カテゴリ:-NYC Marathon 2006( 11 )

1年前の豪華完走ディナー@AQUAVIT

豪華ディナーのエントリが続いたので、1年以上寝かせておいた豪華ディナーの写真を大公開!去年のNYCマラソンの現地での完走ディナーはなんとAQUAVITのテイスティングコース(110ドルなり)だったのです!しかし、初マラソン後で胃腸の調子がすこぶる悪い状態で、ちょっと苦い思い出でもあります。みんながワインをバンバン頼んで、チップも入れて200ドル以上の正真正銘の豪華ディナーでした。
b0031055_21185991.jpgb0031055_2119872.jpgライトなしだと左の写真くらい真っ暗です。もうなんだったのか思い出せません。
b0031055_21192365.jpgb0031055_2119328.jpg右はサーモン。生だったような記憶があります。脂が乗ったサーモンは苦手なのですが、ここのはとっても美味しくて、結構大きな切り身だったけど完食できた記憶があります。
b0031055_21194172.jpgb0031055_21194946.jpg右はお肉料理なのですが、温かいコンソメスープがお皿に敷いてあって、その上に焼いたお肉が乗ってました。この頃には既にお腹の状況が相当厳しくて、「どなたか食べませんかー?」という状態だったんだけど、みんなに「これなら食べられるから大丈夫。」といわれて食べてみたら、意外とあっさりしていて食べられたのを覚えています。
b0031055_2120117.jpgb0031055_21201318.jpgここからデザートですね。1人ずつ出てきたのはこの2皿と左下の1皿の計3皿だったかな?
b0031055_21202459.jpgb0031055_21203415.jpg右と下の2枚は最後にテーブルの中心にドーンと出てきたデザート3種。みんなで突っついて食べてね、って言う感じでしたが、私は手をつけられず。Dさんが嬉々として召し上がっていたのをうっすら覚えてます。Kさんはこの頃から寝てたなー。笑

b0031055_21204637.jpgb0031055_21205762.jpgそれにしても、初マラソンであんなにボロボロになった後でよくこんな豪華なお食事が曲がりなりにもお腹に入ったものです。でも、もっと体調万全でいただきたかった心残りのお食事でした。
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by fumiko212 | 2007-12-11 21:23 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(4)

実録NYCマラソン2006-練習編-

マラソンを完走するために一体どれくらい練習したのか?マラソンを目標にしたのは昨年の11月だったけど、そもそも走れるようになりたい、とスタスタウォーキングを始めた2005年3月からの全記録です。

2005年 3月 13.0km
スタスタウォーキング開始。目標はNYCMのインターナショナル・フレンドシップ・ラン(6km)を走ってみたいなー。という程度のものだった。
2005年 4月 10.0km
6月に東京シティ・ロードレースに出走する友人の試走にスタスタウォーキングで参加。1時間40分で歩ききり、ちょこっと自分もレースに出たいかも!と思うも、申し込み期限を過ぎていて断念。
2005年 5月 0.0km 
2005年 6月 13.0km
東京シティ・ロードレースの応援に行き、ゼッケンをつけた友人たちのかっこいい姿を見て強烈な負け感を味わう。10月の札幌マラソン(10km)を目標にジョギングを始める。前半は歩き、後半走る、という練習を始めた。
2005年7月 34.2km
ウォーキングなしで最初から走れるようになった。1時間走りつづけられるようになったのがこの頃。 
2005年 8月 47.2km 初めて10km走りきることが出来た。
2005年 9月 49.3km
2005年10月 14.3km 初レース10kmを完走!
2005年11月 68.4km 2006年11月のNYCMを目指すことにした。
2005年12月 100.4km 月間100km達成!
2006年 1月 23.9km 新年早々体調を崩し、走れなくなる。
2006年 2月 7.0km 寒さに負けて、走ったのは1日だけ。
2006年 3月 64.2km 5月の山中湖ハーフに向けて練習再開。
2006年 4月 73.3km
2006年 5月 33.5km 風邪をこじらせて山中湖ハーフ棄権。
2006年 6月 67.8km
2006年 7月 103.2km
2006年 8月 115.9km
2006年 9月 152.0km 初ハーフ完走。30km走れるようになった。
2006年10月 126.4km 32km走実施。これが本番前の最長距離。
2006年11月 9.0km

