<   2011年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

Road to YAMAHA HALL

8月某日、チェロを習い始めて2年と4ヶ月経ったこのタイミングで、はじめてのホールでの発表会に参加しました。スクールの広い部屋でのプライベート発表会(同じ先生に習っている生徒同士で発表しあう)のようなものは1度あったのですが、ピアノの伴奏がついて家族にも聴きに来てもらって、という発表会ははじめて。しかも、会場は新しくなったばかりの銀座ヤマハホール。あの小曽根さんもコンサートをされたホールですよっ!これは鼻息荒くなるってモンです。さらに、先生の方針では今回が最初で最後になりそうな気配だったので、これはもうヤマハホールで演奏することを思う存分に堪能する発表会にせねば!と自分の中ではかなり気合が入っていました。

8月に入ってすぐの発表会だったのですが、曲が与えられたのは5月の連休明け。できれば連休前にもらって連休中にたっぷり練習したかったなー、などと思ったものですが、後から思えば連休中に練習する余裕はなかったので結果オーライ(なのか?)ということで、3ヶ月で人様に聴いてもらうに耐える演奏に仕上げなくてはならないということになりました。とはいっても私たちは4人で同じ旋律を演奏するので、4人で演奏したときに聴くに堪えればOK。本当に心強いですが、やはりそうは言っても1/4の責任を果たさねばなりません。

先生が選んでくださった楽曲はヘンデルの「ラルゴ」。原曲はオペラのアリア(「セルセ」という作品中の「オンブラ・マイ・フ」とも呼ばれている曲です。)で、まあ有名な曲です。が、私は最初聴いたときにえーっと知らない曲?などと思ってました。おっそろしいことにその日の朝の「題名のない音楽会」で聴いた曲なのに、一致していなかった。家でギクシャクと楽譜をさらっていると、母に「オン・ブラ・マイフ」演るの?と言われて、あ、そうだよね、その曲だよねこれ、と気付きました。あー、悲しいド素人。

それまでの私の練習頻度は、まあ、チェロがすきー!と言いながらも1回30分(それ以上つづけると股関節や右腰の辺りが限界で整体に通わずには続けられなくなるという体たらく)、週に多くて2回というかなり恥ずかしいもの。でも、この3ヶ月は早く帰った日は短時間でも毎日練習するぞ、そして平日には最低限の予定しか入れないぞ(元々予定なんてあまりない生活ですから、この点は苦労しませんでしたが。)と心に誓いました。毎日というのは自分でも無理だろうと思っていましたが、それでもレッスンがない週6日の内、平均週4回は楽器を取り出したように思います。(いや、3回の週もあったかなー。汗)

指の力が足りなかったり指が開かなかったり思うように指が動かないことによる弾けない場所というのはなさそうなのですが、ポジション移動が頻繁にあって音が正確に取れないのと、ロングトーンで弓が足りなかったり音がゆれてしまったりと弓の扱いが厳しい箇所が非常に多いというのが弾き始めたときの印象でした。
それと、同じメロディを2回繰り返すのですが、なぜか弓順(ボウイングというのかな?)が変わる場所があって、そこは絶対に間違えそうだし2回目の弓順だと伸ばすところで弓が足りない感じになりやすかったり、そんなことにも行き当たりバッタリに困っていました。

それから、まだ音階くらいしか弾けなかった頃に買った自分の楽器、音が気に入って買ったつもりだったけどレッスンが進むにつれてどうにもこうにも弾きにくく、本番では自分の楽器を使わなくてはならないというのが大きなプレッシャーでした。
できないのを楽器のせいにするのはナンですが、買ってから一度も変えていない弓の毛というか松脂の感じもなんだか調子が悪いような気がしてきます。先生に質問したら替えたほうがいいとのこと。それならと替える気満々だったのですが、なんかグズグズしているうちに本番がどんどん迫ってきて、今更毛替えして弓の感じがすごく替わっちゃったらかえって弾きにくいかも、という心配も出てきて、結局そのままに。練習頻度が増えてくると益々弓の感じが気になって、、、という悪循環。さっさと替えておけばよかった。。。

そんなこんなで瞬くように時は過ぎ、本番1週間前のリハーサルの日がやってきました。リハーサルはホールでは行わず、スクールの大きな部屋で行います。いつもはスクールの楽器を借りてレッスンを受けていますが、この日は自分の楽器持参。
楽器に関する心配事の1つの弾きにくさはこの頃には少し解消されていました。思うに、家での練習時間が増えたことにより、スクールの楽器よりも自分の楽器を弾く時間が長くなったというのが主な理由だと思います。いかにそれまでの練習量が少なかったかということです。
そういう意味では、自分の楽器と仲良くなれたのが今回の発表会の成果の一つかもしれません。

