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大雪の東京を歩く

祭日だった月曜日。前々から予定していた友人たちとのランチ会があったので、長靴はいて出かけました。
こんなに降るって言ってたかな?と訝りながら駅までの道を歩く。アスファルトの歩道にはうっすら積もり始めていた。公園の入り口を通りがかると寒さも吹き飛ぶ見事な雪景色!赤い傘が「シンドラーのリスト」の少女の服のシーンのようだ。
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ランチ会の帰り、結局バスには乗れずに帰りも徒歩20分の道のりをトボトボと。どの位積もったかな?と撮った写真。地面の白は濃くなったけど雪は小降りになっていたので朝よりも明るい印象か?
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常緑樹には雪がこんもりと。下を通る時はびくびくする。この先に高いところから折れた枝が大量に落ちていた。直撃されたら大けがだ。
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まだまだ雪の残る2日後の朝、ご近所で出会った雪だるま。アーモンドの目鼻とボタン、手には「おかえりなさい」と書かれた旗を持っていた。
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かなり雪どけの進んだ今朝。カフェの前に溶けかかったトトロと巨大なネコバスがいた。ネコバスは耳に千両の赤い実をつけていた。
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by fumiko212 | 2013-01-17 20:43 | Trackback | Comments(0)

東京藝大ウインドオーケストラ学内演奏会@東京藝術大学奏楽堂

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5月にニューヨークで聴いたジュリアードの学生たちのコンサートにすっかり魅了されててしまい、帰国後探し出して聴きに行ったのがこのコンサート。ウインドオーケストラ、吹奏楽のクラスの演奏会です。特筆すべきはベルリン・フィル首席クラリネット奏者のヴェンツェル・フックスさんがソリストとして客演していたこと。無料コンサートだったので我が目を疑い、これはきっと学内対象のコンサートに違いない、と電話で問い合わせてしまいました。電話に出た方に伺うと、「一般に開放されているコンサートなのでどうぞおいでください。ただし、フックス先生(とおっしゃったので、学生たちの指導の一環として出演されたのでしょう。)が出演されるので早めにいらっしゃった方がよろしいかと思いますよ。」とのこと。

せっかく上野まで行くのだから、とこの時開催中だった「真珠の耳飾りの少女」を見てから開場時間の30分前を目安に会場へ。列ができてはいましたが、びっくりするほどの行列ではなく、無事に席確保できました。

R.ワーグナー(編曲:中村克己):歌劇《タンホイザー》より序曲
C.M.v.ウェーバー(編曲:山本 真):クラリネット協奏曲第2番 作品74
-管楽器アンサンブル《フルートアンサンブル》-
    P.-M.デュボワ 四重奏曲より第1楽章
   (編曲:R.ミカメニノフ)
    プリンク・プランク・スラップ・ポルカ
    髭ボレロ
G.ホルスト:第一組曲
C.T.スミス:華麗なる舞曲

■出演者
指揮:山本正治
クラリネット独奏:ヴェンツェル・フックス(ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者)
演奏:東京藝大ウインドオーケストラ

時間がたちすぎて細かいことはすでに記憶が薄れてしまってますが、クラリネットってこんな音が出たんだ!という聴いたことのないような澄んだ音色でした。オーケストラの中でのソロの音とは全然違うんです。かつて別のソリストの演奏するクラリネット協奏曲で聴いた音とも違う。ホールの良さなのか、フックスさんの技術力、表現力のなせる業だったのか。学生たちの音も俄然よくなったように感じるから不思議。

プログラムの中の「髭ボレロ」、気になりますよね。フルートアンサンブルはフルートばかり10人以上で演奏するコーナーでしたが、編曲者のR.ミカメニノフさん、ロシア人っぽい名前ではありますが、編曲を聴くと確実に昭和世代のコテコテの日本人です。髭はドリフの髭ダンスの髭です。アラフォー以上なら誰もが知っている昭和のメロディー満載で、演奏者が平成生まれの学生っていうのがなんだかなあ、でした。だって、これがどんなものを連想するメロディなのか体験として知らないふわふわのドレスを着た女の子たちなんだもの。

最後の2曲は吹奏楽のために作曲された曲で、編成も大きくなり大迫力。最後は大拍手で学生たちも指揮の先生も満足そうな表情でした。

それにしても、この子たちは、この先どんな音楽人生を歩むことになるのでしょうね。お正月の駅伝を見たときにも思いましたけれど、スポーツにしても音楽にしても、それで食べていける人ばかりではないのが現実だと思います。でもそれは一般学生でも同じことで、勉強したことと卒業後の仕事がリンクしていない人なんていくらでもいるのだから、これだけ1つのことに打ち込んだ青春時代を送ったというのは、その先の人生の宝になるだろうな。大きなお世話ですが、そんなことを考えてしまった演奏会でした。