合計 1,126.0km

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b0031055_1142594.jpgb0031055_1143979.jpg
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by fumiko212 | 2006-11-25 23:42 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(4)

実録NYCマラソン2006-食事編-

次は食事編です。レース中の補給は完走記に書いたので、旅行中に食べたものについて。記憶が薄れつつあるのですが覚えてる限り書きます。

11月3日(金)
【自宅にて】
朝:普通の朝ごはん。確か卵かけごはんにした記憶あり。
【成田にて】
軽食:ジャコ入りおにぎり+緑茶
【飛行機にて】
軽食:最初のおつまみパック。
昼:機内食をちょこっと食べて、後は自分で持っていったおにぎり1個。アイスクリームはコーヒーをかけて食べた。
夜食:サンドウィッチを貰ったけど結局食べなかった。替わりに持ち込んだおせんべいや機内で貰った歌舞伎揚げを食べた。
朝:機内食はソーセージとヨーグルトは食べた。後は持ち込みおにぎり1個。
【NY到着後】
b0031055_1048474.jpgb0031055_10481673.jpg昼:ヨーロピアンカフェでパスタ。ロブスターのラビオリとドライトマトと生ハムの入ったパスタ。
b0031055_10491094.jpgb0031055_10492574.jpg夜:スシサンバでマグロのロールスシとエンパナーダ(巨大な揚げギョーザみたいなもの。中身はコーンとブルーチーズだった。)

11月4日(土)
朝:むさじんさんに貰った赤飯(2人で1パック)。まっちさんにデリで買ってもらったバナナ。(ご馳走様です。)インターナショナルフレンドシップランで配られたベーグル+クリームチーズ3/4個。
b0031055_10494497.jpgb0031055_10495250.jpg昼:ローワーイーストサイドで、ベジタリアンのターキーサンドと豆入りスープ
b0031055_10509100.jpg夜:パスタパーティでパスタとサラダ。まずいけどがんばっておかわりした。
nさんが日本から持ってきた福砂屋のカステラとコーヒーを部屋で食べたのはこの日だったかな?初日だったかも?パスタパーティで貰ったリンゴも食べた。

11月5日(日)
【マラソンスタートまでのタイムスケジュール】
3:50起床
4:00むさじんさんの赤飯(2人で1パック)+納豆汁(納豆1.8倍入り)+緑茶、リンゴも食べたような…。
5:00頃ホテル出発。歩いてバス乗り場へ
5:45頃バス発車。頭痛がするのでイヴを飲んだ。b0031055_10503037.jpg
7:00頃待ち合わせ場所に到着。早速、紅茶、ドーナッツ、ベーグルを貰いにいき、ベーグル1/3個、ドーナッツ1個を食べる。続いて持ってきた赤飯おにぎり1個も食べる。nさんのカステラも貰った。
9:00頃?みんなと一度はぐれてしまったときにバナナ1本を食べた。チョコレートも1個くらい食べた気がする。
10:00いよいよというところでアミノバイタル1袋を飲む。
10:10水を飲みながらスタート地点へ

【マラソン後】
ゴール後に貰った水を1本弱。持っていた梅干も食べたっけ?
ホテルに帰ってお風呂につかりながら梅干入り緑茶とホットハチミツレモンをすする。
引き続きからになったカップに緑茶を1杯。
何とかおなかの調子が戻ってきたので、完走ディナー@アクアヴィット。残念ながら完食はできなかったけど、かなり食べられた。