この時はじめてピアノの先生の伴奏に合わせて演奏しました。1回目は入りどころも最初の音の拍数も4人とも取れずに大崩壊。ピアノの先生のフォローで何とか最後まで通して演奏しましたが、全員真っ青。さらには私は個人的に恐ろしく緊張してしまい手が震えているのです。その自分の緊張しっぷりに益々緊張。
先生にアドバイスを受けてもう一度通しました。そのときには何とか見失わずに演奏できましたが、なんとなくおっかなびっくりでした。2回通したら時間切れで教室から出てみんなで当日の打ち合わせ。服装やら、楽譜を確認しあって入るタイミングを再度確認し、今日の録音音源を皆さんにメールすると約束して解散しました。

そこからの最後の1週間の練習は気合が入りました。今思えばリハーサルが1週間前で本当に良かった。録音した先生の伴奏に合わせてひたすら練習。とりあえず入りどころでの事故は起こらないだろうという気持ちで当日を迎えました。そうそう、この最後の1週間では、それまで行き当たりバッタリに弓が足りなくなっていたところを自分なりに楽譜に書き込んで、その手前の弓を使う量を調節したりもするようになりました。まったく気付くのが遅いです。この1週間は体調管理も結構気を使いました。とにかく早寝!目標1日8時間睡眠!もう、判で押したように規則正しく過ごしました。

当日は、出番前にチューニング室で先生がチューニングをチェックしてくださり、音出し室という部屋を6分間使用できるとのことでした。それまでのレッスンや自宅での練習で、その日の1回目の演奏は大概ボロボロになることに気付いていた私は、当日の一発目の演奏が本番というのは避けたいなと思っていました。リハーサルでもなんとなくそれが証明されたので、前日にみんなにメールをして、当日は音出し室で1回通して演奏しましょう、という作戦を立てました。そのため、私は伴奏の入ったiPhoneを持って本番のステージに行く事に。

当日は、自分たちの出番までバイオリンクラスの人たちの演奏を客席で聴きました。自分のことを棚に上げて書きますが、大人のクラスの発表会の演奏を聴く基本姿勢は「温かく見守る」というもの。上手なグループ(個人)もいらっしゃいますが、人によってはかなり破壊的な演奏をなさっていました。それを聴いていると、私たちの演奏も客席にはこんな風に音痴だったり破壊的に聴こえるのか?と自分の緊張もMAXに。そんな得体の知れない緊張感とともに出番が近づいたので楽器を取り出して控え室方面に向かいます。
先生の顔を見て少しホッとして緊張感がほぐれ、チューニングもバッチリしていただいて、予定通り音出し室でみんなでせーので演奏しました。そのとき、最初の音程が4人ともピタリと合っていたのです。なんだか鳥肌が立つほど感動しました。いつもの1回目とは打って変わって結構いい感じに弾けました。後から、この1週間、皆同じように気合を込めた練習をされたとおっしゃっていました。それが通じ合ってあのピタリと合った音が出たんだと思いました。

大きなエレベーターに乗ってステージ脇に移動。直前のグループの演奏が聴こえてきます。ヤバイ。こうやって人の演奏を効くと猛烈に緊張してくるのです。私は人前で話すのに緊張することはあまりなく、むしろマイクを持つと元気になるタイプ。なので、緊張に対する心構えが全然できていなかった。緊張していることに焦ります。リハーサルで手が震えたときも、本番はきっと元気になっちゃうんだろうな、程度に軽く考えてたけどとんでもなかった。

そうこうしているうちに前のグループの演奏が終わり、チェロのトップバッターだった私たちのために先生が椅子をセッティングしてくださり、楽器とともに入場です。そういえば、楽器と弓と楽譜をどうやって持って歩くのかとかも結構緊張の材料でした。退場後は客席に下りて階段を登らなければならず、エンドピンを伸ばしたままの楽器を持って転ばないかが一番の心配だったり。とりあえず滞りなく着席。もう、緊張で客席は一度も見られませんでした。ピアノの前奏が始まり、最初の音。またもや音程はピタリと合っています。でも自分の指を見ると弦を抑えていない指が小刻みに震えている。次の音でこの震えた指で弦を押さえられるのか?と焦ります。しかし、そんなことを考えていたのかどうかも思い出せません。曲はどんどん進み、あんなに先生のピアノとお互いの音を聴いて、と思っていたのに、自分の音しか聴こえてこなかった気がします。弦を抑えられないまま開放弦で音を出してしまったところがあったなーというのは覚えています。2回繰り返すメロディの1回目が終わって、ピアノの間奏を聴く間、深呼吸。さあ、後半は落ち着いて。と思っていたのにやっぱりメロメロ。あー、もう終わってしまう。最後のフレーズをffで繰り返すところがやってきました。先生からはどんなことがあってもここから入ること!と教わっていたことを思い出し、気合を入れなおしてその部分に突入しました。何とかこの部分は気持ちよく少し冷静にそしてしっかりと音を出せた気がしました。それもあって、終わった後は結構な満足感がありました。

