土曜日に再び世田谷文学館へ行き「ムットーニ・パラダイス」再見。
先日はスペシャルツアーと題した1時間の上演会のみだったので、今度は作品をひとつずつゆっくり鑑賞。だんだんとムットーニの楽しみ方を思い出し、途中2度の上演会を挟みつつ4時間があっという間に過ぎました。
何せ久しぶりだったので今回初めて見る作品がいくつもあったのですが、この1~2年の大型作品はどれも私などの想像を越える新たな表現と独創性に溢れており、2度、3度と繰り返し見るごとに新たな感動がありました。
中でも、中原中也記念館で昨年開催された中原中也と萩原朔太郎展に出展されたという「題のない歌」は、まだまだ見たりない、見るたびにもっといろんなことに気づくはず、と思わされました。ムットーニさんのおすすめに従い、さっそくこの詩が収められているという詩集「青猫」を購入(「定本青猫」は入手困難のため、他の詩集の作品も収録されている文庫本を購入)。とにかく変な詩ばかりだということで、集中力を要しそうだけど、ぽつぽつと読んでみよう。
展示室の最後にある「Spirit of song」は宮沢和史さんの「書きかけの歌」を題材にした作品で、10年前の世田谷文学館での展示で見たのが最後でしたが、ゾクゾクするほど素敵でした。この曲をチェロで弾いてみたくなり、昨夜はひたすらピアノアプリで音取り。楽譜にしないと弾けないので五線譜を探さなければ。
そうそう。ムットーニを見るとこうしていろんな方向に興味が広がっていくんだよね。そこもいいんだよな~。