カテゴリ:本・雑誌( 53 )

六花文庫と91年のニューヨーク本

札幌に行ってきました。
行きたい場所がいろいろあったので慌ただしくあちこち動き回った旅でした。

そんな中の1つが六花文庫。マルセイバターサンドの六花亭が持っている図書館です。蔵書は食に関する本のみ。(一部美術関係も)
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滞在できたのは1時間程度だったので最初に目についた3冊の台所に関する本を読み、もう時間がほとんどないなかで見つけたのがこのニューヨーク本でした。
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奥付を見ると初版は91年。ざっと見るとカラフルなイラストでニューヨークの食に関するあれこれが紹介されていました。早速Amazonに出品されていたのを見つけてオーダーしたものが届きました。
最近よく友人たちと、ニューヨークの食は美味しくなったよね、と話すのですが、この本に出てくるものたちがなくなってしまったわけではないことに気づかされました。ゼイバーズもユニオンスクエアのグリーンマーケットももちろん出ています。これからじっくり読むのが楽しみ。

六花文庫、真駒内の駅から団地を抜けて10分以上歩く場所でしたが、あんな図書館が近くにあったらいいだろうな~。京都の恵文社一乗寺店に行ったときも、この近くに住みたいと思ったものでした。あそこにもまた行きたいんだった。

札幌では、念願の六花亭札幌本店で食べたかったいろんなものを食べ、森彦の2つのカフェでコーヒーを飲み(アトリエの方は大橋歩さんのアルネのバックナンバーが置いてあり、モーニングを待つ間にむさぼり読んだ)、シエスタラボと点と線模様製作所で買い物をし、郊外に足を伸ばして安田侃のアルテピアッツァ美唄、イサム・ノグチのモエレ沼公園を訪れ、札幌在住の友人の素晴らしいアテンドによるおいしいごはんを食べ、ちくわパンもゲットし、充実しまくった3日間でした。

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by fumiko212 | 2016-10-21 20:22 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(2)

本を読んでない…

読むときは読むけど読まないときは全然読まない。
本は図書館で借りて読むもの、と思ってるので、いつ読めるかは図書館任せ。延々と待った本が一気に届いて読み切れずに返すこともしばしばあります。

昨日だったかな?ニュースで、図書館の集まりに出席したどこかの出版社の人が、新刊本を1年は貸し出さないでほしい、と要望していました。本が売れないのは図書館のせいだとでも言いたかったのかな?
本は図書館で借りる派の私に言わせれば、1年間借りれなければ買う、という発想はないな〜。人気の本は発売後すぐに予約しても読めるのは1年後というのがザラだし、元々いつか読めればいいやと思って予約してる。
ならばどんな本なら買うのかといえば、書き込みしたい旅行のガイドブック、図書館で読んで気に入って手元に置いて読み返したい本、くらいです。
ケチで申し訳ないけど、ちょっと読んでみたい程度の本をあれもこれも買えるほど経済力ないし、1度読むだけなら今後もやっぱり借りて読みます。
そんなわけで、図書館で本を借りる人みんながそうとは言わないけど、1年間貸し出さなくてもそれで本が売れるようになるとは思えないな〜。大きな会社の人って何もわかってないな〜。と思ったニュースでした。
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by fumiko212 | 2015-11-13 21:44 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

祝!HARPER'S BAZZAR 日本版復刊

昨日、本屋で数年前に休刊になってしまっていたハーパーズ・バザーを発見!表紙には新創刊の文字。復刊したんですね。
ファッション、ましてやバザーに出ているようなのとは無縁の私ですが、年に1度、だいたい11月号のことが多いのですが、ニューヨーク特集号だけは欠かさず買ってました。
フィガロやブルータスの特集もいいけど、ニューヨークを代表するファッション誌の特集は例え自分が行けないようなお店であっても見ているだけでワクワクする内容でした。
復活したホームぺージを見ると、オリジナル版(米国版)の表紙ギャラリーができていて、あんまり素敵だったのでドロボーしてきました。すいません。(^^;;

2000年代のギャラリーから2枚。
バザー誌にはエンパイアよりクライスラーの方が似合う。
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SATC映画のころかな?
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私がバザーを知ったのは、もちろん日本版でですが、バザーのかっこよさに、それとは知らずに夢中になったのは高校生の時。
銀座のシネスイッチだったか、自由が丘にできたばかりの映画館だったか、記憶は曖昧ですが、オードリー・ヘップバーン特集をしていて、初期の3作品が連続してかかっていました。
ローマの休日は何度も見たから、最初にサブリナを見て、次の週に見に行ったのが「パリの恋人」(原題はFUNNY FACE)でした。一目で夢中になり、ビデオを買って何度も見ました。
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中でも好きだったのが、ニューヨークの書店員だったオードリーがファッションモデルに抜擢されてパリに飛び、フレッド・アステア演じるカメラマンと街中で雑誌用のスチールを撮りまくるシーン。
その時の写真の数々がこちら。
初パリではロケ地巡りしました〜。
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写真で見ても素敵だけど、動画で見るとアステアがあれこれ指示を出してテンポ良く撮影して行くところとか、映像としてかっこいいんです。

ドレスはすべてジバンシィ、というのは当時の私でも知っていましたが、撮影した人については知らなかった。それが50年代のハーパーズ・バザーで活躍したというカメラマン、リチャード・アヴェドンだったのです。アヴェドンは写真撮影だけでなくこの映画全体にも深く関わっているのだそうです。いろいろ検索してたらオープニングのクレジットにちゃんと出てました。カメラマンだけでなく、ハーパーズ・バザー誌もクレジットされてます。
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つまりはこの物語の舞台のモデルになっているのがハーパーズ・バザーだったんですね。(実際にアヴェドンは自分が見出したモデルと結婚しているのだとか。)
私がそれを知ったのはこの記事を書くために画像を検索してた時でした。すごい最近。汗
パリ映画なのに自分がこの映画を好きだった理由が分かったみたいで嬉しかった。