11月6日(月)もういいって?
b0031055_10505365.jpgb0031055_1051244.jpg朝:asiateで豪華朝ごはん。オレンジジュース、コーヒー、目玉焼き、トースト
b0031055_1135760.jpgb0031055_1141139.jpg昼:ホールフーズで豆腐のみそ汁、サラダ、カリフォルニアロール、玄米茶。
b0031055_10591031.jpg夜:「コーラスライン」の後、View Barでコスモポリタン♪
  ホテルに帰って、nさんがTo goしてくれたハンバットのチャーハンとまたまたお赤飯、日本から持ってきたワカメスープ

11月7日(火)だからもういいって?笑
朝:メトロカフェ(だっけ?)でバナナパンケーキとコーヒー
JFKでオレンジジュース

以上!
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by fumiko212 | 2006-11-24 00:47 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(9)

実録NYCマラソン2006-タイム編-

来年、自分の参考になるかも、これから目指す誰かの参考になるかもしれないので、NYCMのあれこれを記録しておこうと思います。今回はタイム編。

皆さんに「後半ペースアップしてた。」と言って頂いていたので、改めてタイムを確認してみました。

まずはHPに掲載されていた公式記録から。右がラップタイムです。

FinishTime 4:51:30
5K       0:34:43  0:34:43
10K      1:09:05  0:34:22
15K      1:42:58  0:33:53
20K      2:16:51  0:33:53
1/2 Mar.  2:24:23
25K      2:51:54  0:35:03 →トイレ休憩あり
30K      3:26:33  0:34:39
35K      4:00:13  0:33:40
40K      4:36:39  0:36:26 →トイレ休憩あり
Pace/Mile 11:07

意外な結果です。一番体調が悪かった30~35kmのラップが一番いい。なんでだろう?

手元の時計では1マイルごとのラップを取っていました。但し、8マイルまでは隣のコースの表示で間違って押したり、途中も抜けてたり押し忘れて暫らくたってから押したり、ゴールも押し忘れてたりであまり意味がない記録です。でもせっかく取ってたから記しておきます。

1mile   12:21:44(スタートロスあり?風船のゲートから。)
2mile   11:55:14 ベラザノ橋渡り終わり
3mile   11:35:44
4mile   10:48:56
5mile   10:25:54 青コースの表示で間違って押した。
6mile   11:41:44 
7mile   10:54:07
8mile   11:11:90 
9mile   10:42:61 ブルックリンでノリノリだった頃
10mile  --:--:--
11mile  21:48:95
12mile  10:43:56
13mile  11:04:96
14mile  --:--:--
15mile  22:22:44
16mile  11:27:98 クイーンズボローブリッジ
17mile  10:24:78
18mile  10:48:41
19mile  11:59:44 トイレ休憩あり
20mile  --:--:--
21mile  21:54:56 後半1マイル脱水症状でフラフラだったところ
22mile  11:02:56
23mile  11:07:41
24mile  12:55:05 トイレ休憩あり
25mile  11:02:90 
26mile  10:52:90 吐いちゃったところ
26.2mile --:--:--

トイレ休憩以外は11分台以下をキープしてた。
最初の数マイルはゆっくりめでここでウォーミングアップできていたんだろうな。3マイル過ぎからやっと調子が出てきた感じだったんだ。やっぱり5kmくらいのウォームアップが必要なんだなー。最初は脚の痛みが心配で無理できなかったのが良かったのかも?
最初に疲れてきたなーと思ったのが8マイル頃だったかな?カーボショッツを飲んだのがこの頃だった。
17~18マイルが一番速い。これも意外だなー。マンハッタンのパワーが後押ししてくれてたんだろうか?気持ち的にはあまり元気ではなかったんだけど…。
訂正:16-17マイルが一番いいんですね。ここは橋からの下り坂を一気に駆け下りたからでした。
脱水症状でフラフラだったところは押し忘れもあってどうだったのか微妙だけど、やっぱりタイムはほとんど落ちていない。
最後の1マイルは辛うじて10分台。よくやったよ。

来年は1マイルを10:30以下で走りつづけるのが目標かあ。最初の数マイルはゆっくりめが理想だとすると、10分台前半くらいを目標にするのかな?ちょっと厳しそうだなー。