今思うと、あの緊張さえなかったらもう少ししっかりと全体を弾けたんじゃないかと思います。緊張克服のために、ヨガでも始めようかと思ってますよ。もう、チェロを上手く弾く(というか練習の成果を存分に本番で出す)ためにできることなら何でもします。

無事本番が終わり、なんとなく満足感をかみ締めつつ、他の方たちの演奏を最後まで聴いて会場を後にしました。

聴きに来てくれた家族の反応はイマイチ(社交辞令的に良かったよと言ってくれたけど)でしたが、同じくヤマハで声楽を習っている伯母は、大人の教室の発表会の悲喜こもごもを十分に理解してくれているので、終わってすぐに「良かったよ~。」と褒めてくれました。

そうなんです。やっぱり大人の教室は音程の正確さや音の綺麗さ、テクニックの追求にはある程度限界があります。子供の頃に習っていればもっと綺麗な音や正確な音を出せるかもしれないけど、そういう環境には恵まれなかった。だけど大人になってからやりたい!という思いをここにぶつけている。習い始めるのだってすごく勇気がいったし。私たちは4人グループだったけど、2人で二重奏をしたり、同じグループの人が出演できなくなり急遽先生とデュオで出たり、という方もいて、その勇気にも感動します。
あるアンサンブルのグループでは、杖をついたご高齢の男性がスタッフの方に楽器を持ってもらって登場しました。椅子に座ってチェロを構え、堂々と演奏される姿にも胸が熱くなりました。

翌日のレッスンでは、先生から結構褒めていただき、レッスン後は軽くお茶会で打ち上げしましょうという予定が昼からビールの会になりいい感じに盛り上がりました。他のグループの演奏をいろいろ聴いて、われながら自画自賛でおめでたいとは思うけど、チェロという楽器、熱心にご指導してくださる先生、いい曲を選んでいただき、そしてメンバーにも恵まれ、本当に幸せだしついてたなーと思います。

今回の発表会は曲をいただいてからの3ヶ月を含め、いろいろな意味で実りの多い体験でした。一番の収穫は、チェロを弾くことが前よりももっと楽しくなったこと。明日のレッスンも楽しみです。
[PR]
by fumiko212 | 2011-08-27 23:46 | 音楽 | Trackback | Comments(2)

胃の痛くなる出来事

こんなことがありましたという話です。

7月31日、Appleからこんなメールが立て続けに入りました。

1通目
(あなた)のアカウント情報が07/31/2011に変更されました。
クレジットカード

2通目
(あなたのアカウント)に登録されたことのないコンピュータまたはデバイスから、この Apple ID を使ってApp Store で 二战风云 HD が購入されました。

最初は何のことかよくわからなかったのですが、これはまずいのかもしれないと思い、パスワードのリセットをしました。
その後、ネットで「二战风云」というHDがなんなのか調べると、多数被害が発生しているアカウントの不正利用により購入されてしまっているゲームアプリか何かのようです。アプリは無料だけどアドインが有料で一緒に購入されているというものらしい。
自分のiPhoneのAppストアで購入済みのアプリを見ると確かにその名前のアイコンが現れている。
PCを開いてiTunesの購入履歴を見ても2600円のそのアドインが購入された履歴が残り、アカウントにチャージされていた残額が使われてしまっていました。

どこをどうたどったか忘れましたが、メールで問い合わせることができる画面を見つけ、購入番号のようなものを入力して問い合わせました。その問い合わせ画面には48時間以内に返信するとありましたが、丸4日経った頃返信がありました。

担当者記名の上で、
1.不正購入されたものは削除した。
2.今回限りの特例で代金は返金する。
3.アカウントは無効にした。再利用したい場合は必要な情報をメールするように。
4.本件の詳細は慎重に調査中で詳細は説明できない。
とのことでした。

アカウントを再利用するための返信メールを送るのに私が2日ほど日をあけてしまったら、同じ担当者からもう一度情報を送るようにとのメールが入りました。
すぐに返信し先方からの返事を待ちましたが一向に返信がなく、途中電話問い合わせをしたのですが、そこは製品のサポート窓口でiTunesのサポートはメールでしか行っていないのでメールで再度問い合わせるようにとのことでした。担当者宛にメールを返信し、途中経過を教えて欲しいと伝えましたが、それ以降も連絡はまったくなく、かれこれ3週間以上が経過しています。

その間、iPhoneのアプリのアップデートが行えない状況で、さすがに不便を感じ始めました。昨日からまたサポートのHPをあちこちさまよっているのですが、問い合わせの画面もビジー状態でメールも送れない状況。
停止されているアカウントには返金されたお金も残っているし、過去に購入したアプリもそのアカウントからしかアップデートできません。さすがに困ったなーとネットを検索すると、同様のケースの事例が見つかりました。
それには2つの結末があって、1つは一度無効化されたが必要事項を返信したら翌々日には有効化されたというケースと、アップル側の審査でアカウントの有効化は不可と判断されたケースでした。
今の感触からすると私は後者の無効化されたままの結末になりそうな予感がしています。
そうなると、過去に購入したアプリのアップデートは行えず、チャージされていた残金もすべて使えなくなるということのようです。規約的にアップルはそれをできる権利を有しているということのようです。