で、今回、表紙ギャラリーでアヴェドン撮影の50年代の表紙を見ると、やっぱりどれも斬新でオシャレだった!
オードリーも登場してました。
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これなんかもかっこいい。
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肝心の次号予告、未確認です。ニューヨーク特集、来るかな?いずれにしても今後要チェックです。
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by fumiko212 | 2013-10-02 14:06 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

10月に読んだ本

ブログ更新が滞っていてすみません。(誰も見てないか、、、)でも、実は水面下で更新作業頑張ってるんです!すべては12月のお楽しみのため。むふふ。

その間を埋めるべく、読んだ本シリーズ、久々に更新します。
今年は断捨離に精を出した1年でした。粗大ごみ回収を何回呼んだかわからないくらいだし、古本屋や古道具屋にも来てもらった。パソコン2台、プリンタ1台処分。隣と2軒分の庭木もばっさり枝払いした。家がかなり軽くなっているはずです。
そんな中、いい加減もう捨ててもいいのでは?と取り出した父の手帳から、本のタイトルがメモされた紙が出てきました。それで読んだのが「ポプラの秋」。続けて同じ著者の「夏の庭」を。どちらも良かったです。
久しぶりの椎名誠の本も面白かったし、本屋大賞もやっと読めた。初めて「断捨離」本を読んで、こんなに捨てたけどまだまだだと思ったりもしました。全くモノというのはどうしてこう知らないうちに集まってくるのでしょうね。あ、でもここに並んだ本は全部図書館の本です。本は借りて読むに限る。そうすれば捨てるかどうするか悩まなくていいもんね。


夏の庭―The Friends (新潮文庫)夏の庭―The Friends (新潮文庫)感想
湯本さんはどうしてこんなに子供の気持ちをリアルに描けるんだろうか。まったく子どもっていうのは大人みたいになんでもわかってるかと思うと、うるさくてバカで一生懸命で、小さな身体の中に無限の世界を持ってるんだ。大人になると全部忘れてしまうのに湯本さんは全部覚えてる。スタンド・バイ・ミーの日本版とも言えるけどこっちの方が素敵だ。おじいさんのピースがいい。
読了日:10月28日 著者:湯本 香樹実
ポプラの秋 (新潮文庫)ポプラの秋 (新潮文庫)感想
子供も大人もみんなそれぞれやりきれない人生となんとか折り合いをつけようともがいていたのに、ポプラの木を囲む焚き火、一度だけの酒宴、そしてラスト、幸せなシーンが心に残る。人生のどの部分を心に刻むかでその人が幸せなのか不幸せなのかは決まるのだ。それがおばあさんの魔法だったのか?よりよい人生を生きるためのヒントはハウツー本や自己啓発本ではなくやはり物語の中に、いや自分の中にあるのかも?
読了日:10月22日 著者:湯本 香樹実
ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術ようこそ断捨離へ モノ・コト・ヒト、そして心の片づけ術感想
言葉は散々使ってるけどはじめて読んだ断捨離本。書いてあることは前に読んだ風水系の捨てる本と同じだった。具体的なテクニックはあまり書いてないけど(それを書くとセミナーが成立しなくなるから?)もうないと思ってた捨てられるものが目についてくる。夜中にゴソゴソ断捨離してしまった。先々が心配で捨てられない、その心配が現実になる、間違ったものを捨ててしまうってどっかに書いてあって、身につまされた…。
読了日:10月14日 著者:やましたひでこ
考える胃袋 ―食文化探検紀行 (集英社新書)考える胃袋 ―食文化探検紀行 (集英社新書)感想
編集の都合だと思うけど、せっかく対談形式なのにお互いの体験談を披露しあうばかりで会話しながら掘り下げていないのが残念。と思ったら麺のところは俄然深くなってきて面白い!途中でやめないで良かった。(^^;;
読了日:10月11日 著者:森枝 卓士,石毛 直道
舟を編む舟を編む感想
一昨年の本屋大賞とテーマが似ててふーんと思いつつ。あるのがあたりまえのものが人力で作られている現場というものはそれだけでドラマだ。章毎に別の登場人物の目線で書かれているのが最初は馴染めなかったけどその効果が最大に発揮された西岡の章で納得。ナンバーワンでもオンリーワンでもない普通の人たちこそが世界を作っているのだ。それにしてもこの表紙画像、せっかくの装丁を帯が殺してるな〜。
読了日:10月4日 著者:三浦 しをん
まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとビスケットの本感想
なかしまさんのお菓子はバター不使用なので安心感がある。材料が単純、洗い物が少ないのも嬉しい。甘いお菓子だけじゃなく塩味のクラッカーもあって、もうスナック菓子は買う必要なし。子どもにこういうおやつを食べさせてれば肥満児も将来の肥満も防げると思うな〜。これでコストコメイプルシロップが消費できそう。
読了日:10月1日 著者:なかしま しほ
ぱいかじ南海作戦ぱいかじ南海作戦感想
久々に椎名さんの本を読んだ。南の島の海辺の天幕生活。現実的に考えるとトイレは?風呂は?とすごいサバイバルなのに椎名さんが書くとユートピアになっちゃうんだよな〜。「はいさい」とかの沖縄言葉、ちゅらさん以降よく聞くようになったけど、元々は90年代以前椎名さんの本から知った言葉だったな〜と懐かしく思い出した。私は未だに沖縄未上陸。今度こそ行きたくなってきた〜。
読了日:10月1日 著者:椎名 誠

読書メーター

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by fumiko212 | 2012-11-11 01:37 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(2)

3月に読んだ本

3月はそこそこ本を読んでいた。とよく見ると、、、風水本が3冊。お恥ずかしい。結構好きなんです。風水。でも実践できてません。掃除に理由を求めるところがすでにダメなんです。私は。でも家の中は確実にすっきりしつつあります。