実は、特に苦しかった21マイル以降、ラップを押してた記憶がほとんどない。意識が朦朧としながらもマイル表示を見つけると無意識にボタンを押してたんだと思うと、この記録さえもいとおしいです。
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by fumiko212 | 2006-11-23 21:07 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(3)

私のニューヨークシティマラソン2006

すっかり完走記出遅れです。何だかもほとんど何にも覚えてないけど、書きます。何にも見ないで書くから記憶違い満載です。

b0031055_2533987.jpgいきなりスタートから。
10時過ぎ、トイレにもう1回行くか?でも列が動き出しちゃう?ってあたふたしたままスタート地点に向かって列が動き出す。腰に巻いていた銀シートを捨て、100円レインコートも脱ぎ捨てつつ列に加わる。トイレに行きたいのに水をチビチビ飲みながらスタート地点へ。まだまだスタートがどこだかわからないうちに、バーン!と号砲。これがスタート?

やっとゲートらしきところをくぐったので時計のスイッチを入れる。が、チップ読み取りのマットは更にそこから2分後の場所だった。いよいよ本当のスタート。オレンジコースです。

b0031055_2542639.jpg写真やYouTubeで何度も見たベラザノ橋をふらふらと走り出す。でも映像とはぜんぜん違って、既に人はまばら。地面には脱ぎ捨てられた衣類や捨てられたペットボトルが散乱していて美しくない!でも遠くにマンハッタンのシルエットが見え初めて一気にテンションが上がる!やったー!始まったぞ!仲間と写真を取り合いながら、はしゃぎまくってベラザノ橋を進む。前日まで全体が痛くてこわばっていた脚だけど、一箇所が決定的に痛んでいることはなく、あちこちがピリピリ痛む程度。一緒にスタートしたnさんに「脚痛くない?」と言われて「同じとこがずっと痛く無いから大丈夫。」と答えながら、自分にも「大丈夫。」と言い聞かせる。

橋を渡りきってようやく気持ちが落ち着いてきた。ボチボチ応援の人たちも現れ始める。暫らくはのんびりした市街地を走る。一緒に走り始めた仲間の背中がドンドン小さくなって見えなくなっていくのを見送った。ここからいよいよ長い長いひとり旅が始まるんだなー、と思いながらちょっとだけ不安になる。でも沿道には応援の人がいっぱい。子供達が差し出す手にタッチしながらニコニコと走る。小ぶりな建売住宅が並ぶエリアでは、2階のベランダにアイルランドの国旗。その隣の家はイタリア国旗をぶら下げているのを発見。うわー、この2軒、仲悪いんだろうなー(笑)などと、NY移民の縮図を思い描きつつNYを走っている喜びに浸る。

1マイルごとのラップを取っていたのだが、少し手前に現れる青コース表示を何度も間違えて見てしまう。1kmごとに自分のペースを確認する癖がついているので、1マイルがくるまで自分のペースが速いのか遅いのかいつも通りなのか分からないのが少し不便に感じる。

最初の数マイルはそろそろ1マイルかなー?と時計を見ると大体8-9分くらいを示していて、後2-3分走ると1マイルか、などと思いながら元気に走る。この感覚が、6-7マイル辺りから怪しくなってきて、そろそろかな?と時計を見ると6分台とか5分台。疲れてきているのを如実に感じてしまって焦る。早くも歩いてしまいそうな気分。そんなときには沿道に駆け寄って自ら手を差し出し、「ヒュー!」などと奇声を発すると「Go Japan!」などとハイタッチでみんなが応援してくれることを発見。沿道を盛り上げているフリをして、応援を一身に浴びてしまう作戦だ。

b0031055_2552181.jpg8マイルの合流地点からアトランティックアヴェニューの駅の辺りまでは、私の中では最も楽しかった区間。8マイル過ぎに意を決して第1回目のカーボショッツを食べて元気を盛り返してきたところでもあった。途中、沿道でバンドがYMCAを演奏している。当然、応援の人たちもランナーもみんなで"YMCA"と踊るのだ。楽しい~♪もう気分は絶好調!

