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オルセー展にあったらよかった作品

1つ前のオルセー展のエントリ、間違いがあったので追記してます。すいません。汗

ところで、この展示の流れだったらこれも来てたらよかったのにな、という作品写真を発掘しました。

マネの「草上の昼食」
帰り道、美術班LINEに「モネじゃなくてマネの草上の昼食が見たかった。」と書いたら、友人から「2つ持ってくるなら3つ持ってきてほしかった。」と帰ってきて、あれ?もう1枚って?と忘れてたんですが、セザンヌのもあったのです。これにマネのが加われば三部作揃ったのに!
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裸体コーナーには「オランピア」がほしいですよねえ。
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肖像画コーナーにはラトゥールの「バティニョールのアトリエ」(誰かが描いたマネはこっちでした。。。)
絵筆を握るマネ、ルノアール、モネ、バジールなど今回の展覧会に作品が展示されていた画家たちが描かれています。
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前回のパリ(2011年)はあまりに滞在期間が短くて行けなかったオルセー美術館。さらにその前2回(2005、2009年)はルソーの蛇使いが貸し出し中だったことにショックを受けすぎて夢遊病者のように流すように鑑賞して終わってしまったオルセー。改装後のオルセーはまだ見ていないのです。行きたいところがありすぎてパリに行けるのはいつになるのかわからないけれど、次回はたとえ蛇使いがなくても、もっとじっくり数日かけてオルセーを見て回りたいものです。
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by fumiko212 | 2014-07-29 20:39 | アート | Trackback(1) | Comments(1)

オルセー美術館展 印象派の誕生-描くことの自由-@国立新美術館

b0031055_22133264.jpgオルセー美術館展に行ってきました。展覧会のメインビジュアルになっているマネの「笛を吹く少年」以外にどんな作品が来ているのか知らずに見に行きましたが、私にとってはかなり満足度が高い展覧会でした。会期中にもう一度行ってもいいなあと思うくらいに。

このブログを書くために過去にオルセーで撮った作品写真を探していてその理由がわかりました。今回来ている作品の写真が思った以上に出てきたんです。わざわざ撮影するのは自分が好きなゴッホ、ドガ、ロートレックの作品が中心だと思っていたので驚きました。

心に残った作品の感想をざっと書き出します。写真は2005年、2009年にオルセー美術館で撮ったものです。ちなみに現在のオルセー美術館は写真撮影禁止だそうですのでお気を付けくださいね。


b0031055_22212216.jpg「笛を吹く少年」は最初の方にあります。壁の色が水辺のような青のグラデーションになっていて、どんな意図なんでしょう?と思いましたが悪くはなかったです。
当時の人たちにとってこの絵が斬新(もしくは異様)だったのはなんといってもべたーっと一色に塗られた背景ではないでしょうか。浮世絵の影響による、という解説を聞いたか読んだかした記憶がありますが、発掘したオルセー写真の中にこのような作品を見つけました。後ろに「オランピア」がかかっているのでマネの肖像(自画像?でもマネの絵ではないような気もします。/7.29追記 ごめんなさい!この絵はマネによる「エミール・ゾラの肖像」だそうです。誰かが描いたマネでなく、マネが描いたゾラです。トホホ)と思われます。そのオランピアの左側に写楽?(7.29追記 この浮世絵は二代目歌川国明による多色刷浮世絵木版画『大鳴門灘右ヱ門』とのこと。こちらのリンク先を参照しました。)っぽい役者絵がかかっているのが見えますか?なんだか立ち姿まで似ていてびっくりしました。このやたらとダボダボした赤いズボンはちょっと袴っぽくもあるのはそのためなのだろうか?と思ったり。でも少年をメインに1人だけっていうのが浮世絵にはない題材でそこも面白い。

全くの余談ですが、私世代にとって、この絵は「アニエス・ベー」のジャケットのモデルになってるんだよね、って思ってみてしまうんですが、そういう人はいませんか?