購入、購入と書きましたが、私がダウンロードしているのはほとんど無料アプリだけだったと思うので、金銭的な損失はチャージされていた3000円弱の残金だけということになるのかな?ダウンロードした音楽はどうなんだろうか?PCのローカルに保存しているので、それが消えてしまったときに再ダウンロードできないというだけなんだろうなと思います。(そうじゃなかったら結構な損失だけど。)

アップデートされなくなってしまったアプリは、一旦削除して新たに作成したアカウントで再ダウンロードする、という作業をしなくてはならないのかなと思います。かなり面倒な作業になりそう。そしてそのときにアプリに蓄積された過去データはすべて消えてしまうってことですね。

今回感じたのは、アップル製品ってなんだか怖いなーということ。
世界的メジャー製品なだけあって、悪党の餌食になりやすいのかもしれません。その悪党よりももっとてこずっているのがアップル社の対応のほうだというのもなんとなく釈然としない。
不成使用された2600円を泣く泣く諦めて、パスワードを変えて、そのままアカウントを使い続けたほうが実害が少なかったのかなーとも思います。まあ、一度不正使用されたアカウントを使い続けるのは不気味ですが。

ちなみに今回の不正使用による被害は、アカウントにチャージがあった人だけのようでした。カード払いになっている人は被害にあっていない。となるとiTunesカードのチャージというのもあまり使わないほうがいいのかもしれません。

それから、今回私が被害にあったのと同様の現象がこれだけたくさん起こっているということは、アップル自体のセキュリティに対する信用もあまりしないほうがいいのかなと思いました。
アップルアカウントと同じ組み合わせのID、パスワードを他でも使っていた私の落ち度でもあると思いますが、他から流出したものが使われたということはやっぱりアップルが標的になりやすい存在だということでもあると思います。

過去に歯科の矯正治療でかなり納得の行かない損をこうむったことがありました。しかも先方に誠実さがまったく感じられず精神的にもすごく嫌な思いをしました。でも冷静に考えると法的に処理されたときに私にお金が戻ってくることはなさそうだったので、最小限の問い合わせ(同時に治療中だった労災申請のためのレセプト情報をもらった程度。それも私が払ったものと一致しておらず、触ってもいない歯に関する治療費が含まれていたりで益々不信だった。)で諦めて早々に忘れようとしたことがありました。いつまでもクヨクヨする精神的な損だけでも少しでも減らそうと思ったのです。今回も同じくなのだと思います。なんだか釈然としないけど、まあボチボチと忘れていこうと思います。
アカウント無効決定ならその連絡くらいは欲しいけど。

便利なものも身の丈に合わないとこうした落とし穴に落っこちてしまうことがあるんですね。
こんな話も友達に話したら結構ネタとしておもしろがられたので(「そんなこんなでイライラしてせんべい食べたら歯のかぶせ物まで欠けちゃってさあ。」と私が憤慨してたら「山中(アップルの担当の人、仮名)もそこまで面倒見切れないよー。」と笑われたり、会社の先輩なんて「そのゲームで遊んじゃえば?おもしろいかもよ~。」なんて言うんですよー。笑)いろんな勉強になったってことで、このまま思わぬ被害が発覚せずに収束してもらいたいものです。もう、悲惨な続報はアップしたくないので頼むよ~。山中(仮名)~。
[PR]
by fumiko212 | 2011-08-27 21:53 | つぶやき | Trackback | Comments(0)

太郎Day! 夏編 川崎市立岡本太郎美術館

太郎Day! 夏編では川崎市、生田緑地の深い緑に囲まれた川崎市岡本太郎美術館を訪問。
川崎市というと海岸部の工業地帯や市街地が思い浮かびますが、ここ生田緑地は深い緑に覆われた自然が色濃く残る場所でした。小田急線の向ヶ丘遊園駅から車で数分走っただけで、緑地脇の小道には動物飛び出し注意の交通標識が立っていたほど。

美術館の開館は1999年。太郎の存命中には開館することができなかったのだそうです。ウィキペディアによると自然保護活動家の美術館建設反対運動が非常に激しかったのだとか。
確かに、緑地といってもごく狭い範囲で成り立っていた生態系ですから、美術館関連施設の建設のための伐採でも影響は大きかったことと思います。
それでも、美術館につづく針葉樹林の中は、涼しげなカナカナの鳴き声の効果もあって、周囲より1~2度気温が低く感じました。
b0031055_20295347.jpg


b0031055_20295387.jpg美術館併設のカフェテリアTAROで腹ごしらえして、鑑賞開始。
真っ赤なグニャリとひしゃげたような不思議な廊下を抜け、常設展示室へ。ここでは「生誕100年、あっぱれ太郎 歓喜のシャーマニズム」展という切り口での作品展示がされていました。5月に竹橋で見た作品もちらほら。点数はあまり多くありませんが、立体作品の展示は美術館というよりもなんとなく万博のパビリオンを連想させるような博物館的な立体的な展示がされていました。