b0031055_2554892.jpgブルックリンの喧騒を抜け、ユダヤ人街に突入。いきなり街が地味。なんだか盛り下がるなー。20km手前辺り(って何マイルだろう?)で、第1回アミノバイタル。給水所の手前で封を切っておいて、水を3口分くらい残したコップにアミノバイタルをサラサラと入れて、飲み込む作戦に初挑戦。うわっ。粉のまま吸ってしまってむせちゃったよ。しかも、口直しの水は1マイル先。苦しい~。でも何とか息を整えて先に進む。そろそろトイレが気になりだした。ちゃんと1マイルごとにトイレを見かけるけれど、必ず4-5人並んでいる。トイレに入る時間はいいとして、並んでいる時間がもったいないし、第一体が冷えそうだなー。もう少し我慢するか、と先に進む。この辺りではもう脚の痛みに不安を感じるようなことはなくなっていたと思う。


b0031055_2565052.jpgb0031055_257649.jpg
もうすぐハーフポイント。確かクイーンズに向かう橋の途中だったと思う。9月に走ったハーフではゴール手前からかなり脚にきてたけど、今日はまだまだ大丈夫。今のところ早めの補給が成功しているみたいで嬉しい。確かこの辺からはマンハッタンが見え隠れしていた。早くクイーンズボローブリッジを渡りたい!

いよいよ橋が近づいてきた。橋を渡る前に第2回カーボショッツ。相変わらずまずいけど、ここまで元気なのはきっと補給がうまくいってるからだ、と我慢して飲み干す。いよいよ橋に差し掛かる。あんなに憧れていたクイーンズボローブリッジ。実は薄暗く、寒々しく、コース内でも最も寂れたエリアだった。周りはほとんど歩きペースだ。でも自分はアミノが効き始めているらしくぜんぜん大丈夫。ペースを落としたくないのに、歩きペースの人たちが邪魔で自然とペースが落ちている気がする。途中真っ暗闇の部分もあり、ここはさすがに人を追い越したりするのは危険そうなので、ほとんど歩きそうなスピードで走る。ラップタイムもすこし遅かった。

橋の後半は体が芯まで冷え切る寒さとの戦い。体がドンドン冷えていく。もー、この橋ぜんぜん良くないじゃないか!後半、エイドの人たちが絶叫して応援してくれるので何とか元気を出して、最後の下りを転がり落ちるように駆け下りる。うっすら聞こえるこのざわめきはもしかしてマンハッタンから聞こえる応援の声なのかな?

b0031055_2573789.jpg人がギッシリのマンハッタンに突入!ここからが本番!鳥肌の立つような大声援に大感激!する予定だったのだが、自分のテンションはイマイチ上がらない。ブルックリンを思い出して、応援を求めに沿道に駆け寄ってハイタッチを求めたりするのだが、もう体の芯がさっきの寒さで疲れきってしまったらしく、応援が自分の力にならない感じなのだ。仕方がないので、応援してもらう作戦は諦めて、ヨロヨロと道の中央を走る。

計画では30kmまでにアミノバイタルをもう1回飲むんだったよな。30kmは何マイルだっけ?と何度も計算しようとするのだが、思考が停止しているらしくぜんぜん計算ができない。クイーンズボローブリッジを目標にしすぎて、その先の距離の感覚を掴むことが自分の中で何も計画できていなかったことに気づく。でも、補給だけはしっかりしなくちゃ。15,25,35kmがカーボショッツで20,30kmがアミノバイタル。この計画だけは実行しなくちゃ絶対ダメだ、となんだか知らないけど思い込んでいたのだ。30km手前は何マイルだっけ?とずーっと考えながら走る。でも分からない。

