、何となく名残惜しさを感じながら、まだ運転が残ってるんだよな~と不安になりながら体育館を後にしたのでした。 運転が大変すぎて当日は幻覚を見ているのでは?と思うほど疲れていたけど、翌日から数日は幸せな余韻に包まれてフワフワしていました。東京チェロアンサンブルの皆さんのSNSアカウントを追いまくり、プロの皆さんも自分と同じように感じてくれてたんだな~とまた感動したり、編曲の小林先生も演奏にも参加されていてTwitterで感想を書いてくださっていたり、エゴサーチならぬ参加者サーチで反芻しまくりました。宮田大君が響き最高!チェロ族最高、と書いてくれてて嬉しかったな~。 同門のお二人ともLINEで反芻しあい、皆さん鼻歌歌っちゃう~とおっしゃってて、それも一緒~、みたいな盛り上りが続きました。楽しかったな~。ひとつの週末丸々ひたすら楽しくて幸せで充実感、達成感があって、ってそんなにないよね。チェロをやっていて本当に良かったなって思った体験でした。 またこんなイベントがあるといいな~。 実行委員の皆様に心から感謝です。前身のイベントはあったそうですが、指揮の田中先生も東京チェロアンサンブルの参加も今回がはじめて、選曲も素晴らしかったし、小林先生の編曲も素晴らしかった。高校生とのコラボも最高で、何もかもが夢のように素晴らしかったです。ホテルの朝食で偶然ご一緒した方やお隣の席の方、皆さんと気さくにお話しできるのもチェロ族ならでは。うん。チェロ族最高!!でした。 ここに導いてくれたいろんな偶然。同門の方と知り合えたこと、その直後に福島に旅行して冬の会津磐梯山を見たこと、プログラムにイヨマンテとレ・ミゼが入っていたこと、マラソン大会と被ってたことw、自分が歩いてきた道がここに繋がってたんだな~って思えた出来事でした。福島、好きになっちゃったな~。 #
by fumiko212
| 2023-06-04 23:07
| 音楽
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3月末から4月にかけて、発表会と展覧会がありました。(タイトルに2つの発表会と書いたのは正確には発表会と展覧会です。)3月のブログに書いた、細々と続けている身体表現の発表会と人物デッサンの会の展覧会があったのでした。
発表会と言えば、チェロの発表会は何度かあったけど、他の2つの講座で発表会があるなんて考えたことがなかったので、まさか2つがほぼ同時に企画されるとは思ってもみなかった展開だった。 身体表現の発表会は、先生方が「ノアの方舟」を題材にした20分程度のプログラムを練習しながら振付けてくださり、4日間の練習で仕上げるというものでした。17人の大人が参加した大きな作品となりました。いつも一緒に講座を受けている人たちと、この発表会の企画に応募した人たち、中にはプロの方やダンスをやっている方もいて、不安もあったけど、動ける度合いに応じた役割を与えて下さったおかげで、何とか本番に参加することが出来た感じでした。11時から16時半とアナウンスされていた練習は、結局連日10時から18時、みたいな感じになり、帰宅後に脚がつった日もあり、まあ大変だった。本番が終わった翌日、ここ数年ずーっと悩まされていた腰痛と、この数か月痛かった肩が、すっかり治っていたのが驚きだった。 企画した担当の方のお話によると、先生方もとても満足してくださったようで、お世話になっている先生方の期待に応えられたのなら良かったと思ったし、作品が出来ていく過程を体験できたのも面白かった。受講仲間の共通の友人たちが何人か見に来てくれたりもして、嬉しかったです。 そもそもなぜ身体表現の講座を受けていたかというと、偶然知ったこの講座が、チェロの音楽表現みたいなものにも役立ちそうだったからなんですが、今では、身体表現自体が楽しいという感じになってます。また発表会があったらやってみたい気持ちもあるけど、こちらの練習にかかりきりでチェロの練習時間が全然とれなくなってしまったのがちょっとストレスだったので、もしかしたら最初で最後の発表会参加になるかもしれない。大変だったけど、参加できてよかったです。 