常設展示で興味深かったのは、太郎の両親、岡本一平とかの子に関する展示。戦前の大正から昭和にかけてのあの時代というのは、もしかすると文化的にすごくリベラルというか、なんかすごいマグマが渦巻くような時代だったんじゃないかと思えてきます。先日、青森県立美術館で寺山修司に関する展示(天上桟敷のポスターとか)を見たときに、60年代ってすごい時代だったんだな、今をときめくグラフィックアーティスト(誰だかわかる人にはわかると思いますが)なんてこれに比べたらぬるま湯だな、と思ったんですが、さらに戦前まで遡るともっとグロテスクだったのかも、と思えてきます。
江戸時代の文化的水準の高さが明治維新で衰退し、その後復活したものがまた戦争で衰退し、そして60年~70年代に盛り上がったものがバブル景気で衰退したっきりなのかも。などと考えをめぐらせてしまう。次に盛り返すことはこの先の日本にあるのだろうか。なんかなさそうなのが寂しい。

企画展示は、生誕100年「人間・岡本太郎」展の後期展示。エントランスには様々な太郎の言葉が大きな垂れ幕で展示されています。
この展覧会は、太郎とかかわりのあった人、物事などから太郎の創作活動に迫ろうというもので、前期は太郎と同時代に活動した作家、後期は太郎から影響を受けた作家の作品・活動に焦点を当てていました。
大きな広場をコの字型に小さな展示室が囲んでいて、部屋ごとに写真、建築、大衆文化などのテーマに沿った展示がされていました。
私が興味を持ったのは大衆文化をテーマにした部屋。主には大阪万博に関する展示で、太陽の塔をモチーフにしたキーホルダーなどのお土産品が無数に展示されていました。今でこそ、美術企画展のお土産コーナーは作品をモチーフにした様々な商品が並ぶ光景があたりまえになっていますが、それだってここ10年くらいのこと。それまでは、図録、ポストカード、ポスター、せいぜいクリアファイル、という程度だったともいます。太郎の作品は1970年に既にこれだけの商品を展開させてしまうモチーフだったという事実。意図せずに先駆者になってしまっていた太郎作品の造形の底力を感じました。
プチ情報としては、旧近鉄バファローズの水牛の角のエンブレムは太郎のデザインだったということをはじめて知りました。弟が小学校低学年の頃、あの野球帽をかぶっていたことを思い出しました。太郎デザインのキャップをかぶっていたのか。

他にも、万博当時、太陽の塔の目に篭城した男(実際にいたのだそうです)をテーマにした映像作品や太郎の書斎と題して蔵書を展示したエリアなど、それぞれに興味深かったです。建築エリアの今では失われてしまった都庁の壁画や有機的な建造物の模型なども、今も残っていたらと悔やまれてならないものばかり。

美術館を見た後は屋外の展示作品、「母の塔」を目指します。西日に照らされてそびえる塔。思ったよりも巨大でした。この巨大さを目の当たりにすると、益々、太陽の塔を見に行きたくなります。都庁の壁画のように、形あるものはいつかは無くなる可能性も無きにしも非ず。なるべく早い時期に見に行きたいという思いを新たにしました。
b0031055_22234842.jpg
b0031055_22235813.jpg

[PR]
by fumiko212 | 2011-08-21 20:28 | アート | Trackback | Comments(0)

太郎Day! 岡本太郎記念館

つづくと書いてつづかないことの多いこのブログですが、たまに思い出したようにつづくことがあります。
今年の5月のお話の続きです。

岡本太郎生誕100周年の今年、今まで外観しか見たことのなかった青山の岡本太郎記念館を見学しました。
太郎の住居兼アトリエだったこの施設は、太郎の息づかいが濃厚に感じられるすごい場所でした。

端午の節句間際だったので入口には太郎版こいのぼり。壁面のオブジェも素敵です。
b0031055_2257341.jpg

このときは太陽の塔に関する企画展示中でかなり大きいサイズのレプリカが展示されていました。写真でしか見たことのない太陽の塔の細部をじっくり見るとすごい迫力。
b0031055_233334.jpg