前方にパワージェルのエイドが見えてきた。そうか、あそこが18マイルか。思わずパワージェルを受け取り、手に持って走る。そして、無意識に封を切って飲んでいた。気づくと軍手にパワージェルがべとべとについている。うわーっ。それに何でこの段階でパワージェル飲んでるんだよー。さっきカーボショッツ食べたばっかりなのに。次はアミノ補給しないと脚が動かなくなっちゃうじゃないか!なんだかめちゃくちゃだー。飲みかけのパワージェルを捨てたところで、次は絶対にトイレに行くことにする。たどり着いたトイレには幸いあまり人が並んでいなかった。(ちなみにここのトイレはペーパーがなくなってました。ティッシュ持参して良かった♪)

トイレを出たところで身も心も軽くなり、混乱していた頭も少し落ち着く。少し日も照ってきて橋の冷えからも立ち直れそう。ベタベタの軍手はここで捨てた。さあ、また頑張ろう!エキストラでパワージェル飲んだんだからアミノがちょっとくらい遅れたて大丈夫。

b0031055_258047.jpgb0031055_2581094.jpg
確かこの辺りだったかな?スポンジボブのスポンジを配ってたよね?スポンジボブTシャツのお姉さんたちを写真に収め、ボブを背中に当てて水をかける。水を背中にかけたくらいだから、トイレにいって体があったまってたころだと思う。

おお!30kmの表示が見えてきた。良かった。30kmのメールもみんなに飛ばせるよ。それにここまでのところ楽勝っぽくない?と思った瞬間にグキッ!道路が陥没しているところに左足をとられ、足首が90度内側に折れ曲がる。ミシッと変な音もしたぞ。20代のころソフトボール大会で捻挫をして、暫らく動けていたのが突然1歩も歩けなくなったことを思い出す。今は惰性で走れてるけど、どっかで動けなくなるのか?30kmのマットを踏みながらこれが最後のメールになったらどうしよう…。一瞬でも"楽勝?"という考えが頭をよぎったことを早くも後悔。どうか痛くなりませんように。。。

次の給水ではアミノを飲もう。20マイル手前の給水で今度は水に充分溶けたアミノをエイヤ!と飲み干す。まずい。。。

この辺りからブロンクスに向かって橋を渡る。橋を渡りながら全身が倦怠感に襲われる。上半身の血の気が一気に引いて、どこがどうおかしいのか全く分からない。ロスオリンピックでフラフラになってゴールした人の姿が頭をよぎる。もうしゃがみこんでしまいたいような倦怠感だ。一体どうしたんだろう?さっきのアミノが引金だった気がする。おなかがチャプチャプして、なんとなく内臓系がおかしいような。なんだろう?なんだろう?と考えながらも脚はとりあえず前に進んでいる。そこでハタと、ここまでのところゲータレードを飲んだのは1回きりで、後は全部水を飲んでいたことに思い至る。5kmごとにカーボショッツやアミノバイタルなど、味の濃いものを流し込んで水ばかり飲んでいた。糖質とアミノは補給していたけど、ナトリウムが全く体に入っていなかったのだ。いかん、脱水症状だ。胃腸は何も受け付けたくない、と言っているのだが、何はともあれ梅干を口に放り込む。なかなか飲み込めないけど、何とか果肉を飲み込んで、種を口の中でゴロゴロ転がしていると少し気がまぎれる。ちょっとだけ倦怠感が薄らいだ気もした。途中の給水で2口だけ水を飲んでみた。意識が朦朧としたまま走り続ける。ふと涙が出てきた。ちょっと良くなった気もするけど、もうこれ以上走れないよ。自分はゴールまで行けないのかなあ。このまま号泣してしまいそうだけど、脚は確実に前に進んでる。泣きながら走るにはまだ先が長すぎる。ボロボロの気持ちのまま、もう一つの橋に差し掛かる。やっぱり気持ち悪い。これ以上おなかにものを入れたくないけど、もう一個梅干投入。とにかく塩が足りないのだ。

マンハッタンに戻り、一路公園を目指す。2個目の梅干でようやく倦怠感はなくなってきた。これで何とか行けるかな?と思ったところで、今度はトイレ問題勃発か?微妙だ。。。