展覧会は、参加している人物デッサン会の世話人の方たちが企画してくださり、先生と相談して展示内容も決めてくださっていたので、自分は作品を額に入れて持って行くだけというお手軽さでした。1人2点出すことになっていて、そのうち1点は3月の会で描いたものと指定されていました。その日は1枚出せそうなのが描けますように、、、と祈るような気持ちで参加。10分を4ポーズ、20分を4ポーズみたいな感じだったのですが、1ポーズ終わるごとに焦りが、、、自分的には20分で描いたものの方が形をとるところまでできたと思って講評に出したのですが、展示作品を先生に相談したら、先生もめっちゃ悩んだ末に10分で描いた1枚を選んでくださったので、それを出すことに。モデルさんがうずくまったポーズだったので難しく、場所選びで1-2分使ってしまい、床にクロッキー帳を置いて自分もうずくまって描いた1枚でした。先生は消去法でやっと選んでくださったものでしたが、一緒に参加している方数名に、無駄な線が一切なくていいとお褒め(慰め?)頂き、ありがたかった。もう1枚の過去作からも何とか1枚出せて、無事に参加することが出来ました。身体表現の発表会でご一緒した方(その時が初対面)が見に来てくださり、Fさん、すごい個性的な人なのに絵は全然イメージと違う、と言われました。どういう意味なんでしょうか、、、モヤモヤしたままです。 チェロの発表会は数か月かけて曲を仕上げてやっと本番ですが、今回の2つの発表会は短期間で仕上げる(絵の方は1枚10分!)ものだったので勢いで乗り切った感じでした。自分の力じゃなくて、先生や企画してくださる世話人の皆さんのおかげです。それなのに達成感だけはやたら充実して、何でもできるような気になり、漠然と心の中にあった弦楽四重奏を習いたいという気持ちに火が付き、気づいたら検索していて、比較的自宅近くで初級クラスと表記のある弦楽アンサンブルの会を見つけて、勢いで見学希望のメールを出し、見学したらまだ楽譜を見ただけで一回も弾いてみていないのに勢いで入会してしまった。そして、その後、2週間必死で練習して(やはり自分には難しすぎて、何度も心が折れかけた。練習が全然間に合わず、身体表現の講座をお休みしてしまった。。。)、先週の土曜日に練習に初参加。めちゃめちゃ緊張したし全然できてなかったけど、先生にいい音だと言ってもらい、ヴァイオリンの方にチェロが入ると気持ちいい~と言ってもらい、思い切って飛び込んでみてよかったかもと思えている状態です。 何でも細々とでも続けていると、次のステップに進むきっかけになるものだなあと思った出来事でした。それぞれのことをこれからも続けられると良いなあ。
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by fumiko212
| 2023-04-29 00:12
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2021年2月にゴミを減らす話を書いてまして、生ゴミを庭で処理するのは諦めた、と書いてあったのですが、その後変化してるのでまた書く。
2021年4月頃、生ゴミをプランターで処理する方法に出会い、かれこれ2年間実行してます。この2年、生ゴミはほぼ全て自宅で処理してます。土壌混合法というやり方で、横浜市が推奨しているらしく、横浜市各区のホームページにやり方が写真入りで詳しく出ていて、すごく手軽そうだったので始めました。これがビックリするくらい早く分解されるんです。冬はさすがに時間がかかるけど、夏はあっという間に消えちゃう。 生ゴミが入らないと、ゴミ出しの時のゴミがすごく軽くなって、それがモチベーションになってる気がします。どんなに水をきっても生ゴミって重かったんだな~。去年の夏はできた堆肥できゅうり、なす、万願寺唐辛子の栽培も成功したし、プランターのお花もよく咲きました。去年は少しだけ残っていた牛フン堆肥も使ったので、生ゴミ堆肥オンリーで栽培するのは今シーズンが初めてで、成功するか楽しみ。 そういえば、生ゴミ堆肥から出てきた南瓜の芽を庭に移植したらちゃんと南瓜がなりました。1個だったけど。 