生誕100周年に合わせて、あるテレビ番組で太陽の塔の内部を紹介していました。それまで私はまったく知らなかったのですが、太陽の塔の内部には「生命の樹」と名づけられた作品が展示されていました。大きな色とりどりの枝を持った木のオブジェがあり、その枝にはありとあらゆる生物の模型が展示されていたのだそうです。壁面は真っ赤なライトに照らされていて、古びてかなり傷んでしまった今の映像を見てもその迫力は外側以上。これは是非内部を見てみたいと思ったのですが、現在は一般公開されておらず、100周年の今年、特別にマスコミに公開されたようでした。(数年前、一度人数限定で一般公開もあったようです。)
今後もよっぽどのことがない限り内部の見学は叶いそうにありませんが、記念館での企画展示ではこの「生命の樹」の縮小版モデルが展示されていました。あまり綺麗に撮影できなかったのですが、恐竜からプランクトンまで、地球上の生物の歴史が1本の樹に表現されています。太陽の塔はこの「生命の樹」を保存するための建造物だったのだと思うと、その壮大な発想に改めて圧倒されます。
b0031055_238850.jpg

つづいて常設展示スペースへ。展示というよりは太郎が暮らしていたままに保存された室内に、太郎の作品がディスプレイされている居間のようなスペース。椅子に置かれた太郎と敏子さんの写真、いい写真です。右奥の壁面のレリーフが素敵です。
b0031055_2316508.jpg

そして一番感動したのは、やはりこのエリア。太郎の創作スペース。綺麗に並んだ筆やびっしりと収納されているキャンバス。
b0031055_23202594.jpg

b0031055_2320419.jpg

床には生々しい絵の具の飛び散った痕跡が残っていました。
b0031055_23221825.jpg

見上げると天井からはギラギラとした太陽がこちらを見据えていました。
b0031055_2322564.jpg

充実した展示物に圧倒されつつ外に出ると、そこは緑がうっそうと茂る庭園スペース。ここにも太郎の作品があふれていました。
b0031055_23262281.jpgb0031055_23264440.jpg
b0031055_23271386.jpgb0031055_2328873.jpg


生誕100周年、太郎をめぐる旅は、太郎Day!夏編につづく
[PR]
by fumiko212 | 2011-08-20 23:29 | アート | Trackback | Comments(0)

夏の畑へ

お盆休みはへGo!
何にも予定がなくて暑い東京でグッタリ過ごす予定が、急遽親戚宅にお邪魔することになりました。といっても行き先は東京より暑い群馬県。どうなることかと恐れていたのですが、実は天気予報の最高気温は体感気温とは別だったと知りました。住宅が密集していない、縁側があるから部屋に直射日光が当たらない、家が広いから北側は昼間でもひんやりしてる。夕立の後は肌寒いほどの外気が気持ちよかったです。

広々とした畑にはシーズン終わり間際の夏野菜、まだ青い実をつけて実りの秋を待つ果樹が点在。汗まみれになって無心に収穫&ちょっぴり草引き。いつの間にか手袋の中に入ったありんこにかまれまくったりもしましたが、身も心もデトックス。爽快でした。

これがこの日の収穫物。写真の上から時計回りに、トマトいろいろ、唐辛子いろいろ、つるむらさき、モロッコインゲン、オクラ、モロヘイヤ、ナスいろいろ、きゅうり、真ん中が茗荷。どれも美味しいんだけど、採れたてのオクラの舌触りのよさにビックリ。柔らかな産毛に覆われてビロードのような舌触りでした。スーパーで売っているオクラって何日経ってるんだろうか?
b0031055_21121396.jpg

そのオクラの花がこんなに豪華だとは知らなかった。
b0031055_2117228.jpg

こちら唐辛子の花。あの辛さからは想像のつかない白い可憐な花でした。
b0031055_21181959.jpg

淡いブルーがかわいいこの花はチコリの花です。そのままにしていたら茎がビューっと伸びて花がついたのだそうです。
b0031055_2120954.jpg

畑の片隅には雑草に埋もれてホウズキが群生していました。ホウズキのオレンジってかわいいな♪根をつけてもらってきたので来年に期待。
b0031055_21204997.jpg

まだ青い栗のイガ。イチジクもびっしり生っていて、目を輝かせて見ていたら、ほとんどとりに食べられちゃうんだよ、とのこと。くーっ。近くに住んでたら毎朝通って鳥の先手を打つのになー。
b0031055_21235818.jpg


畑で収穫体験をさせてもらっただけで何もわかっていないけど、実態のある生活っていうのはこういうことなんだろうな。

More
[PR]
by fumiko212 | 2011-08-19 22:10 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

音楽メーターというものも

読書メーターと同じようなシステムで聴いたCDを記録できる音楽メーターというものもあるそうなので使い始めました。聴いた音楽をいちいち記録するというのはなんとなくナンセンスな気もしますが、私が聴くのは父が大量に残したCDなので、後からこれは1回でも聴いたんだと見返すことがあるかもしれない。音楽ものの本を読んでいて、その曲を聴きたくなったときにすぐに聴けるので父のCDは非常に役に立っています。

オンブラ・マイ・フ~ヘンデル&モーツァルト:アリア集オンブラ・マイ・フ~ヘンデル&モーツァルト:アリア集
チェロ発表会で演奏するに当たり、「オンブラ・マイ・フ」のイメージを膨らませたくて聞いた。しかしどんなにイメージしてもそのように演奏する技術がないのだなー。トホホ。
聴いた日:07月30日 アーティスト:ラーモア(ジェニファー)

