映画の中のニッポンジン

b0031055_2483469.jpg走るのはお休み中なので、たまっていた映画のビデオを見て過ごしています。今日見たのは「スパニッシュ・アパートメント」
将来の進路に悩むフランスの大学生が、就職を前にしてスペインに留学。家賃を浮かすために7人でシェアするアパートの1室が舞台です。同居人はドイツ、英国、イタリア、スペイン、デンマーク、ベルギーの学生たち。公開当時の映画評で、EUの縮図が描かれている、と読んだ記憶があります。

英国人のウェンディを尋ねてきた弟ウィリアムは世間知らずで身勝手なアホ男で、他のメンバーはみんなウンザリ。彼女は彼女で同居人たちのだらしない生活にいつもカリカリしています。英国はやっぱりEUからちょっと浮いた存在。



そのウェンディが付き合いだしたアメリカ人。異分子感たっぷりのカラッポ男でみんないい顔をしません。でもウェンディの彼氏が英国から突然尋ねて来ると、2人が鉢合わせしないようにみんなで力を合わせてウェンディのピンチを救う。やっぱりEUの結束は固い?なんて、考えすぎですかね。
ヨーロッパ各国から集まった登場人物たちをそれぞれもう少し深く描いてくれた方が私は楽しめたかな。でもなかなかおもしろかったです。

しかし、最後にちょっと冷水浴びせられました。
1年の留学を終えてパリにもどった主人公が、観光客しかいない町モンマルトルを、自分が異邦人だった留学時代の感傷に浸りながらぶらつくシーン。主人公の目線の先に突然現れたのは黒いコートに長い黒髪、黒いカメラを構えた日本人。無言でフラッシュをバシッとたいてシャッターを切り、くるっと振り向いて去っていく。

これ、どう思います?
悪い人じゃないんだけどちょっと身勝手な英国人、中身カラッポで友達になりたくもないアメリカ人、どっちもちょっと偏見を持った描き方かもしれないけど、日本人はただただ不気味、ってだけ。ヨーロッパ人から見ると、日本人って何考えているかわからなくてコミュニケーション不可能、ってことですかね?外国映画の中の日本人って、たいていこんな感じで、その度にいやーな気分になります。でもまあ、そうなんだろうなあ。
モンマルトルで写真撮りまくってた自分はあんな感じだったのだろうか?ちょっと落ち込みました。
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by fumiko212 | 2006-01-15 02:56 | 映画・舞台・ドラマ | Trackback | Comments(4)
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Commented by musajin at 2006-01-19 00:40
あー、コレパリ行く前にWOWOWで観ましたよー。写真撮りまくってるのって日本人には限った話じゃないんだけどって。ティファニーで朝食をに出てくる出っ歯のオッサンにも…オードリーをここまで持ち上げてるのは日本人なのにっていつも悔しいなって思う。でやっぱりこの映画でドイツ人の几帳面さをヒトラーに例えてからかう場面、ドイツ人はまたかよーって思ってるんでしょうねー。
と、何だかんだ言っても、この映画結構好きです。
Commented by fumiko212 at 2006-01-19 23:34
musajinさん
あー、「ティファニーで朝食を」もいやーな気分になりますねー。あの時代だと仕方ないと思うけど。人種差別じゃないんだろうけど、こういう偏見って根強いというか、ある意味文化の一部なんですかねー?
Commented by さちえ at 2006-01-21 22:56 x
昔読んだ「イエローフェイス」というハリウッド映画における日本人の描かれ方についての本にも「ティファニーで、、」の話は取り上げられていました。
ドイツ人の友人に言わせると「シンドラーのリスト」も「ソフィーの選択」もドイツ人的には耐えられないそうです。若い人でもそうなんだから、60代以上の人たちはもっと嫌な気持ちでしょうね。
こういうのって映画というフィクションを描く以上は仕方がないんでしょうかねー
Commented by fumiko212 at 2006-01-22 16:36
さちえさん
ドイツ人に比べたら日本人はいい方?ドイツ人の人たちも世界各地で根強い偏見と差別に耐えているのかもしれないですねー。


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