それと、庭で出た植物のゴミも庭の一角に枡を作って(花の苗が入っていた四角い籠を3枚、コの字型に結束バンドで繋げたものを塀際に置いただけ)そこに捨ててます。枡が一杯になっても、次にゴミを入れたい頃には下の方から分解されて嵩が減っているので永遠に入れられることが分かりました。秋に囲いをはずしてみたら下の方はいい感じに腐葉土になっており、花木や宿根草のお礼肥に使ってみました。この春は椿もクリスマスローズもいつもよりもよく咲いてます。剪定した枝を紐でくくってごみ捨て場に持っていかなくて良いのはとてもありがたい。 可燃ゴミは相変わらず月2回くらい出してますが、重量ベースでは半分くらいにできているのでは?と思ってます。 まあ、いいことばかりではなく、面倒なこともありますが、2年続いたので、この先も続けられると思う。 容器を持って行き計り売りで買う、というのは、多分、私はやれないと思うので、ゴミを減らす工夫はひとまずこれで完結。 #
by fumiko212
| 2023-03-14 22:20
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ずーっと気になっていたこのブログ、2年も放置してしまいました。再開したいと何度も思っていたのですが…。
2年前の最後の方の更新で、旅行に行けないことを嘆いて、自分が行ける環境の内にコロナ解決して~と叫んでいましたが、コロナは解決してないけど海外旅行のハードルは下がりつつも、コロナ以外の要因がありすぎて総合的にはやはりハードル高し、という感じなのかな?それよりも自分の行ける環境の方が危うくて、国内も1泊まで、な感じになってしまいました…。 それもあるけど、自分の心がこの3年でずいぶん変わったことを最近実感します。コロナがきっかけだったわけではないんだけど、ここ数年、細々と続けていた趣味的なものが、それぞれ面白くなってきてるのと、体力が落ちたものだから自分のキャパが減ったのとで、なんか丁度よく充実してる感じになってる。なので、旅行に対する欲求が前ほど強くなくなってる…。のかなあ。まあ、空前の円高とか来たらどこへでも行きたいけど! で、今一番何を楽しみに生きているかというと、チェロですね。練習しないとレッスンを受ける意味がないと思うので、コロナ前よりも練習するようになったと思う。そのわりには相変わらず人前で弾けるようにならないのが悩みなんだけど、自分比でできなかったものが弾けるようになってるんだからそれでよいことにしてる。 今は単発のチェロアンサンブルの会に参加し始めて、先日始めて練習会に参加した。今までやっていたものとは全然違うものをやっている感じで、全然できなかったけどすごく楽しかったことにほっとして帰ってきたところ。次の練習日まであまり日がないのに、目の前のレッスンの練習すらままならず、アンサンブルの曲を練習する時間がなかなか取れないのが悩みなんですが…。 チェロの練習もだけど、チェロの演奏を聞きに行くことにもハマって、去年は演奏会も増えてきたので沢山のよい演奏を聴けました。イープラスでチェロと検索したり、インスタでおすすめに出てきた若いチェリストの演奏を聴いたり、オケピで割引されてるのを譲ってもらったり、そしてたまにグッと来る演奏に当たると本当に幸せな気持ちになります。 去年の今ごろ、ミューザで上野通明君とピアノの阪田君のデュオを聴いてから、上野君の演奏は何度も聴きました。彼は今年はオケとコンチェルトを弾くことが増えそうで、去年室内楽を沢山聴いておいてよかったなと思います。人気が出てきているのに油断して年末の無伴奏のチケットを取り損ねたのが今でも悔やまれます…。完全に追っかけおばさんですな。 今年に入って聴いた、チェ・ハヨンさんも良かった。デュオで演奏したヴァイオリンの毛利文香さんも素晴らしく、ハヨンさんの来日は今後もあるか分からないけど、この先も聴く機会があることを切に願っています。毛利さんの演奏も是非また聴いてみたいです。毛利さんと上野くんは弦楽四重奏を一緒にやっているそうなので、その演奏も聴いてみたいな~。このカルテットは5月に別府でアルゲリッチと共演するそうです。