それはさておき、その他の本はどれも面白かった。父がよく「本は安い」と言っていたのですが、本当にそうだなと思わせてくれる本が並びました。「本は安い」の意味するところは、1冊の本を書くためにかけられた時間や労力、下地になっている膨大な資料や知識の結晶がたいてい数千円で手に入ってしまうのだからという意味です。そして父は言ってなかったけど読むのにかかる時間を考えると、ほかの娯楽、芸術に比べてもやっぱり安い。例えば「天地明察」。結構分厚い小説で遅読の私は1週間近く楽しみました。さらにはロケ地(渋谷の金王八幡)まで見に行ったりして小説の世界を堪能しました。映画化されるようですが、ほぼ同じ値段(本は1890円)なら断然本で楽しみたいなー。というか私の場合は図書館で借りるので実際にはほとんど全部無料で楽しんでます。すいません。最近は自分の区では置いてない本を借りにお隣の区の図書館も利用し始めました。自分の区よりもサービスがよく、施設も広く美しくて驚いています。お金持ちなんだなあ。なんと平日は夜9時までやっているのです!ありがたいけど申し訳ない気もしてしまいます。みんなそんなに働かなくてもいいのに、、、

あ、でも一つ残念なことがあった。「『運命』はなぜハ短調で扉を叩くのか」も図書館で借りたのですが、読み進めるうちにあちこちに書き込みが出現。最初は誤字(完全な誤字ではなく解釈によってどちらの文字も利用できるようなもの)の訂正だったのですが、そのうち反論のようなものが書き込まれ始め、読んでいて気分が悪かったです。鉛筆書きだったので全部消しゴムで消しました。次に読む人もきっと気分が悪いだろうから。クラシック音楽に関する著書を初めて図書館で借りたのですが、他のジャンルではこういうことはあまりないのでちょっと面喰いました。私がこうしてブログでよかった悪かった面白かったつまらなかったと感想を書いているのも誰かの気分を害しているかもしれないけど、こうした場は読みたくなければ読まない選択肢はあるわけで、ほかの人も読む本に書き込むというのは躾が悪すぎる。クラシックコンサートで小さな物音を立てた人を大声で叱責するおっさんの姿がちらつきました。
この本自体はすごく面白かったので、書き込みを消し去った後は大いに楽しみました。チェロのレッスンの時、どんな練習曲でも先生が最初に「この曲はフラット3つで最後がドで終わってるからCマイナーです。」となどと説明してくれます。それを意識して弾く意味の説明もしていただいていたのですが、先生がそこを大事にされる理由がより分かった感じがしました。さらに弾きにくい曲というのにも理由があったのだなあとか、ハーモニクスの押さえる場所って自然倍音と一緒だなあとか(ハーモニクスがその原理を利用してるということ?)、導音は高めとかマイナーを決めてる音は低めにという先生のアドバイスってこういうことなのかな?という発見とか、わからないなりにいろいろ納得できました。さらには各調を代表する曲が少しずつ入ったCDまでついていて充実の1冊でした。

「運命」はなぜ ハ短調で扉を叩くのか? (CD付) 調性で読み解くクラシック「運命」はなぜ ハ短調で扉を叩くのか? (CD付) 調性で読み解くクラシック
面白かった!今までなんとなく感じてたことにちゃんと理由があったのだと確認できた。楽器の成り立ちを踏まえた弦が得意な調、管が得意な調の説明は大納得。弦で自然倍音が出にくい調だとどこか異教的な音楽になるなど、有名曲をあげて説明してくれるのでいちいちはぁ〜そうか〜なるほど〜の連続だった。作曲家が新しい表現を求め、難解になり過ぎてしまい最後は袋小路に入り込んで衰退していくという音楽が辿った道は文明や人間社会にも当てはまる。音楽は聴くのも演奏も好きだけどマニアじゃないという私のレベルには最適の本でした。
読了日:03月31日 著者:吉松 隆
おべんとうの時間おべんとうの時間
従姉のお友達が本を出されたということで読ませてもらった。親戚間でこれ面白いねと言っていたら、ほどなくあちこちで絶賛する書評を目にするようになった。全国の地域に密着して働く人たちのお弁当を取材しまとめた本。お弁当をきっかけに語られた言葉が、インタビュー形式でなくご本人がぽつぽつと語っているような文章でつづられている。人生を語っているわけではないのにその人の人生が見えてくる。自分はいかに狭い世界で暮らしているのかということにも気づかされる。日本は広く、そして多様なのだ。
読了日:03月26日 著者:阿部 了(写真),阿部 直美(文)
お金に好かれる! 金運風水お金に好かれる! 金運風水
図書館から一気に借りた風水本。3冊目はズバリ金運風水。金運アップするかどうかはともかくとして、自分の身だしなみをもっとちゃんとしなくてはと思いました。食が大事って書いてあったけど、これはもうバッチリだな。但し食卓に新聞やら筆記具やらが置いてあるのは×なんだとか。すぐさま片付けました。雛祭りには桃を食べると良いそうで、偶然にも今年は桃まんを食べてた!期待できそう♪
読了日:03月15日 著者:李家 幽竹
小さなジャムの家小さなジャムの家
フェルベールさんのレシピ本が日本語でも出ていたなんて知らなかった!既に絶版で入手できないのが残念。早速ブルーベリーのコンフィチュールを作ってみた。ベリーは冷凍だしワインはチリ産だし砂糖は半量だったけど美味しい♪フランボワーズ+チョコとかミラベル+オレンジ+カルダモン、イチヂク+松の実+白ワインなど、組み合わせを想像するだけでワクワクする。この本でフェルベール流の大まかな手順はわかったのでフレッシュミント入りルバーブコンフィチュールを作るぞ~。アルザスのメゾン・フェルベールに行ってみたい。
読了日:03月14日 著者:クリスティーヌ・フェルベール
天地明察天地明察
おもしろかった!冒頭、明暦の大火で消失した江戸城天守閣を再建せずに上水路などのインフラ整備、市中の地図製作など防災を意識した街づくりに取組む幕府の姿勢から、主人公が新しい時代を感じ取るシーンが印象に残った。若き主人公が天守閣がなくなり広くなった青空を見上げるこのシーンは20年間を描く物語の最後まで何度も回想される。東北を思わずにはいられないシーンだ。歴史書でも解説書でもなく小説だからこそ伝わるものがある。物語の力を感じた作品だった。
読了日:03月14日 著者:冲方 丁
運がよくなる風水収納&整理術運がよくなる風水収納&整理術
最近収納の鬼になってたので間違った収納になってないかをこの本でチェック。ガラス器と陶器は別々に、食器棚に食品をいれる時は食器と場所を分ける、などを修正。全部は無理だからできることだけ。プラスチックは基本的にNGらしいが、収納のほとんどがプラ製品…。まあ仕方あるまい。
読了日:03月08日 著者:李家 幽竹
悪運をリセット! 強運を呼び込む!! おそうじ風水悪運をリセット! 強運を呼び込む!! おそうじ風水
最近、運が下降しっぱなしなので、突破口にすべ再読。とにかく掃除すべし、使ってないものを処分すべし、ということで、季節外れの大掃除の日々。次はあそこを徹底的に磨こう、と考えると休日が待ち遠しい。
読了日:03月08日 著者:李家 幽竹
わたしとバスク (クウネルの本)わたしとバスク (クウネルの本)
長尾さんの料理いいなと思ったのは10年以上前のこと。彼女がバスクに通い始めたのはきっとそれより後のことだと思うけど、自分がここ3~4年ずっと気になっているバスクの本を探したらこの本に行き当たったのが嬉しい。食文化中心に取材されているのだが、実は一番多く語られているのはバスク人の魅力だった。パリで買ったエスペレットを振りかけてみるだけじゃ飽き足らなくなってしまったなあ。バスク料理食べたい。バスク人に会いたい。バスク行きたい。この本では気持ちネガティブに扱ってたビルバオのグッゲンハイムも私は見てみたいのだ。
読了日:03月06日 著者:長尾智子