次のセクションにはミレーの「晩鐘」があり、改めてじっくり見ているとなんだか不思議な絵だなー?ともやもやしてきました。なんでだろう?としばらく見ていると光がどこからあたっているのかがよくわからないことに気づきました。夕景ではあるのですが夕日は見えず、日没の瞬間かその直後のような色の空が後ろに広がっています。人物は暗く影になっていて逆光です。向こうの空の下に夕日が沈んだばかりなのだろうか?地面や農機具の影を見るとそうではない気がする。もう一度じっくり見ると、画面の左側が西で、夕日はそちら側の地平線近くに残っているのだということがわかりました。それがわかって見ると、この絵に写し取られたその瞬間の神々しさがしっかりと伝わってくるようでした。オルセーでもこの絵を見ているはずですが、あまりにたくさんの作品を見なければならず、どんどん流してしまっていたのですね。展示作品が絞られている良さはこういうところにもあるのだな。

次の歴史画のセクション。今作品リストを見直すと「バビロンを建設するセミラミス」というのはドガの作品だったんだ!気づいてなかったよ、、、バビロンの絵を見た覚えはあるけどこのエリアさらっと流してしまったなあ。トホホ。

b0031055_224536.jpg次のセクションは「裸体」。すごい分類ですね。ナポレオン3世お買い上げ(国家買い上げ)のこの絵が来ていましたよ。という解説を読んでこの絵を見ると、いかにも権力者が買いそうな絵に見えてきます。同じく解説に、この絵を見た別の誰かさん(誰でしたっけ?詩人?)は「マジパンのようだ」と言ったそうで、それを読むと確かにマジパンに見えてきました。
今回の展覧会はこのようにサロン(アカデミズム)、印象派が場所を分け合って並んでいます。ざっくり分けると、国の権力者はサロンの評価で作品を購入し、若い芸術家や詩人、一部の画商は印象派の作品こそ新しい時代の芸術だと評価していた、というような時代だったわけですよね。でも、もしその時の権力者の奥さんとか側近(出入りの画商とか?)に新しい芸術の潮流を敏感に察知しているような人がいて、「ナポレオンさん、今買うならこっちですよ。サロンで評価されている作品はすでに手垢のついた芸術です。」とかなんとか、、、で、マネの「オランピア」を買わせちゃった、みたいな話があったら面白かったのになあと思ったりもしました。
先日、ウィーン美術史美術館でプスブルク家が集めた芸術作品の数々、さらには嫁ぎ先のスペイン国王のお抱え画家の作品などを見たときには、彼らの審美眼の幅広さを目の当たりにしたような感動があったのですが、印象派が生まれた時代のサロンの作品はやはりすでに死に体だったのかもなあ、とこのマジパンをじーっと見ていると気の毒になってしまいます。
と言いつつ、私はかつてオルセーでほーっ!と思ってこの絵の写真を撮ったわけですが…。


b0031055_231667.jpgこの次の大きな部屋は印象派(とセザンヌ)の風景画がずらっと並んでいます。ピサロとセザンヌは2人並んで制作していた時期があったと解説に書いてありました。途中、1873年の2人の作品(セザンヌ「首吊りの家、オーヴェール=シュル=オワーズ」(写真)とピサロ「エルミタージュの丘、ポントワーズ」)が並んでかかっている場所がありあす。ピサロの方に「セザンヌの影響が見られる」と書いてありました。なるほど確かにそうなのですが、これが先日のデュフィと同じく今一つ成功していないように見えます。
確か1年前に、横浜美術館でセザンヌってすごい!と思ったはずなんだけど、今回、またもやセザンヌいいなと思うんだけど、どこがどういいなと思えているのかが自分でもよくわからない、という以前の状態に逆戻りしていて、でもこうしてセザンヌっぽく描こうと思って成功していない作品を見ると、やっぱりセザンヌはセザンヌだけなんだなーと納得するという、何とも心もとないけれど自分なりの法則を見つけました。(ピサロの名誉(?)のために書きますが、いかにもピサロらしいというか印象派らしい他のピサロ作品はどれも素敵でした。)
このセクションでもう1枚気になったセザンヌ作品は「マンシーの橋」。以前どこかの展覧会にも出品されていたようで、その時買ったポストカードが長いこと手元にありました。その時なんだかわからないけど印象に残ったからそのカードを買った記憶があり、一目で思い出しました。けど、やっぱり不思議な絵です。
そして、今回の展覧会から1枚お持ち帰りできるなら、同じくセザンヌの「レスタックから望むマルセイユ湾」。今回はこのポストカードを買いました。