シューリヒトの芸術(ブルックナー:交響曲第3番、第8番、第9番)
実際に聞いたのは8番、9番のみ入っているもの。ベルリンフィル来日公演の予習というかチケット取るぞの意気込みで9番を聴いた。聴くの楽しみ。
聴いた日:07月18日 アーティスト:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、他ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、他
ベルリンフィル来日公演チケット取るぞ!の意気込みで聴いた。これも楽しみだ。
聴いた日:07月18日 アーティスト:クリュイタンス(アンドレ)

塩谷哲&小曽根真【デュエット】塩谷哲&小曽根真【デュエット】
久々に聴くとやっぱりすごいデュオだ。また生で聴きたい。
聴いた日:07月18日 アーティスト:塩谷哲&小曽根真

デュエットデュエット
こちらも同じく。最高のデュオです。
聴いた日:07月18日 アーティスト:小曽根真&塩谷哲

ザ・トリオザ・トリオ
久々にジャズ弾きまくりのかっこいい小曽根さんを聴きたくなって。BIGININGかっこいい!
聴いた日:07月18日 アーティスト:小曽根真

Angels / Voices From EternityAngels / Voices From Eternity
ムットーニ「WINGS-LOST」に使われていた曲が入っているので。グレゴリオ聖歌を元にアレンジした曲ということだけど全部聴くのはやはり飽きて、目当ての曲だけ聴いた。ムットーニさんはどうやってこういうCDを見つけるのだろうか。
聴いた日:07月18日 アーティスト:Joel Cohen with Tod Machover

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲チャイコフスキー:ピアノ協奏曲
小山さんのコンサートで聞いてきて、オケがあまりに???だったので確認したくて聴いた。CDでオケの音をつぶさに聴くのはどうもよくわからず。なんだか釈然としないコンサートだった。小山さんが良かっただけに納得いかない。
聴いた日:07月18日 アーティスト:アルゲリッチ(マルタ)

プロコフィエフ/バレエ音楽「ロメオとジュリエット」プロコフィエフ/バレエ音楽「ロメオとジュリエット」
茂木さんの本で交響曲の方を録音するまでの話を読んで。デュトワのしつこい練習、ヨーロッパツアー中も厳しさにさらされ神経をすり減らし、最後にウィーンで録音。100%の演奏とあったとおり素晴らしかった。完璧に合った木管のリズムに鳥肌。
聴いた日:07月18日 アーティスト:NHK交響楽団

モーツァルト : オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370モーツァルト : オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370
茂木さんの本でこの曲を録音した話を読んで聴いてみた。オーボエっていい音だけどずっと聴いてると全部同じに聴こえなくもない、が、さすがモーツァルトでまったく飽きずに1枚聴き通した。
聴いた日:07月18日 アーティスト:ホリガー(ハインツ)
[PR]
by fumiko212 | 2011-08-16 10:47 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

7月に読んだ本

思えば、携帯でメールができるようになった頃から通勤に文庫本を持ち歩くということをしなくなり、読書から遠ざかっていました。地下鉄通勤者なので、駅に着くたびにデータを読み込む。けれどとにかく反応が遅くてイライラしている時間が長い。ただでさえストレスのたまる通勤電車で自らイライラのタネを作るのもバカらしいので携帯をいじるのはやめにしました。幸い現在の勤務先は朝が早いので満員電車というほどの混雑ではなく、よほどのトラブルがない限り本を広げる余裕があります。そんなわけで久しぶりに紙に印刷された活字を追う時間が増えています。
私が読む本というのはほとんどが図書館の本か父の遺した蔵書。(家中にあふれる父の蔵書に30年間悩まされ続けた結果、自分は本は図書館で借りるもの、と割り切るようになりました。)そのせいか、自分が読んだ本を忘れてまた借りてくる、読み始めて読了本だと気付く、というケースが頻発します。そこで記録用に読書メーターというサイトを利用し始めました。
7月はまとまった読書ができたので(先月までは数ヶ月に1冊とか、情けないペースだった。)、ブログ用のまとめ機能というのから以下コピペしました。(リンクはうっとうしいので削除。)

どれもハズレなく楽しい読書生活でした。
特にN響オーボエ奏者茂木大輔さんの著書は2冊ともおもしろかった。他の著書も図書館で借りてみようと思ってます。
ちなみに画面右側の「最近読んだ本」というところに読書メーターの更新履歴が自動的に表示されています。(但し、表紙の画像がない本は更新されないみたいです。)


青木和子 クロスステッチAtoZ青木和子 クロスステッチAtoZ
読んだって、作らなきゃ意味ないけど。f^_^;)3月に恵文社で見てかわいいなと思ってた本。クロスステッチ好きだからひっさびさにやってみたくなって借りてきた。ホントにやるなら買わなきゃダメだ。目が見えるのかが心配。笑
読了日:07月31日 著者:青木 和子