>>おまけ<<
恵文社一乗寺店さんが紹介していたトロントの書店が作ったというストップモーションアニメ。素敵です。

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by fumiko212 | 2012-04-08 02:32 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

2月に読んだ本(ニューヨーク本)

長年タイトルだけは知っていたけど読んでいなかったニューヨーク本「ニューヨークのとけない魔法」。すんごく良かった!すべてのニューヨーク好きにお勧めです。逆にニューヨーク好きじゃない人にとってはこの魔法は信じられないかもしれないけど、ニューヨークの真実が書いてある。
ニューヨーカーって個人主義で競争主義で何に対してもグイグイバリバリで取り付く島がないようなイメージ、持ってる人もいるのでは?今時いないかな?もしくはこの本に出て来るような話は長くニューヨークに住んで英語ペラペラにならないと体験できないんだろうな、と思う人ならいるかもしれない。もちろんここに出て来る話は著者の人柄あってこその話もたくさんある。でも、英語なんてほとんどしゃべれない旅行者の一見さんの日本人の私でも、ああ、そうそう、ニューヨークでこんなことあったな、とか、これいかにもニューヨーカーらしいな、とか、そういう話に溢れていて、1話ごとに涙ぐんだりニヤニヤしたり笑顔がこぼれたりした。家で読んでた時は爆笑した話もあった。とにかくニューヨーク好き、ニューヨーカーが好き、ニューヨークにいるだけで嬉しい、という人は読んだら泣いちゃう本です。ほんの2〜3話読むだけで心がほぐれ柔らかくなっていました。

■ニューヨークのとけない魔法 (文春文庫)
ニューヨークのとけない魔法 (文春文庫)NYの一番の魅力はそこに住むNYerたち、それが丸ごと伝わってくる本だった。話好きでちょっとおせっかい、時にその言動に驚かされるけどなぜか憎めないNYer。ちょっとした触れ合いや片言の会話を通していつでもじんわり心をあっためてくれる。読みながら何度も涙がにじんだり、そうそう、と笑顔になったり、手元に置いていつでも読み返したい本になった「魔法」は特別なことではなく、ちょっとした一言、一瞬の笑顔で誰もが起こせること。NYはそれに溢れている。著者の人柄も魅力的。彼女も魔法使いだ。
読了日:02月20日 著者:岡田 光世

■イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」ほぼ日連載で興味をもって読んだ。自分の仕事にも応用できる部分があったので読んで良かったと思うし、今までもそうしてきた部分あるなというのも確認出来た。人が相手の私の場合、同じくほぼ日で読んだ祖父江さんの言葉「コミュニケーションは瞬間芸」にもすごく共感してて、うまい具合に融合出来た時いい仕事ができるような気がする。
読了日:02月05日 著者:安宅和人

■ニューヨークからのおいしい手紙 (空とぶおいしい手紙)
NYに住む10才の女の子が日本の女の子に宛てた手紙という形式の絵本。手紙には毎回お菓子や料理のレシピも添えられてる。手紙は1年分あってアメリカの歳時記としても楽しめた。イースター、セントパトリックデイ、ベイビーシャワーなど日本では馴染みのない行事や、夏のレモネード売り、学校のベイクセールの習慣も紹介されてて子供が読んだら憧れるだろうなー。
読了日:02月04日 著者:高林 麻里
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by fumiko212 | 2012-03-01 17:47 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

12月に読んだ本、とモーツァルトのこと

11月に読んだ本が抜けましたが、確か1冊くらいしか読んでません。12月もこの2冊。それ以外の時間は香港のガイドブックを読んで過ごしました。多分。最近、めっきり本を持ち歩かない人に戻ってしまっていました。いけないいけない。