ハーレムの公園をコの字型に迂回する辺りの景色はなんとなく覚えている。そのときどんな感じだったかな?5番街に戻って暫らく走っていると、両足義足の日本人ランナーとそのサポートの人たちと出あった。すごく大変そうだ。思わず駆け寄って「頑張りましょう!」と声をかける。実は自分が元気を貰いにいったのだ。こういう行為ってちょっと卑しいなあ、と少し反省しながら、でも、沿道のニューヨーカーが彼に大声援を送っているのが嬉しかった。

このころ自分のトイレ問題もかなり差し迫ってきていた。1マイルごとにあるはずのトイレが5番街に入ってからずっとないのだ。もしかしてもうゴールまでないの?そんなの無理だよ。もう伝説つくっちゃうのか?とかなり焦る。(赤裸々過ぎだなー)ゴール後にすぐトイレ行けるのかなあ?と本気で心配だ。5番街は自然とスピードが出ていたような。アップダウンなんか全く気にならず。頭の中はトイレだけだ(恥)。早く公園に入りたい。(トイレあるかも、、、と淡い期待とともに。)

やっと公園だー。左前方にトイレが見えてきた!やったー!文字通り駆け込みました。ちなみにここのトイレは紙がなくなってなかった。

トイレから出たら後は一気にゴールだー。もう後5kmくらいのはず。飛ばすぞー!と気合が入る。給水では元気に背中に水をかけてグングンと走り出す。のもつかの間、やっぱり体が疲れているのかなかなか公園の中の道は終わらない。アップダウンは相変わらずほとんど気にならない。近くを走るブルースブラザースが沿道から大声援を受けている。家族や友達を見つけてひときわ大声援を送るグループなんかもいて、相当にぎやかになってきた。なんだけど、ちょっとうるさいよ。疲れた体にはその絶叫が堪えるのだ。

でももう大丈夫。ここまできたら何も起こらずゴールにいけるだろう。後1マイルの表示が見えてきた!ちょうどその表示の前を通り過ぎる辺りに、エアーサロンパスのにおいが充満していた。強烈だなー、と思った瞬間、胃からこみ上げてくるものが。うわ、吐きそう。両サイド応援で埋まってるし、どこに吐けばいい?この場にしゃがみこむ?と思う間もなく、もう吐いちゃったよ。と言っても出るもの何もなく、カラオエッって感じで、見苦しいものは何も出なかった。(リアルでスイマセン。)ヤバッ、と思う間もなく2発目。今度も口から出るとこまでは行かずに何とか押さえ込む。こみ上げてくるものはなくなったけど、後1マイルでこんな目に会うなんて!また目から涙がジワッとこぼれる。32km過ぎてからずーっと痛めつけつづけられている感じだよ。何で気持ち良く最後の走りをさせてもらえないんだろう。もう応援も何の効果もなく、頭がクラクラするからもう少し静かにしてー、とひたすらうつむいて走る。公園を出る手前辺りで、こんな過酷なスポーツ間違ってる!もう2度と走るもんか。ハーフくらいがスポーツとして健全だ!と頭の中でグルグル考えつづけていた。

やっと公園の外に出た。景色が明るくなって、初めてゴールまでいけるかも。。。という思いが心に浮かんだ。後ちょっとだよね。もう何も起こらないよね。
ふと視線を感じて右後方を振り返ると、日本人の男性が「がんばれ!」と呼びかけてくれていた。やっと笑顔が戻った。ありがとう!

b0031055_2585595.jpgまた公園に戻る。26mileの横断幕が見えてきた。あと0.195kmだ!といきなり勘違い。もう少しありました。でももう何も起こらなかった。(写真は翌日撮影したものです。)

b0031055_2592389.jpgFINISHと書かれたゲートが見えてきた!1枚写真を撮る。いよいよゴールだ。写真に写らなきゃ。両手を上げて、目の前の人がゴールするのをちょっと足踏みしてやり過ごしてゴール!やったー。ゴールしたよ。良かった、ゴールできた。
「ゴールできたよー。ゴールできたよー。」と何度も声に出した。と同時に涙が出てきた。もう、このままどんな号泣だってできる。ホッとした涙だ。でも写真があるから泣いてる場合じゃない。でもやっぱり涙がドンドン出てくる。