b0031055_2327587.jpgこれは肖像セクションに来ていたルノワールの作品ですが、その横には同じくらいのサイズで同じような雰囲気のモネの描いた女性の肖像画がありました。モネってこういう肖像画も書いてたんだ!とびっくりしました。「ゴーディベール夫人の肖像」1968年の作品です。第1回印象派展が1974年ですから、そのはるか以前の作品。でも、夫人の足元の絨毯の描き方が何となく睡蓮を連想させる雰囲気で見入ってしまいました。
ここにあったホイッスラーが母親を描いたという肖像画「灰色と黒のアレンジメント第1番」という作品がこのセクションでは一番心に残りました。このタイトルだけを見たら、まさか1871年の肖像画のタイトルだとは思わない。ポロックとかそのあたりの人の作品をイメージします。(私の発想って貧困か、、、)解説に「肖像画の形を取りながら、それにとどまらない普遍的なものを表現した」というような記述があったと記憶。一体、どんな画家だったんだろうか?とウィキペディアを読むと、「19世紀後半のアメリカ人の画家、版画家。おもにロンドンで活動した。印象派の画家たちと同世代であるが、その色調や画面構成などには浮世絵をはじめとする日本美術の影響が濃く、印象派とも伝統的アカデミズムとも一線を画した独自の絵画世界を展開した。」とあります。納得納得!さらに、ウィキペディア出ていた他の作品「黒と金色のノクターン-落下する花火」というのなんて、METの20世紀絵画のコーナーにあっても違和感のないものに見えます。逆に「青と金のノクターン-オールド・バターシー・ブリッジ」は広重によく似た構図の作品で印象派の時代の画家だと思わせるのですが、それにしても表現は全く異なる。今回、ほかの作品をもっと見てみたくなった画家です。


b0031055_23411238.jpg近代生活のセクションにはこの作品がありました。ここにも印象に残った1枚が。モネ「アパルトマンの一隅」。モネの絵にしてはかなり変わった絵です。手前両脇に青々と茂る観葉植物の鉢、その後ろに明るい色調のカーテン、そのすぐ後ろにまた観葉植物。そこまでは非常に明るい色彩です。そのカーテンの奥に続く廊下?に少年がこちらを向いて立っています、さらにその奥に部屋があり天井からシャンデリア、窓、と一直線に並んでいます。窓のわきには少年の母親と思われる女性が座っている。手前と奥が全く別の絵のように見える。手前の明るい部分は必要なのだろうか?と隠してみてみる。奥の窓から差し込む光が磨かれた寄木の床に青白く反射している。その床は一番手前まで続いていて観葉植物の横の床には緑の光が反射する。そうか、この床の光の変化を描きたかったのか?とも思えるんだけど、あのぼんやりとこっちを見つめる少年はどうしてそこに立たせる必要があった?といろいろ考える前に一目見て最初に思ったのは、「これ、ムットーニっぽい。」でした。少年が音楽に合わせてぐるっと1回転すると窓の向こうに別の世界が現れそうな?またどこかでこの絵に出合いたい。そう思わせる1枚でした。


ラストは円熟期のマネ。この展覧会の主役はマネだったんですね。ここに「ジョルジュ・クレマンソー」の肖像があります。グレー1色の背景が最初に見た笛を吹く少年の肖像を思い起こさせました。恥ずかしながらどんな人物なのか知らずに見て、でもなぜか心に残ったこの肖像、帰ってからググりました。フランスの首相でありながら、芸術を愛する趣味人でもあり、印象派の画家との親交が深かった人物なのだとか。サロンでナポレオン3世がヴィーナスを買ってからほんの十数年。印象派の時代とは、文化・芸術だけでなく、政治、産業など、すべてが大きく動いた時代だったことを象徴する1枚だったのですね。

6時半に入場して閉館ぎりぎりまでじっくり時間をかけてみたオルセー美術館展。美術館ていいな、美術鑑賞って面白い、と改めて感じさせてくれる展覧会でした。
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by fumiko212 | 2014-07-28 00:09 | アート | Trackback(1) | Comments(1)

梅雨明けの朝

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梅雨明けからまだ3日しか経ってないのに絶賛夏バテ中です〜。

しばらく公園の中を通らずに通勤していましたが、太極拳をしているおじいちゃんが「毎朝大きい木の下で深呼吸してる人は絶対病気にならない!」と言っていたという話をテレビで聞いてから、また公園の中を歩くようになりました。確かに空気が全然違う。