「船上でチェロを弾く」は以前読んだ小説「船に乗れ」の著者による音楽エッセイ。というか音楽体験自伝。大変面白かった。著者の藤谷さんは10代に音楽高校でチェロを専攻していた経歴があり、「船に乗れ」はご自身をモデルにした私小説のような作品だった。読書メーターにも書いた通り、「船に乗れ」で自分が演奏する楽曲やクラシック作品について登場人物が語る部分があり、それが非常に率直で読んでいて共感することが多かったので藤谷さんの音楽論はぜひ読んでみたかった。

思った通りの充実した内容で、ほとんどすべてに共感。特にモーツァルトがチェロの曲を書いてないのはなぜか?を語った章は、チェロ弾きの恨み節とモーツァルトへの敬愛に満ち満ちていて面白いのなんの。世の中に蔓延している定説モーツァルト論とは全然違う、天才作曲家モーツァルトの思考と創作の変遷が手に取るように実感を持って感じられる。
これ、三谷さんの「新撰組!!」(!2つの年末特番の方)の土方と榎本の会話とか「コンフィダント」のゴーギャン、ゴッホ、スーラ、シュフネッケル4人の心情描写を思い起こさせる。想像や願望や創作を入れずに今残っている事実をたどるとおのずと浮かび上がるものを忠実に描いているということ。

モーツァルトならその作品、楽譜、それと一緒に仕事をしていた仲間や楽曲の発注者など、今得られる事実からたどった結果浮かび上がるモーツァルト像にすごく親しみが持ててくる。
一番ゾクゾク来たのは、バッハを知ってしまったモーツァルトの危機。それまで、当時流行の主旋律にブンチャッチャと伴奏をつける室内楽を作っていれば(もちろん桁外れの完成度の)発注者も喜び自分も満足だったモーツァルトが、バッハを知ってそれができなくなった。勉強のためと思われるバッハ風の楽曲やバッハをそのまま楽譜に起こした曲を数曲作っている。それはつまらない出来の作品ながら、それを乗り越えたモーツァルトは新たな音楽を獲得していくという部分。

チェロの曲がない理由の核心に迫る部分は、まあ、藤谷さんが言うまでもなく、うちのチェロの先生も言っていましたが、「身近にチェロが上手いやつがいなかった」に尽きるという結論なのですが、それに至る解説も説得力がある。
職業作曲家であったモーツァルトは注文を受けて曲を作る。ヴァイオリンの曲ならヴァイオリンでできること、音域や音色、さらには演奏者のテクニックを想定しつつ作曲する。これ、当然のことなのに目からボロボロうろこが落ちました。
だってそうだよね。現代に置き換えればすぐに納得。例えば、小曽根さんやNNHのメンバーが曲の紹介をするときがそうだ。「エリックさんのハイトーンだけでなくて、ベースのきれいな音もみんなに聴かせたかったからこのアレンジに。」とか「岩持さんのセクシーなバリトンサックスの音色を聴いてほしいと思ってこの曲を作った。」とか、彼のこのフレーズをフィーチャーしたいというところからできている曲ばかりだもの。
脚本家も、たとえば劇団の座付き作家だったら団員それぞれの個性を生かす役が登場する物語を作る。三谷さんの初期のエッセイに、まさにそのことを解説したものがあるくらいだもの。西村はこういう登場のさせ方をしないと機嫌が悪いなどなど。座付き作家のつらいところであり、その制約の中でいかに新しいものを作るかというのが腕の見せ所であり、というわけだ。
そういえば、去年の夏に青森で見た印象派の美術展では、画材の進歩により印象派の出現が可能になった、という展示を見たのだった。チューブから出せばすぐに使える絵具やそれに合った筆の開発、下塗りまでしてあるカンバスや屋外に運び出しやすいイーゼルなどの発売、そういった条件がそろって屋外での制作が可能になったことも画家たちが新しい表現を獲得した要因になったと。
制約があればあるほど作家の創意工夫が開花し、新しい技術の開発があれば作家の創作意欲を刺激するわけで、自由がプラスになるとは限らない、どんな天才であっても周囲とのかかわりの中で作品を作っているというのが芸術の面白みの最大の肝の部分なのかもしれない。
こういうのが全部つながって、面白いなーと読みました。藤谷さん版「アマデウス」を見てみたい。

「シャンハイムーン」についてもいろいろ思うところが多かったのですが、ずいぶんと長くなってしまったので機会があったら書きます。

■船上でチェロを弾く
船上でチェロを弾く面白かった!「船に乗れ」の中で登場人物が音楽作品や作曲家について語る部分にとても共感した。それが本書では全編通して読める。思ったとおりいちいち共感した。中でもモーツァルトがチェロに曲を書かなかった話が良かった。今まで音楽評論家の言うこと(または一般人が書く音楽評論)に共感できないでいたからスッキリした。聞きたいCDが一山できた。これからじっくり聞くのが楽しみだ。その中には敬遠してたデュプレも入ってる。ハイドンのチェロ協奏曲ハ長調。
読了日:12月06日 著者:藤谷 治

■シャンハイ・ムーン (創元推理文庫)
シャンハイ・ムーン (創元推理文庫)第二次対戦中、上海に逃れたユダヤ女性ロザリーと彼女の義妹となった中国女性メイリン、そしてロザリーが持っていたシャンハイムーンと呼ばれた宝石が辿った運命を紐解く物語。強制収容所の描写などもあり「オリガ・モリソヴナ」を思い起こさせた。二人の女性が運命に翻弄されながらも誇りを捨てずに愛する家族を守るために生き抜いた姿もオリガに重なった。その子供達が過去にとらわれ苦しみの中現代を生きる姿にこそ戦争の惨さ愚かさが込められているようだ。リディアとビル、リディアと母親の関係の変化、そしてNYの喧騒も見所。
読了日:12月04日 著者:S・J・ローザン
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by fumiko212 | 2012-01-11 00:35 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