一番手前のボランティアの人にメダルをかけてもらう。もう、笑おうとしても涙が止まらない。"Congratulations!"と声をかけてくれる。私の泣き顔を見て「どうしたのー。」という表情で肩をトントンと叩いてくれる。それが嬉しくてまた泣いてしまう。すると次の人がまた肩を叩いてくれる。あー、また今も泣いてるよ。ほんと辛くてほっとして嬉しくて涙が止まらなかった。こういう涙は生まれて初めてだったかなー。

b0031055_2594242.jpg銀のシートを渡してくれた人にも"Congraturlations!"と祝福してもらう。銀のシートを肩からずり下げながらトボトボ歩いていると、別のボランティアの男性が近づいてきて、念入りにシートで体を包んでくれ、「ごめん、ステッカーがなくなっちゃったんだ。おめでとう。」と言葉をかけてくれた。また涙が込み上げてくる。

ゴール前は本気でマラソンというスポーツを呪ったけど、ゴール後に彼らの祝福と笑顔に包まれて、すごく幸せだった。多分、あんなにきつかったのにその日の内に来年も!って思ったのは、彼らの笑顔にまた迎えられたいからなんだと思う。本当にありがとう。ありがとうニューヨーク!

※11/19写真追加しました。
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by fumiko212 | 2006-11-14 01:41 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(16)

完走ケーキ♪

b0031055_17235991.jpg

感激~。(涙)

>>追記<<
昨年に続き出場した駅伝カーニバル@昭和記念公園にて。
今年はショートの部でさくっと走って(実際は頑張りすぎて襷を渡すときは顔面蒼白だったらしい…。)、レース後はBBQ!あいにくの天気だったけど、テントの下でモリモリ食べた後に、こんな素敵なサプライズが!
もーーー、みんなには何度泣かされるんだー。ケーキの「祝NYCマラソン完走」の文字を見るだけで何度でも泣ける、っていうか泣いた。うえーーーーん。みんなありがとう~。初マラソンをこんなに応援してもらって、完走をこんなにお祝いしてもらって、自分はなんて幸せ者なんだろうか。
ただ走るだけでこんなにたくさんの愛情をもらえるマラソンって、本当にすごいスポーツだなー。みんな本当にありがとう!
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by fumiko212 | 2006-11-11 17:23 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(2)

ただいま!

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日本に帰ってきました。
初マラソンは4時間51分30秒(NET)で無事(でもないのですが…詳しくは後程) 完走。
マラソンを走って改めてニューヨークの良さを実感。益々ニューヨークが好きになりました。

ゴール後はマラソンの過酷さを思い知って、もう二度と走ることはないだろうと思ったけど、その日の内に「来年は~」と言っている自分がいました。帰ったら飛行機予約だよ。

日本で応援して下さった皆さん。本当に本当にありがとうございました。5キロ毎のチェックポイントで自分のタイムをメールでみんなに飛ばさなきゃ、という思いが前に進む大きな力になりました。
ゴール直後はゴールできたことにホッとして泣けてきたけど感動の涙はなくて、翌日みんなのブログ等で深夜早朝の速報や応援書き込みを見た時にジワジワ感動してホテルのロビーのPCの前で泣きました。本当にありがとうございました。

一緒に参加したみなさん、お世話になりました。楽しかったです!


最後に。
Thank you New York. See you next year.
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by fumiko212 | 2006-11-08 16:49 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(26)

I finished!

5h5m.
owatta.
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by fumiko212 | 2006-11-06 07:16 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(16)

いよいよだ~

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by fumiko212 | 2006-11-03 10:33 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(8)

行ってきます♪

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by fumiko212 | 2006-11-03 09:32 | -NYC Marathon 2006 | Trackback | Comments(0)