一昨日の朝、前日までは目に入っていなかった芙蓉の花が、この朝はこんもりと花を咲かせていました。きっと今日で梅雨明けだなーと思った一コマ。朝に開いて夕方にはしぼむ1日花、今朝はすっかり花の数が減っていました。
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by fumiko212 | 2014-07-24 13:37 | 季節のうつろい | Trackback | Comments(0)

ドイツのグッドデザイン

フランクフルトからウィーンまでのルフトハンザ機内で飲んだコーヒー。この紙コップ、砂糖、クリームのパッケージを見たとき、外国に来たーっ、って思った。
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写真を撮る気持ちの余裕がなかったけど搭乗口の周りにポツポツあったカフェのデザインも一つずつ個性的で、心の中でおっ!と思うものが多かった印象があります。帰りは写真を撮ろうと思っていたけど、帰りの搭乗口付近にはそんなカフェが全然なかった。国内線(ユーロ内)と国際線の違いなのだろうか?

帰りのフランクフルト空港で出会ったグッドデザインはこれ。ペットボトルのキャップの上部に付いたリングをパチンと開くと持ち手になる。なんか便利そう。
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日本のデザインも素敵なものがたくさんあるけど、こういう日常の中のすぐに捨てられてしまうようなもののグッドデザインには、これは、というものが思い浮かばない。底辺の狭さなのだろうか?
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by fumiko212 | 2014-07-12 23:32 | -ウィーン(2014/05) | Trackback | Comments(0)

ともすけのおいしいごはん

札幌から美術班活動で来京されたsさんのご希望で久々のともすけごはんです。
ここのごはんはちょっと独特なので、好きな人は好きだけどわからない人にはわからないかもしれない。初ともすけの人が4人もいた今回のごはん会でしたが、主賓のsさんに美味しかったと言ってもらってホッと一安心でした。他の皆さんも大丈夫だったかな?
食前酒はモヒートにした。さくらんぼ入り。(^^)
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社長のお勧め、レバー、赤ワイン、生姜のパテ。
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やっと出会えた自家製(だったよね?)生ハム。
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琵琶湖の稚鮎。苦味がたまらんっ。パンに乗せるのもいい!
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前菜盛り合わせ。詳細忘れた〜。(^^;;
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豚のロースト。この美しいピンクを見よ!こういう風に焼き上げるのが目標。
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旬のとうもろこし。サルシッチャと。
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ショートパスタは取り分けた後の写真です。
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リピート。サフランと山椒の実のリゾット。
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デザートは桃のシャーベット。ソルベじゃなくてグラニータみたいな食感。
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コーヒーは蕎麦猪口みたいな器で出てくる。
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この日もみんな美味しかった〜。

この日確認したともすけの極意。カウンターがベストシート。(^^;;
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by fumiko212 | 2014-07-11 20:52 | カフェ・レストラン | Trackback | Comments(0)

ベルリンフィル12人のチェリストたち@サントリーホール

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2年ごとに来日公演のある12人のチェリストたち。今年も聴きに行くことができました。

彼らの演奏を聴くのは今回で3回目。初めて聴いたときから4年経ったわけですが、1回目の時にはすでにチェロを習い始めていた、ということは、、、もうビギナーとは言えない年数が経ってしまったんです。気づいていなかったわけではないけど、マラソンやってたのはわずか3年くらいのことだったので、それよりは長く続いているのか。

実は、去年の夏の発表会が終わってから、練習に全然身が入らなくなってます。
去年の発表会の曲はその時の実力に対してかなり難しいと感じていて、発表会前の数週間はチェロを初めてから一番よく練習しました。直前には1週間の内3回くらい仕事帰りに教室に通って練習したりして、レッスンメイトともどもかなり頑張りました。が、本番は私個人は大失敗。椅子とエンドピンとの調整が上手くいかず、準備の整わないままピアノの前奏が始まってしまい、思うように音を出せないまま終わってしまったのです。

そのガッカリ感と、その後、先生の「今回の発表会で足りないところがわかった。」の一言で始まった修業のようなレッスン内容で、どうにもチェロの練習を楽しく思えない日々が続いています。そんな中、2か月後にはまた発表会があるのですが、今回与えられた曲はその修業のような練習でやっていたバッハの曲集の最後の1曲で、やっぱりあんまり楽しくない。。。まあ、練習をちゃんとやらないから楽しくないんだということはわかるんですが。あと2か月しっかり頑張れば楽しさが感じられるのかなあ。