10月に読んだ本

最近、旅の情報収集のために旅本ばかり読んでいて読書しない日々です。先月はパリの余韻に浸りつつ石井好子さんのパリ&料理エッセイを読みました。読書メーターへの登録が11月1日になってしまったけれどもう1冊あり、それも良かった。

9月に読んだ本のエントリに書いた「オリガ・モリソヴナの反語法」はドゥマゴ文学賞受賞作(2003年)で選者が池澤夏樹さん。池澤さんの本は一時期(90年代に)たくさん読んだ。中でも一番好きだったのが「マシアス・ギリの失脚」。90年代を通して読んだ本の中で一番おもしろかった。これは第29回(93年)谷崎賞受賞作品だった。選考委員は、井上ひさし、河野多恵子(書面参加)、ドナルド・キーン、中村真一郎、丸谷才一、吉行淳之介。第34回(98年)からは選考委員に池澤さんが名を連ねている。
ちなみに2003年の谷崎賞受賞作品は多和田葉子「容疑者の夜行列車」。あらすじを読むとすごくおもしろそう。この方、2002年のドゥマゴ文学賞受賞者でもある。
米原さんがもしドゥマゴ文学賞の選考委員を務められたら、どんな作品を選んだのだろうか。そういえば彼女の著書に「打ちのめされるようなすごい本」という書評集があった。
心の中の積読本は増えるばかりだ。

■オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)著者の作品を何か読みたいと思いドゥマゴ文学賞受賞作との紹介文から手にした本。たった一人の選者により選出されるドゥマゴ文学賞。この年の選者は池澤夏樹氏と知って期待がさらに膨らんだ。期待通り、いや期待以上の素晴らしい作品に出会えた。読書する喜びとはこういう作品と出会えること。最後の一行を読み終えた時自然と涙が流れた。暗黒の時代を生き抜いた女性たちが、どんなに虐げられた環境にあっても誇りを失わず毅然と生きる姿に尊敬の念を抱いた。絶対的な支配者をたじろがせるオリガの姿が悲惨な話から目を逸らさない勇気をくれた。
読了日:10月02日 著者:米原 万里

■パリで「うちごはん」そして、おいしいおみやげ―暮らすように過ごす旅レシピ
パリで「うちごはん」そして、おいしいおみやげ―暮らすように過ごす旅レシピオオヤコーヒのオオヤさんとコラボしてた料理家の重信さん。どんなお料理作る方なのかな?と検索して見つけた本。まさに求めていた内容だった!それが半年くらい前で、パリに行く直前に再読。マルシェで買い物して料理しまくりな旅は真似できませんが(汗)お惣菜やレストランでメニューを選ぶヒントになりました。本当はグランエピスリーに入り浸って自分で美味しいものを発見したいけど時間が限られた今回の旅では重信さんのおすすめ食材をとても参考にしました。これから開けるものもあって楽しみ!
読了日:10月17日 著者:重信 初江,soci´et´e bonne

■巴里の空の下オムレツのにおいは流れる
巴里の空の下オムレツのにおいは流れるニース風サラダやラタトゥイユのことをまったく知らない人に説明するように書いてあるので、きっと発行年は相当古いんだろうな(奥付には再販年のみ)と読み進み、後から知った発行年は昭和38年とのこと。料理のレシピを通して読むフランス生活のエッセンスは当時のパリの風景を活き活きと伝えてくれる。やはり生活があり、手を動かしている人の文章には実態が感じられるのだ。石井さんの渡仏が52年。ほとんど同じ年代にパリ滞在した高峰秀子のエッセイが期待はずれだったのだが、本書ですっきり解消できた。表紙も素敵。
読了日:10月18日 著者:石井 好子

■巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版
巴里の空の下オムレツのにおいは流れる レシピ版エッセイにつづられた料理の数々が写真入のレシピ版として発売されたのはエッセイの発売から40年近くの時を経た2004年。でもページをめくると、そこには子供の頃見た母の料理本の面影がある。クレヨンで書いたような手書きの料理名や写真の色合い、料理の盛り付け、食器の数々。あとがきにこれらのアンティーク食器は数ヶ月かけてスタッフの方たちが探し回ったとあり、料理の盛り付けも当時の雰囲気を壊さないように注意を払ったのだそう。バターの量を卵の大きさに例えるという当時のフランス文化がいい。大匙何杯よりわかりやすいものね。
読了日:10月22日 著者:

■木がずらり
木がずらり手紙社さんのブログで紹介していたジャバラ絵本。ロートレック展を観に行った三菱一号館美術館のミュージアムショップで遭遇して立ち読み。これは素敵。原画(コラージュ?)を見たいと思った。ジャバラの両面で20~30の木が登場した。昼と夜、全部違う表情。自分は想像力の乏しい子供だったようで、絵本というものは大人になってからのほうが楽しめているように思う。子供の頃は細かい字の岩波文庫や布で装丁したような2段組の大人の本にロマンを感じていたような気がしなくもない。もう忘れちゃったけど。いい絵本と巡りあっていなかったのか
読了日:10月25日 著者:tupera tupera
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by fumiko212 | 2011-11-06 23:00 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

9月に読んだ本

9月がはるか昔に感じる今日この頃。それもそのはず、気付けば10月も半ば。秋が深まるはずだ。その間のパリに行ったりもしたのですが、せっかく毎月アップしてるのでお付き合いください。

