音楽との出会い

父が持っていたN響A定期の定期会員席、この先もずっと引き継いで持ち続けるつもりでいたのですが、先日母と相談して今シーズンで手放そうと決めました。その分、自分たちが行きたいコンサートに都度行けばいいんじゃないかと。

今日、HDに撮りためてあったN響アワーを見てその気持ちがやや揺らぎ始めてます。
聴いたのは以下のプログラム。

アヴネル・ドルマン作曲「フローズン・イン・タイム」(日本初演)
パーカッション:マーティン・グルービンガー
指揮:ジョナサン・ノット
管弦楽:NHK交響楽団

昨年2月のB定期での公演録画でした。作曲されたのは2007年。本公演のソリストであるパーカッショニストのマーティン・グルービンガーの委嘱作品として作曲された曲なのだそうです。彼のテクニックあってこその作品に仕上がっているのだとか。パーカッションはもちろんすごかったけど、N響もすごく良かったです。さすが。そして曲も素晴らしく、指揮者もよかったんだと思います。生で聴いてみたかった。

このプログラムはB定期なので今回はテレビで聴いたわけですが、たとえば事前にこのコンサートが目についたとして、果たしてチケットを買ってまで聴きに行くかというと確実に買っていないと思う。というか、目にもついていなかったわけだし。

今まで私の印象に残っているコンサートのいくつかは自分で買ったチケットのコンサートと同じくらい定期演奏会のチケットで聴いたものが含まれているように思う。N響ではサヴァリッシュさん指揮のベートーベン7番。このブログにも書いたがその時に初めて聴いた。2004年11月のことだから、きっとTV版のだめ以降のようにあちこちでこの曲が演奏されるようになる前の話だ。タン・ドゥンという作曲家を知ったのもデュトワさん指揮で日本初演の曲を聴いたのがきっかけだった。ホルスト・シュタインさんを聴いたのも定期だった。N響以外でも東京交響楽団の定期演奏会(これも一時期まで父の席を引き継いでいた)では井上道義さんの斬新な演出のカルミナ・ブラーナや、大雪の中やっとの思いでたどり着いたガラガラのサントリーホールで聴いたマタイ受難曲、まだ20代だったエマニュエル・パユを聴いたのも定期演奏会だった。
こう書いていくと、もしかして定期演奏会で聴いたコンサートの方が優勢かもしれない。

もしかしたら自分の未熟な趣味嗜好で選ぶチケットでしかコンサートを聴かなくなってしまったら、未知の音楽との出会いはぐっと減ってしまうのかもしれないなあ。すべての演奏会を聴けるわけではないのだからそんなこといちいち考えなくていいのかもしれないけれど。とりあえず来年のプログラムが来たらもう一度相談して決めようと思います。

b0031055_20281259.jpgところで、マーティン・グルービンガーというパーカッショニスト、すごかった。写真は作曲家ドルマンのHPから拝借したもので、香港での演奏風景。このコンチェルトのための楽器のセッティングです。
youtubeでこの曲を演奏しているところがないかなと探してやっと見つけたのがこれ。4分20秒から始まります。

どこかで演奏を聴く機会があったらぜひ生で聴いてみたい。
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by fumiko212 | 2012-01-09 20:31 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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