配信があれば聴きたいな。 若者の演奏もよいですが、ベテランのコンサートも行きました。藤原真理さん、12年前の今頃、震災で中止になったコンサートで聞き逃してから一度も機会がないままに去年やっと聴けました。フォーレのエレジーの一音目の表現が素晴らしかった。きっと何百回と人前で弾いてこられたんだろうな…と、その経験の豊かさを感じた音でした。 イッサーリスはコンサートの日の都合がつかず、マスタークラス聴講に行って、少しだけ演奏も聴けて感動しました。指導の言葉も印象に残ったものが多かったし、心も身体もオープンにして響かせる音、を最前列で体感できたのは最高の経験だった。次に来日したときはコンサートを聴けますように…。 今年もいろんな人のチェロを聴いて、心を震わす演奏に出会えるとよいな。 という、ある時間は全部チェロに使いたい今なんですが、その他に定期的にやっているのが、人物デッサンの会に参加することと、身体表現の講座に出ること。どちらも月に1回なので、なんとか続けられています。どちらも始めてからコロナでの中断を挟んで3年ほど経つのですが、チェロとは違い、行ったときしかやらないので、まあ上達はしない。それでもやった後の爽快な充実感や仲間や先生に会えることをモチベーションになんとか続けて、最近やっと楽しくなってきたというスロースターターっぷり…。教えてくれる先生や会を企画してくれている方に申し訳ないので、もう少し積極性を持たないとなあと思いつつ、時間があればチェロを練習しなければ…と思ってしまうのです。音を出せない夜とか、やれる時間はあるけど疲れて眠くなっちゃうんだよな~。 それと、旅先で新しく始めたことが、10分スケッチ。と聞いて人々が思い浮かべるような素敵な風景画とかを描いているわけではなく、対象をよく見るためにやってます。例えば、良い景色に出会って、写真を撮ったりするけど、私の場合、写真に撮ったことに満足して、その風景を本当にしっかり見たのか?と後から思うことがあるので、スケッチしようとすれば自ずとその景色をじっくり見ることに繋がるのでは?と思ったのがきっかけです。最初にやってみたのが、去年の秋に行った桜島。出の悪いボールペンとツアーメイトの社長に頂いたバスの時刻表のコピーの裏紙しかなかったけど、ベンチに座って桜島を描き始めたら、山の起伏や標高によって山肌の様子が変わることや、気付きがありました。スマホの写真を見返してもそこまでよく写ってなかったので、あの時、手を動かしながらじっくり観察して良かったと思いました。 冬に只見線の乗り鉄をしたときも、電車が来るまで川の向こうの山をグシャグシャと描き始めたら、針葉樹と落葉した広葉樹の分布や、尾根と谷が入り組む様子とか、こんな風になってたのか~と観察できて面白かった。手元の絵はただのぐちゃぐちゃの線なんですが…まあ観察する目的は果たせてるから。いつかちゃんと絵になると良いんですが、そもそも絵心がないので無理でしょうな~。 前に一番力を入れてた旅先での飲食には、あまりこだわりがなくなったかなあ。会津若松でバスの中から見えた喫茶店の外観が気になって、ググったらギャラリー併設の喫茶店だと分かり、そこで素晴らしい版画作品に出会ったりして、結構そういうのが旅の醍醐味ってこの年になってやっと気づいた。いつもって訳じゃないけど、行く店をあらかじめ決めてたことが多かったから。 前は朝昼晩食べたいものを食べて、美術館も見て、写真も撮って、買い物もして、なにもかもこの一回の旅でやり尽くしたいって思ってたけど、まあできるところまでで良いと思えるようにやっとなった。体力が落ちるのも悪いことばかりじゃなさそう。 2年ぶりの更新が、体力が落ちた話ばかりになってしまったけど、これ以上体力が落ちないように、体力作りもしなくちゃな~思った。書くって大事だなあ。また2年空かないようにしたいと思います。あ、書くといえば、今年から5年日記をつけ始めました。なんと今のところ続いてます! #
by fumiko212
| 2023-03-05 23:01
| つぶやき
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