9月の1番おもしろかった本は、迷わずこれ。「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」。著者の米原万里さんは既に故人ですが、ご存命中はワイドショーのコメンテーターのイメージが強く、私はコメンテーターという人がどうしても好きになれないのであまり好感を持っていませんでした。(この方のコメントが嫌いというのではなく職種に対する偏見ですのでどういう発言をする人かもよく知らなかった。)思春期をプラハのソビエト人学校で過ごし、その後、ロシア語の通訳として活躍されていた方で文筆家としてもエッセイを中心に多数著していらしたのですね。「不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か」という著作は聞き覚えがありました。
読書メーターのおすすめ本にこの方の別の本が出てきたので、他にはどんな本を書いているのかな?と検索をした中で、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したという本書に興味を持ちました。
プラハのソビエト人学校時代の級友である3人の女性を東西冷戦終結後の90年代に40代になった米原さんが尋ね、子供時代の回想と40年後の再会が情感たっぷりに語られます。
書きたいことはいろいろあるけれど、東西冷戦が終わった後もなお過酷な状況にあった旧共産圏に暮らす級友と再会し、その後戦火にまみれたサラエボに暮らす親友のヤスミンカを案じ続けていた米原さんが56歳の若さで亡くなっている、という事実にも、人が自分の力ではどうすることもできない運命のようなものを感じずにはいられませんでした。ドキュメンタリーであるこの本と対を成す彼女の著書があります。同じくプラハのソビエト人学校を舞台に始まる小説「オリガ・モロソヴナの反語法」。読了が10月だったのでここにはリストアップされていませんが、これもすばらしい本でした。久しぶりに読書の歓びを感じた2冊でした。

■マエストロに乾杯
偉大な指揮者、演奏家達へのインタビュー。古い本なのでインタビュー時期は80年代〜90年代初頭まで。皆若々しい。故人も多く、シノーポリがモーツァルトについて語った言葉が印象に残った。モーツァルトはもう少し後になってからやるつもりと言っていたが亡くなるまでに取り組まれたのだろうか?もし録音があるのならぜひ聞いてみたい。それからドイツ・リートが好きで伴奏がしたいと言っていた内田光子さん。そんなコンサートあったら行きたい。
読了日:09月04日 著者:石戸谷 結子

■パリ 雑貨を探す旅―ブロカント、スイーツ、蚤の市・・・かわいい&おいしいに会いに
パリ 雑貨を探す旅―ブロカント、スイーツ、蚤の市・・・かわいい&おいしいに会いにパリ本いろいろ借りてきてチェック中。これは行ってみたいお店がいくつかあった。といいつつ実際には行かないと思うけど。f^_^;) 地図を見てると、この通りに雑貨屋がまとまってそう、っていうのがわかるのでそれを参考に歩き回るというのがいいかも。タイトルにはスイーツとあるけど、スイーツ情報はほとんどないです。
読了日:09月05日 著者:

■氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫)
氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫)今回は謎の美女江見里に鮫島が惹かれるという話ありき。そのために随分複雑な話にしたもんだ。カード偽造の被害者が江見里だという偶然はちょっと無理やりすぎるなー。しかもそのカードだけが燃やされずに残ってたなんて。しかし12年前の政界再編劇は今の日本の政界を描写しているようでもありゾクッとした。仙田の話は今回も未解決。
読了日:09月10日 著者:大沢 在昌

■嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)東欧(中欧)という場所は自国に生きるという当たり前のことがすんなりできない場所だった(過去形だと信じたい)。小さなエピソード1つ1つに胸をえぐられるようだった。少女時代のマリとヤスミンカが広場で涙を流しあう場面にはこちらも涙があふれた。リッツァの洞察力、自分の嘘を信じ込んでしまうアーニャ、社会的立場を超えてマリと最も心を通わせていたヤスミンカ。大人になった少女達の運命は子供の頃の彼女たちの振る舞いの延長にあることが興味深く、そして少し恐ろしくもある。東欧に関する書物をもう少し読みたいと思う。
読了日:09月14日 著者:米原 万里

■小さいおうち
小さいおうちなんで読みたいと思ったのか思い出せない位に前に図書館に予約した本。戦前〜終戦を題材にした話とは知らずに読み始めた。今に伝わる悲惨な戦中の状況というのは、タキさんが書くように戦争末期〜戦後の混乱期の短い期間だった、そんなことを伝えたいんだろうか、と読み進めると、最後にまさかのどんでん返し。あの一件で奥様とタキがあそこまでギクシャクしてしまったのも、睦子さんが見当違いな慰めをしたと感じたのも、そういうことだったのかとつながった。淡々としながらも実は濃厚な話だったのだ。
読了日:09月15日 著者:中島 京子

■森見登美彦の京都ぐるぐる案内
森見登美彦の京都ぐるぐる案内恵文社のランキングに見つけて借りてみた。京都案内というよりも、この方のファンの人用の本でした。京大卒の方なのですね。なので左京区中心です。番外として出ていた太陽の塔、やっぱりみに行きたい。それと叡山電車に乗りたいです。鴨川デルタから大文字も見たい。エッセイはつかみどころがなく、読んだそばから忘れてしまった。
読了日:09月18日 著者:森見 登美彦

■旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ —文房具・雑貨のトラベラーズノート
旅鞄いっぱいのパリ・ミラノ —文房具・雑貨のトラベラーズノート雑貨屋オーナーさんの本だと思ってたらはなまるのレポーターをされてる方なのですね。本業でなく趣味でここまでよくぞ集めた!と関心しました。短期間の取材でその時売ってたものを集めたのでなく、長年通って集めた本当に好きな大切なものだけが集められた贅沢な本でした。こんなお店を持ちたい、と書いてあったのでいつか実現させて欲しいです。全編カラーならよかったのに。
読了日:09月21日 著者:堤 信子
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by fumiko212 | 2011-10-14 22:15 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)

8月に読んだ本

1ヶ月経つのは早いもので、また読んだ本のまとめです。今月もみんなおもしろかった。読書メーターのコメントは文字制限があるのでいつも書きたいことを書ききれず、せめてほぼ日手帳に書いておけばいいんだけどそれもしてなくて、でもそれぞれ印象に残ってます。

「本屋の窓からのぞいた京都」は京都にある本屋さん(雑貨コーナーやギャラリーも併設)が出した京都案内。この本の中から見つけた本も読んでます。先月アップしたムナーリの絵本や「ブックストア―ニューヨークで最も愛された書店」がそうなんですが、どちらもそれぞれにとてもいい本でした。