きりのなかのサーカスきりのなかのサーカス
恵文社の本で紹介されていた1冊。想像以上に贅沢な造本で嬉しい驚きだった。一羽の小鳥のページをめくって、裏から見えた小鳥は確かに霧の中。あのひんやりした霧が自分の周りにも現れた。霧の向こうにサーカスが見えてくる感じも素晴らしい。サブダの飛び出す絵本以上にアートな絵本。
読了日:07月31日 著者:ブルーノ ムナーリ

屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)
全シリーズを通して一番人気があるのは毒猿なんだそうだけど、私はあの残酷さがどうも…。今回は3人の女を巡る因縁が昼ドラちっくで読みやすかった。シリーズが続いてるんだから晶も鮫島も無事なんだとわかっていてもハラハラしてしまう。犯人側だけでなく、晶、藍といった芯の強い女たちの機転もあって、ある意味女のハードボイルド。ほぼ日きっかけでシリーズ読み始めた私みたいな読者にはすごくとっつきやすかった。
読了日:07月28日 著者:大沢 在昌

夜の試写会 (リディア&ビル短編集) (創元推理文庫)夜の試写会 (リディア&ビル短編集) (創元推理文庫)
翻訳済みの長編は全部読んじゃって、本国では2002年を最後に出版されていないようだったし何かの理由でこのシリーズを辞めてしまったのかと心配していたら、2009年以降新作(長編)がふたたび出版され始めていた。で、この短編集は次の長編の翻訳版が出るまでのつなぎとして日本で出たようだ。リディアとビルの着かず離れず、それでいてお互い通じ合っている関係は健在。新作が楽しみ。このシリーズ以外の作品も翻訳されて欲しい。911を題材にした長編に原書で取り掛かるか思案中。
読了日:07月25日 著者:S・J・ローザン

ボクらの時代 ロングヘアーという生き方ボクらの時代 ロングヘアーという生き方
本屋で見かけて図書館に速予約した。ゲラゲラ笑いながら読んだ。一番笑ったのは、高見沢氏が進学希望に「仏文科志望で、専攻は日本史って書いた」というくだり。リリーさんの「もう最初から間違えてますね。」の冷静なツッコミが最高。草食系やアラフォーは頷けた。行くなら地獄の進学校とかも。こういう鋭い話も何気に入ってる。終盤のとんまつりビックリした。日本ってすごい国だ。これどんな風に編集してオンエアしたんだろうか?笑
読了日:07月20日 著者:みうらじゅん,高見沢 俊彦,リリー・フランキー

オケのなかの蛙、大海に挑むオケのなかの蛙、大海に挑む
茂木さんの文章の上手さに今回も引き込まれた。演奏家が曲を完成させる過程の描写には音楽が聞こえてくるような臨場感があった。最近聴く頻度が増えてきた室内楽のコンサートをもっと聴きたくなった。茂木さんの音楽に対して理想とする考え方に自分のリスナーとしての態度と近いものが感じられて勇気づけられる。
読了日:07月14日 著者:茂木 大輔

毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)
残酷すぎる描写に萎えそうになりながらも読了。毒猿の望みも郭の望みも叶えられた結末だったのが救い、なのかなー。奈美の人生を思うとやりきれない。鮫シリーズこれから読んで行きたいけど、間に別のほのぼのできる本を挟まないと読み進められないわ。本編とは関係ないけど図書館から借りたこの本の汚なさにも萎えた。古いベストセラーだから仕方ないけど、村上春樹ならこうはならない。ハードボイルド小説の読者って…。
読了日:07月10日 著者:大沢 在昌

オケ老人!オケ老人!
スパイの話いらないような気もしながら読んだけど最後はどっちの話もどーなる?どーなる?と読んでいた。なくても充分面白くできる話だったと思う。例えばお年寄りたちのエピソードとか、学校での先生のこととか、もうちょっと読みたいなとも思った。けど、このくらいが丁度いいさじ加減なのかも。面白く一気に読みました。
読了日:07月06日 著者:荒木 源

オーケストラ空間・空想旅行―オーボエ奏者の旅日記オーケストラ空間・空想旅行―オーボエ奏者の旅日記
ヨーロッパが東西に分断されていた時代に西ドイツを拠点に活動していた若きオーボエ奏者の回想録。東側への演奏旅行でホームステイした家庭の姉妹との交流に胸を衝かれた。彼女たちは今どんな人生を送っているんだろうか。また、西洋と日本での音楽教育の違いや厳しいオーディション、読む話すべてが興味深かった。そしてこういう経験を積んだ演奏家がいるN響ってやっぱすごいんだな。茂木さんの文才(のおかげ)でこんな話を読めることにも感謝。
読了日:07月03日 著者:茂木 大輔
[PR]
by fumiko212 | 2011-08-06 10:26 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(6)