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天草から煮た寒天

まだ肌寒かった春先、m社長から天草をいただきました。西伊豆で採った天然モノ。食べられる状態にするまでには洗ったり干したりゴミを取り除いたりと大変な作業なのだそうです。その天草を、後は煮るだけ、の状態でいただきました。ありがたや~。
寒天は暑い時期に食べたいけれど、暑い時期に寒天を煮るのは地獄、ってことで、本格的な暑さがくる前に食すことを勧めてくださっていたのですが、やっぱり暑くならないと気持ちが入らないもので、、、汗。
そしたらどうです、この週末の涼しさは!そして今日あたりからはまた暑くなるっていうじゃないですか。このタイミングに寒天を煮なくていつ煮るのだ!

てなわけで、相変わらず前置きが長いですが、作業開始。

まずは水の量ですが、クックパッドなんかを見ると、天草50gに対して水2リットルというのが大体の比率らしい。いただいた天草は約40gだったので1.6リットルでスタート。棒寒天は水から煮るけど、ネットのレシピではお湯を沸かしてから天草投入と書いてあるほうが優勢なのでそれに従いました。
再沸騰したら火を弱めて20分(ネットだと30分と書いてあるけど、ちょっと短縮)。で、お酢を大さじ2入れて、さらに20分(これも30分とあるものが多い)。見た感じ十分寒天液にとろみがついているのでもう十分でしょうと判断して終了。2/3くらいに煮詰めたかなーという感じ。
途中2階にモノを取りにいったら、階段の上まで磯の香りが充満してました。(うちの換気扇の性能が悪いだけか?)
天草から煮た寒天_b0031055_1753814.jpg


ざるにさらし布巾を敷いてざざっと濾したら、流し缶やバットに入れて固めます。豆かんで食べるので厚さは2cmくらいにしました。
この時点でも結構磯の香りがしてます。
天草から煮た寒天_b0031055_1753858.jpg


濾した天草は鍋に戻し、1回目の半量の水を入れてもう一度煮ました。クックパッドなどには2回目も作れるとは書いてないんですが、m社長から教わっていましたので。2回目のお酢はどうしよう?と思ったのですが、あまりにおいがしなくなっていたので(今思うと自分の鼻が利かなくなってただけだけですね。)お酢はなしで。40分煮ても1回目のようなとろみは出ません。2回目は半分を抹茶寒天に、もう半分を杏仁豆腐にしようと思っていたのですが、牛乳で倍量に薄めて果たして固まるのか不安な感じ。
抹茶寒天もバットに流してさいの目に切るのは無理かもしれないと判断してグラスで固めました。
杏仁豆腐は固まらなければ諦めよう、と腹をくくってガラス容器へ。
結果としては、抹茶寒天は十分な固さに(さいの目に切ることもできそう)、杏仁豆腐はまだ味見してないけど見た感じはかなりフルフルでむしろ美味しそうに固まってます。
天草から煮た寒天_b0031055_1753941.jpg


昨日は抹茶寒天を試食して十分美味しかったんですが、今日になって豆かんを試食。
一口食べると…

!!!!!

うっまーーーーいっ!今まで私が食べてた寒天はなんだったんだ!という旨さ。固さもちょうどいい。
ちなみに赤えんどう豆は普通のスーパーなどではなかなか見つけられず、豆から煮るにも豆も売っておらず、富澤商店で煮たものを売っているのを見つけてそれを使用しました。塩加減が絶妙でなかなか美味しいです。
天草から煮た寒天_b0031055_175399.jpg


というわけで、天草から煮た寒天作り大成功。今後、海辺の町やらで天草を見つけたら絶対買う。と心に誓いました。
m社長、このたびはありがとうございました!
by fumiko212 | 2011-07-24 17:04 | 食べ物 | Comments(2)
Commented by yuricoz at 2011-08-10 19:24
やるやるーーーー引越し先にもってきましたーーー!!
大森に豆専門店がありますが、豆から煮るのも大変そうだな~
ここを参考に作りますっ!!

黒みつは、あるっ。笑
Commented by fumiko212 at 2011-08-10 23:23
yuricoさん
豆の煮方、母に聞きました。
豆の4倍の水に一晩つけて、そのまま一度茹でこぼす。新しい水(また同じくらいの量)で煮る。沸騰したら塩(お好みで)で味付け。1時間煮て、煮上がったらそのまま冷ます。
ということでした。寒天より時間がかからないけど富沢の煮てある豆、オススメです。
社長のオススメに従って、次回はトコロテンにします。今日、天つき買ってきました!玉姫酢で食べるーっ!


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