そんな、しょんぼりしたレッスンの後にコンサート会場に向かいました。
今回は第1希望のS席が取れず、2階後方のA席。室内楽を聴くにはいかにも遠すぎた。いや、本来は遠すぎると感じない席だったかもしれないのですが、12人のコンサートはなぜか毎回客席がざわついていて、今回もそうでした。演奏中もずーっと客席から雑音が聞こえ続けているのです。多分、スポンサーの招待席のボリュームがすごく多く、2階席センターブロックはほとんどその人たちと思われ、そのあたりの人たちはパタパタと扇子で仰ぎながら聴いていたりするんです。そういう小さな物音がいくつも重なってあの雑音が形成されているんだと思います。それと天皇皇后両陛下がいらっしゃるのでその関係の人たち。今回は三越の幟を持った人もいて、そういうグループもいた様子。とにかく、このコンサートを聞きたくて、チケットを自腹で買って聴きに来ている人の割合が少ないのが原因じゃないかと思うんです。次回はどこか地方都市に聴きに行こうかと思うほど残念な客席なのです。

それでも、一生懸命演奏に集中して聴きました。
1曲目はバッハのブランデンブルク協奏曲の第6番。プログラムによると本来はヴィオラ2、ヴィオラ・ダ・ガンバ2、チェロ1、コントラバス音域の楽器ヴィオローネ1という編成で演奏されるのだそうです。去年の発表会でやった曲がもとはヴィオラ・ダ・ガンバで演奏するバッハの曲(の一部)だったのもあって、聴き始めたら、去年の発表会の曲がありありと思い出されてきました。そして、この曲を聴いている間中、今すぐチェロを弾きたい!と思っていたのです。バッハの曲のDNAか、チェロだけのアンサンブルだったからか、とにかく練習したい気持ちをアップさせるのにすごい効き目!帰ってから聴いてもあそこまで今弾きたい!と思えてこないから、やっぱり彼らの演奏がもっと上手になりたい!という気持ちにさせてくれたのだと思います。
12人のレパートリーの中に、ブラジルの作曲家、ヴィラ・ロボスの「ブラジル風バッハ」の1番がありますが、もしかすると、ヴィラ・ロボスはブランデンブルク協奏曲の続きのような感じでこの連作を作っていったのかなあ、と思わせる曲でした。
「ブラジル風バッハ」といえば、私がチェロを習いたい!と決定的に思った曲が5番です。このブログでも何度も書いている、2008年のベルリン・フィル、ワルトビューネコンサートでドゥダメル指揮で演奏されました。風に吹かれながら8人のチェリストとメゾ・ソプラノがあの美しいメロディを奏でていた映像は今でも頭に焼き付いています。
という流れを考えると、ブランデンブルク協奏曲の6番をベルリン・フィルのチェリストの演奏で聴いて、私のチェロを弾きたいスイッチが入るのは当然のことだったのです。

前半のもう1曲はシューマンの「森の情景」というピアノ曲集からの楽曲のアレンジ、後半はポピュラーな楽曲が続きました。
その中で印象に残った1曲は「バードランドの子守歌」。2001年に初NY一人旅行をした時に行ったバードランドのことがまたもやありありと思い出されました。長らくNYのジャズクラブに行っていないけど、次はどこか1回くらい行きたいと思いながら聴いていました。曲のメロディの美しさがチェロで演奏されると際立ちます。そして、なぜジャズクラブに行きたくなったかというと、失礼ながらスウィング感はやっぱりジャズミュージシャンにはかなわないな~と思ったからです。今一つかっこよさには欠けてしまうのよね。