これに味を占めて通っちゃうだろうな、と思っていたけれど、上野はちょっと遠いのですよね。プログラムのチェックも怠っていてその後は聴きに行けていません。近所の音楽好きのご隠居だったらそれこそ毎回通っちゃいますね。
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by fumiko212 | 2013-01-13 00:04 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

LOVE IS ART, STRUGGLE IS BEAUTY.-愛は芸術なり 相剋は美なり-

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エンタメ振り返りエントリ、次はアートです。

10月に始まった数年前の朝ドラ「おひさま」の再放送にはまっている今日この頃ですが、ドラマの舞台である安曇野は以前から行ってみたかった場所でした。去年の夏に訪問した時のお話です。

安曇野といえば豊かな自然をイメージしますが、私の目的は明治の彫刻家、萩原守衛とゆかりの作家の作品を集めた碌山美術館でした。あるご縁があって、学芸員の方から伯母を経由してお手紙と招待券をいただいていたのです。
レンガ造りの教会を模した質素な美術館に展示されたブロンズ彫刻作品群は、同じ日本人が作ったという背景があるからか、ヨーロッパやニューヨークの美術館で見るブロンズ像から受ける印象とは全く異なり、作家の息遣いのようなものが感じられました。

作品と同じくらいに興味深かったのが守衛の短い生涯をたどった展示。
安曇野の農家出身の明治の彫刻家、というイメージで私が描いていた生涯とはかなりかけ離れていました。
二十歳で上京、22歳でニューヨークに渡り名家の学僕として美術を学ぶと、24歳で渡仏、ジュリアンの画塾で学びます。28歳で帰国する折にはイタリア、ギリシャ、エジプトに立ち寄ります。ニューヨーク、パリでは高村光太郎、戸張孤雁など複数の日本人芸術家との親交がありました。(美術館サイト内の年表を参照しました。)それらが写真とともに展示されており、その時代のニューヨークやパリの風景の中に日本人芸術家の姿があるというのが新鮮だった。
彼らはある程度裕福な家庭の出だったというのもあるとは思うのですが、周囲の人々が才能ある若い芸術家が専門教育を受け経験を積む機会を得ることを支援していた。それは決して裕福な一部の特別な人ということではなく、少しの余裕のある人たちがその時々の方法で才能を育てていた時代だったように感じました。思えば、私がこの美術館を訪れたきっかけも、美術好きだった明治生まれの曽祖父の遺してくれた縁だったのです。
10代から常に病と隣り合わせだった守衛はわずか30歳と5か月で生涯を閉じました。

これらの展示を見た後で、もう一度一連の彫刻作品を見返すと、1つ1つの作品から伝わってくる波動のようなものがより鮮烈さを増したように感じました。

今回は真夏の訪問でしたが、晩秋にもう一度あの場所に行ってみたいような気がします。いや、1年で一番寒いこれからの時期に寒さに震えながらあの彫刻と対峙するのはどうだろうか。20代の若者が命を燃やすように創った作品を40代の鈍った頭で受け止めるには、そのくらいの心意気が必要かもしれません。
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by fumiko212 | 2013-01-11 00:30 | アート | Trackback | Comments(0)

MAKOTO OZONE TRIO featuring CHRISTIAN McBRIDE & JEFF "TAIN" WATTS@ブルーノート東京

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去年、唯一聴いた小曽根さんはこんな豪華なトリオでした。ご一緒したMさんとも話したのですが、こんな風にリラックスした演奏をする小曽根さんを聴ける機会ってあまりないよねっていう貴重な機会でした。

Mさんに教えてもらった話では、近年、米国でジャズミュージシャンを取り巻く環境は厳しく、ジャズはすでに過去の音楽になってしまっているそう。ニューヨークであってもジャズミュージシャンが演奏できる場所はどんどん減っていて(確かにそうですよね。この10~15年で観光名所にもなっていたようなお店がいくつも閉店しました。)今やビッグネームであっても演奏活動だけでは食べていけないような状況なのだとか。そんな寂しい背景があって、このトリオの日本ツアーが実現したのかもしれません。
来日した2人ともが「日本ではミュージシャンをミュージシャンとして観客がリスペクトしてくれる環境がある。そういう観客の前で演奏できて光栄だ。」と語っていました。

ところで、ここ数年、小曽根さんを聴くたびに思うことがあります。それは、1人の演奏家を聴き続けるおもしろさ。その思いが年々増してきています。
私が聴き始めたときの小曽根さんはすでに40歳近くで輝かしいキャリアを確立されていましたし、リアルタイムでは全キャリアの半分も聴いていませんけれど、CDでさかのぼった分も含めたらもう少し長い期間の演奏に触れてきました。その時々で小曽根さんが表現した音楽、取り組んだ音楽、その積み重ね全部があっての今の演奏だと思うのです。
そして、これもすごく関係あると思うのですが、歩みは遅いながらも聴き手としての自分の成長もある。自分の耳が成長することで、または自分の耳の成長ではついていけなくなって、いつしか聴かなくなってしまうミュージシャンだって少なくないことを思うと、これって本当に奇跡だと思えてくる。つまりは聴き手の耳を育ててくれる音楽こそ、ずっと効き続けられる音楽なのだということ。小曽根さんの音楽はいつでも聴き手としての自分の行き先を照らしてくれているのだ。進化し続けながら決してそのルーツを否定せず、過去を糧にして未来に歩み続ける音楽だからなんだろうと思う。

