2017年 11月 21日 ( 2 )

ゴッホ展を見に行った

最近、美術展に行った話をブログに書くこともなくなってしまったけど、今は毎日更新しているので書いておきます。
上野の都美術館でやっているゴッホ展に行ってきました。混んでた~。でも意外とよく見られました。近年、やたらと開催されている感のあるゴッホ展ですが、今回は久々によかったです。

ゴッホが浮世絵など日本(ゴッホが想像した日本)から受けた影響という視点でパリ後期から晩年の作品までをたどる今回の展覧会。大きく分けて、前半がパリからアルルに移って夏前まで、後半がサン・レミに移る前後からオーヴェール・シュル・オワーズ(最晩年)の作品という構成でした。ゴッホの代表作がたくさん生み出されたアルル時代後半の作品がほとんどないのが特徴。それで気づいたのはアルル時代の前半とゴーギャンが来てからの数週間では作品の雰囲気がガラッと変わっていたってこと。そして、サン・レミ時代、オーヴェール・シュル・オワーズ時代、と亡くなる直前まで画風が刻々と変化し充実していく様子が感じられる展示だったと思います。

観賞の上で私が注目したのは4つの時代の木を描いた作品。1つ目はアルルについてすぐの早春に描かれた花咲くアーモンドの木、2つ目はアルルを離れるころに描かれれたオリーブ園、3つ目はサン・レミの療養所の庭を描いた「草むらの中の幹」とその隣にあった同時期のものと思われる「花咲く灌木」、最後はオーヴェール・シュル・オワーズで描かれた「ポプラ林の中の二人」。「草むらの中の幹」はごつごつとした木の幹にばかり注目してしまうのですが、少し離れて見ると木の茂る薄暗い庭の地面にさす木漏れ日の美しさに目を見張りました。「花咲く灌木」も木の幹の色鮮やかさに驚くのですが、離れて見ると遠景の草原のなだらかな窪みが陰になっている様子など光の描き方がアルル時代と比べるとぐっと繊細になっていることに気づかされます。最後の「ポプラ林の中の二人」は今まで見たゴッホのどの絵とも違った不思議な魅力に満ちていました。この作品はシンシナティ美術館から出品されており、今回行かなければ二度とみることがない作品かもしれません。必見の1枚です。
これら、木を題材にした4つの時代の作品をたどって、たった10年の短い制作期間だったゴッホだけれど、例えばモネが60年以上かけてたどり着いた晩年の作品に匹敵するものを37歳の作品から感じ取ることができました。それはもしかしたら、生前、1枚しか作品が売れなかったことも関係しているのかもしれない。例えば、もしアルルに行ってすぐ作品が売れ出していたら、求められるままにその画風にしばらくとどまり制作をつづけたかもしれない。売れなかったがために、ゴッホは常に変化して行けたから、短い期間に最後の作品までたどり着いたのではないか。そんなことを考えてしまいました。

この展覧会は来年はゴッホ美術館に巡回する予定だから、作品はゴッホ美術館からのものだけだと思っていたのですが、様々な美術館から集められていたのにも驚きました。くれらーミュラー美術館からの作品に気に入ったものが多かった。行きたい、行きたい、と言いながら行けていないオランダに来年こそ行こうかな。そうしたら、あの最後の1枚をもう一度見られるかも?

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by fumiko212 | 2017-11-21 22:09 | アート | Trackback | Comments(0)

ニューヨークの収穫祭 21景(15日目)

東京の紅葉がそろそろピークですね。多分、今年はニューヨークと東京の紅葉の進み具合はほとんど一緒だったのではないかと思います。色づき始めの紅葉写真を今更載せるのも気が引けるのですが、この写真、なんかいいでしょ。秋の始めの土曜日のお昼の公園。翌日のマラソンサンデーは雨模様だったそうなので、間違いなくこの日は今年の秋一番の気持ちの良い日だったんじゃないかな。
左下の隅に謎の物体が写っているのがわかりますか?下の広場に巨大なシャボン玉を作るお兄さんがいて、そのシャボン玉が噴水を見下ろすテラスまで飛んできたのです。お兄さんの周りだけでなく、テラスの上にいた子供たちも大騒ぎでした。いまあの場所に立ったら、もっともっとすごい紅葉風景なんだろうな~。1年とは言わないけれど、11月の1か月でよいので、ニューヨークに滞在してみたい。6月と迷うけど。見果てぬ夢ですな。
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by fumiko212 | 2017-11-21 21:30 | -NYの収穫祭2017 | Trackback | Comments(0)