アンコールは「ラブ・ミー・テンダー」「リベル・タンゴ」「荒城の月」と続きました。前回もアンコールで演奏された「荒城の月」、チェロで奏でられるメロディの美しさが心の奥底に訴えかけてきます。
12人のアレンジは常に1番奏者が主旋律を奏でているわけではなく、曲によって各メンバーが入れ替わりながら主旋律を担当しています。1人1人の個性までは私の耳では到底ききわけられないのですが、ソリストが奏でるメロディに乗って、その曲の世界が遠くの席にいる私の心までもしっかりと揺さぶってくる。コンチェルトのソリストの演奏でもなかなかそこまで感情を揺さぶられることはないのですが、彼らの演奏会ではその瞬間が何度も訪れる。彼らの表現力がそこらのソリスト以上に素晴らしいのか、彼らが毎週、毎週、世界最高峰のオーケストラの舞台であらゆる楽曲を演奏している人たちだからなのか、受け取る私のなけなしの集中力のなせる技なのか。聴くからには最高の条件で聴きたいけれど、それがいつでもかなうわけではないのが演奏会というもの。そんな中、やはり今回も素晴らしい音楽体験をさせてもらえたと思います。
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by fumiko212 | 2014-07-10 22:17 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

行ってみたいなポートランド

b0031055_175968.jpg最近頻繁に目にするようになった町の名前、ポートランド。
ぼんやりと、ブルックリンがお手本にしてる町なのかな?とイメージしてます。
地産地消とかスモールビジネスとか、キーワードも共通しているように感じます。

気になり出すとますます目に付くようになるもので、ベルリンのガイドブックでも立ち読みするか…と立ち寄った本屋さんでポートランド特集のポパイを発見。
そういえば、去年か一昨年、ポパイでブルックリン特集やってたな。マガジンハウスでニューヨーク特集とえばブルータスだったけどブルックリンはポパイなのか、というのがここに繋がったのね。

行けるあてがないのに今年の2月号でポートランド特集の別冊がついたELLEジャポンも買ってしまったし、このポパイも買っておこうかなーと思っているところです。

ところで、最近、電子版の雑誌を買ったり、買いたいなと思ったりが増えてきて、iPhoneだとやっぱり読みにくいからiPadが欲しくなってきました。相変わらず時代の流れの2周回遅れくらいを歩いてる感じですが、ミニでいいのかな〜などたまにモヤモヤ考えてます。最近のサロネンさんのCMがかっこいいのも気になる。
かつては旅行に行ったときに空港の本屋さんで最後に現地の料理雑誌を買うのが楽しみだったけど、それだと当然ですが行った時期のしか買えないのですよ。本当はホリデーシーズンのが読みたいと思っても年末だと既に1月号しか買えないとかで。ニューヨークマガジンのベストオブ特集とかも年に1度だし。
今ならそういうのも送料を気にせず買えるんですよね。日本の雑誌の電子版を買ってやっとそのことに気づいたという遅さ。(^^;;

ポートランドもiPadもどっちも実現せずに自分の中のブームが去るのか?そんな気もします。飛行機10万未満で行けたらいいのにな〜。
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by fumiko212 | 2014-07-04 17:38 | つぶやき | Trackback | Comments(0)

いずこも同じ光景、そして大人の夢の話のその後

b0031055_21241821.jpgサッカーワールドカップ、いよいよ8強が出そろったそうで、方々で盛り上がってますね~。根性なしなので、日本の最初の2試合を観たっきりです。
そんな中、仕事中に自国の試合を何とか見ようとするいじらしい光景に出合いました。
この週末、産休というか育休中のラトルの代役、ドゥダメルを迎えてツアー中だったベルリン・フィルのツアーブログからまたまた泥棒写真。すいません。。。

えーっと、写真を拡大してみると、チューバパートの方かな?結構休みが多そうな楽譜ですが、気を取られて入り損なわないんでしょうか?なーんて、休憩中に見ているだけよね?

ところで、ラトルの次の音楽監督って決まったんでしょうか?いきなりドゥダメルになってしまったりして。。。そしたら私のビビビはまんざらでもなかったと証明されるのにな~。
ラトルが退任と聞いたときは、いくらなんでも早いんじゃないかと思ったけど、確かドゥダメルがLAフィルの音楽監督に就任したときのインタビューで、これで2015年までは仕事があると決まって嬉しい、と話していた気がする。ちょうどよいタイミング?(LAとの契約が更新されたかは全然知らないけど。)ベルリン・フィルとの共演は2008年からだからまだ6年しか経ってないからやっぱり早い?
と、ここまで全部書いてからググったらラトルって2018年までになったんですね。ますます、ちょうどよくなっちゃうじゃないかー。
2008年にワルトビューネでベルリン・フィルにデビューして、その後、定演、ジルベスター、ヨーロッパ・コンサート、全部振ってて。。。どうなるんでしょうね?音楽のこと何にも知らないのにこんなこと書いてすいません。(誰に謝ってるんだ?)