「ブックストア」は下のコメントにはろくなこと書いてませんが、ニューヨーク好きにはぜーったいにおすすめ。現代アメリカ作家をほとんど知らない私でもすごく楽しめましたから、そのあたりのジャンルが好きな人にはもっとたまらないと思う。
Books&Co.という伝説の書店とその女性オーナーにかかわりのあった人々へのインタビューをつなぎ合わせて、この書店がいかにして伝説といわれるようにったのかを浮き彫りにするという手法もいい。後の有名作家が、学生時代に旅行で訪れたニューヨークでこの書店の2階のソファに座って本を読みふけったとき、、、と語られるエピソードに心が揺さぶられ、そこからは一気に読み進みました。この書店の名物だったそのグリーンのソファは今もどこか他の州の図書館で本に囲まれているという記述に再度胸が熱くなったり。
この書店が廃業に至る原因のひとつは大型書店の台頭だったわけですが、今ではそのバーンズ&ノーブルやボーダーズも姿を消しつつある(んだっけ?)というのにも時の移ろいを感じます。

久しぶりに読んだ原田さんの本は、97年6月のニューヨークを旅したエッセイ。Books&Co.が閉店したのが97年5月。やはり、私が肌で感じた通り、Books&Co.のような店が存在し続けられなくなったニューヨークは、それ以前とは別の街になったのかもしれません。それでも、そんなニューヨークも、そして911以降のまた別の顔を見せている今のニューヨークも、どれも好きなんだなあ。ずっと変わってない部分がちゃんとあるからなんだろうな。
近頃益々ヒステリックになる日本に疲れきってしまった私は、そろそろニューヨークの空気をたっぷり吸いたいなあ、と彼の地に思いを馳せる日々です。

本屋の窓からのぞいた京都 ~恵文社一乗寺店の京都案内~■本屋の窓からのぞいた京都 ~恵文社一乗寺店の京都案内~
たった一度しか行ったことのない恵文社。その一回で大ファンになった。東京だともっと細分化されてしまうんだろうな。だから好きなものの周辺にある知らなかったものとも出会いが少なくなってしまう。恵文社ではその周辺+もう半まわりくらい外側までが隣あって置いてあるから本の森の奥深くにどんどん迷い込める。この本も同じく。次の京都訪問が楽しみだ。それまでは紹介されていた本に当たっていこうと思う。
読了日:08月02日 著者:恵文社一乗寺店

■チェロ、こころの旋律
パキパキした文章に真理さんの人柄がにじみ出ている。それは彼女の演奏スタイルにも通じているんだろう。忙しく飛び回るアンサンブルメンバーに振り回されて辟易としながらも、いい音楽が作れるとその全てを忘れてしまうというくだりが良かった。欄外に真理さんによる作曲家、演奏家についての解説、お勧めの楽曲紹介があり見逃せない。早速聴いてみたラヴェルのピアノ三重奏は面白かった。音楽愛好家が最後にたどり着くのは室内楽なのだとか。最近、室内楽を聴くことが増えていたので嬉しかった。
読了日:08月05日 著者:藤原 真理

クウネルの旅 パリのすみっこ■クウネルの旅 パリのすみっこ
旅本はパラパラ見るだけであまりじっくり読まないことが多いけど、この本は読み物として面白く、すみからすみまで読んだ。行ったことのあるビストロが3軒も出てたのが嬉しかった。どこも美味しかったから、この本に出てる別のお店も期待できるということ。メモってから返そう。
読了日:08月10日 著者:

無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)■無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)
晶が偶然犯行グループの手の中に入ってしまうってとこがちょっとマイナス。2時間ドラマで、一般人の主人公の身辺でやたら殺人事件が起こる的な展開でいきなりしらけた。あと昇が切れものという設定なら進がホステスに売られてることに気づかないのもなー。糸井さんが4作目くらいで読まなくなったというのに納得してしまった。突っ込みながらもハラハラしつつ一気に読みました。そして続きも読みますよ〜。
読了日:08月13日 著者:大沢 在昌

ブックストア―ニューヨークで最も愛された書店■ブックストア―ニューヨークで最も愛された書店
お金持ちのお嬢さんの道楽記みたいでなかなか乗らなかったけど、最初のパートナー、バートと決別したあたりから俄然面白くなった。はじめてNYに行った95年にはまだ存在していたんだな。次の98年は街の雰囲気がガラッと変わっててびっくりした思い出がある。観光客の私には安全になって大助かりだったけど、確かにそれと引き換えにNY的な何かが決定的に失われたのかもしれない。クリスマスのウィンドウを見てみたかったな。
読了日:08月25日 著者:リン ティルマン

炎蛹―新宿鮫〈5〉 (光文社文庫)■炎蛹―新宿鮫〈5〉 (光文社文庫)
ここまで読んだ5冊の中で一番好きだった。鮫島を妨害する内部の圧力というここまでお約束がなく、代わりに甲屋という魅力的なバディが登場。消防の吾妻、新宿署のメンバーも今回は皆協力的だった。負のオーラで鮫島を際立たせるというパターンに飽き始めそうなタイミングでこの設定。やるなあ。未解決で終わっている仙田の件はこの先の作品で解決するのかな?
読了日:08月28日 著者:大沢 在昌

ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行 (新潮文庫)■ハラダ発ライ麦畑経由ニューヨーク行 (新潮文庫)
著者が旅したのは97年6月のNY。ゲイパレードと遭遇した98年のNYを思い出した。著者が見たNYの最もNYらしいところ、それは取りも直さずNYerの姿だった、てとこにすごく共感。ほとんどのコラムがニューヨーカーについて書かれている。放っておいてくれる優しさ、居心地の好い孤独、そうそう、そうなんだよねー。ああ、早くニューヨークに行きたいっ。
読了日:08月31日 著者:原田 宗典
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by fumiko212 | 2011-09-02 21:27 | 本・雑誌 | Trackback | Comments(0)