私の場合はたまたま同時代を生きているある演奏家だったけれど、それがある1曲の交響曲だったり、ある時代の偉大な作曲家、演奏家、指揮者だったり、自分が演奏することだったり、いろんな道標があるのだと思う。そういう出会いをできた音楽愛好家は本当に幸せだ。私も幸せ者だと思う。
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by fumiko212 | 2013-01-10 22:41 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

「ア・ラ・カルト 2」 ~役者と音楽家のいるレストラン@青山円形劇場

去年はエンタメ少なかったとはいえ、厳選したいくつかの公演はとても心に残ったので、これからじわじわ振り返ろうかな。NYのエンタメもアップできていないままだし。

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近いところから、まずは毎年恒例のア・ラ・カルト。"2"になってから既に3年目の冬です。
2011年の公演で、過去のア・ラ・カルトを吹っ切った高泉さんを感じた私ですが、もしかしたら高泉さんはとっくに前を見ていて私が吹っ切れたのが2011年だったのかも、と思った今回でした。"2"のメンバーが登場したとき、ああ、今年も彼らに会えた、ここに戻ってこれた、って思えている自分に気づいたから。

今年は、私のスケジュールの縛りで有無を言わせずローリーの日を選択。そうじゃなかったら池鉄さんにしてた~。(ローリーファンの方すみません。)というのは、去年、アドリブで泥沼化する池鉄さんを面白がる中山さんが面白かったから。それから、池鉄さんの「ワインレッドの心」が強烈だったから。今回は何を歌ったのかなあ?そしてこのお2人、私たちと同学年だった!同世代の方はわかると思うのですが、我々の世代って社会に出たときバブルははじけた後だけどその後の氷河期(ロスジェネ世代とかいうのかな?)にも入ってない、何となくどこにもくくられない宙ぶらりんの世代なんですよ。というか、最終学歴やらダブリの年数によってバブル寄り、氷河期寄りとばらけてるからますますまとまりがないんだな、きっと。と感じているのは私だけかなあ。そういえば芸能人にもあんまりメジャーな人がいないのよね。

その中山さん演じるタカハシくんとともにはじけるズレた後輩ナカタくんの存在感が去年あたりから光ってます。あのドタバタっぷり、ノリコさんがいた時代よりも面白くなった気すらします。

山本光洋さんと本多愛也さん、2人のパントマイマーが演じるギャルソンの間合いもいい感じでなじんできたし、このメンバーとこれからら先も毎年12月に会い続けられるといいな、って思っている自分に気づきました。
それなのに、こどもの城閉鎖が発表されて、この劇場でア・ラ・カルトが見られるのは次回が最後になってしまいます。20周年で白井さん、影山さんが去り、今度は劇場が閉鎖。高泉さん、どうされるのかなあ。きっとどこかでまたア・ラ・カルトの灯をともしてくれると信じてます。
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by fumiko212 | 2013-01-08 23:31 | 映画・舞台・ドラマ | Trackback | Comments(0)

ニューイヤー・コンサート@めぐろパーシモンホール

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今年のエンタメ初めは頑張れば歩いて行ける(実際は行きはタクシーだったけど)パーシモンホールで久々のN響公演。

ドヴォルザーク
・チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
・交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」

広上 淳一 /指揮
宮田 大 /チェロ
NHK交響楽団 /管弦楽

チェロの首席に向山佳絵子さんらしき人が座ってた!なんで?
さっき検索したら誰かのブログにもそう書いてあったので間違いないよう。で、その方のブログによると藤森さんとご夫妻なのだとか。知らなかった〜。(帰りにロビーでお見かけしました。)新世界のソロ、素敵でした。弦楽8人で弾くところ好きだった。

N響いいな〜。細かくならいくつかもっとこうしてほし〜というのもあったけどやっぱり全体が鳴っているところとか木管のソロとかおおーって思う。定演に行っていた頃はあっという間に1ヶ月で、もうか、なんて思ってたけど贅沢なことしてました。

宮田君のチェロは席が遠かったこともあってかちょっと後ろに引っ込んでる感じがしたけど…。今度はハイドンか室内楽で聴きたい。ドボルザークは曲がすんばらしいから満足です。木管との二重奏のとことか綺麗だったけど、やっぱりもうちょっと前に出てくればな〜と思った。

思い返すとオーケストラを生で聴いたのって半年ぶり?うーん、今年はもうちょっと聴きたい。
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by fumiko212 | 2013-01-07 21:10 | 音楽 | Trackback | Comments(3)