先日書いた、ウィンブルドンでフェデラーを観る夢をかなえたほぼ日ちょうさんに触発されて、自分も夢をかなえたいモード。ちょうさんはフェデラーが2回戦で敗退したときに、ウィンブルドンで観られるチャンス、ぐずぐずしたら逃すかもしれない、と本気で考え始めたそうです。
私もベルリン・フィルをベルリンで聴く夢、ワルトビューネで口笛を吹く夢、どっちもかなえなきゃーと思った次第です。自分が興味を持った時代がラトルの時代からなので、ラトルが音楽監督の内にかなえたいなーと真剣に考え始めたところです。ウィンブルドンのようにテントを張って並べば聴けるものじゃなさそうだし、まずはチケットを取ることから頑張んなきゃいけないのか~。ウィーンの時はオペラは全く歯が立たなかったので、ちゃんと取れるのかすっごい不安だけど、ちょうさんが頑張ったように、頑張るぞー。

ん?1個前のエントリの反省はどこへ行った?でもね、私のような負け犬(死後?)が、なけなしの自腹をはたいてあっちこっちうろつくのも、巡り巡って何かの役に立ってるのかもしれない、、、ってことはないか、、、汗

追記:さっそくググると、最終手段はやっぱり当日戻りチケットに並ぶ、立見席に並ぶ、チケット譲ってくださいサインを持って立つ、という方法で会場に入る人がいるそうな。体力勝負ってことか。。。寒い時期なんだよな~。泣
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by fumiko212 | 2014-07-02 21:52 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

カーネーション

今シーズン、BSプレミアムで朝の7:15から再放送している朝ドラ「カーネーション」。本放送の時は最後の2か月くらいしか見られなかったので最初から見られるのを楽しみにしていました。この数週間は戦争中の話が続いており、今朝の放送で8月15日を迎えました。

この3日間の糸子は、自転車をこぎ続けていた。自宅と家族の疎開先の双方に食べ物を運び、仕事をし、日に何度も鳴る警戒警報に翻弄され、炎天下のもとで防火訓練に駆り出され、睡眠も食事も足りず、夫の戦死公報を受け取っても悲しみも悔しさも何の感情も湧かないほどに何も考えられなくなった極限状態。ふらふらとたどり着いただんじりの山車の前で慟哭する姿。(前シーズンの「ごちそうさん」でも同じ時代を描いていたけど、主演女優の演技も脚本もすべてが生ぬるかったなー…)

本当の戦争は、もっともっともっとひどいはずだ。そうだ、あの時見たゴヤの版画集。あれは朝のドラマにはとても描けない世界だ。

子供のころ、上野だったかに連れて行かれた時、広場の隅に腕や脚を失った軍服姿の人が小銭が入った袋を前に置いて座っていた。何人か並んでいたように思う。あの光景は子供心に恐ろしかった。
私たちは、そんなかすかな恐ろしさを覚えている最後の世代なのかもしれない。あの光景すら見たことのない若い日本人が、ゲームのモニターを見るようにどこかに爆弾を落としたりする時代が来る。。。

「戦争を始めない努力」。私はゴヤの版画を見てからも、それに関して何の努力もしていない。恥ずかしいことです。
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by fumiko212 | 2014-07-02 20:58 | つぶやき | Trackback | Comments(0)

世にも美しいウェディング・チャペル

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今日のFacebookのタイムラインに素晴らしく美しい写真が現れたので思わず泥棒してしまった!

先週末の日曜日は世界的にプライド・パレードの日でしたが(かつてはゲイ・パレードと呼んでいたけど今はそう呼ぶんですね)、その週末3日間限定でブルックリンのワイスホテルの屋上に登場したのが、この世にも美しいウェディングチャペルだったのだそうです。
ホテルのサイトによるとウェディングパッケージの案内も出ていて、実際にここで結婚式を挙げられることになっていたようです。ここから誕生したカップルはいたのでしょうか?ニューヨーク好きにはたまらないロケーションですよね〜。

日の長い今頃のニューヨーク、1度だけ行ったことがあります。いい季節だったなー。
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by fumiko212 | 2014-07-02 01:02 | ニューヨーク | Trackback | Comments(0)