エマニュエル・パユのフルート

4月3日に放送された「題名のない音楽会」には、ベルリンフィルの主席フルート奏者でソロでも活躍しているエマニュエル・パユが出演しました。本放送は見逃して、昨日のBS朝日での再放送を見たのですが、その音色、表現の多彩さに圧倒されました。
これは是非音楽好きの皆様に聴いていただきたい。
今日の23時からもう一度再放送されますので、興味のある方は是非ご覧になってみてください。

番組の冒頭では、現代のフルートは「パユ以前」と「パユ以後」に分類されるほどの革命的な演奏家だと紹介されました。す、すごい。

演奏曲の1つ目は「「カルメン」による華麗なるファンタジー」。ビゼーのオペラ「カルメン」のアリアをダイジェストでつなげて、それをフルートとオーケストラで演奏します。
ホセ、ミカエラ、カルメン、エスカミーリョと4つの声域の歌手によって歌われるアリアをすべてフルート1本で表現。さらには主旋律だけでなく装飾的な伴奏もすべて1本のフルートで奏でてしまう超絶技巧にはただただ圧倒されました。
佐渡さんも「もう、、、これでいいじゃん!」と大絶賛。

2曲目は「「エフゲニー・オネーギン」によるパラフレーズ より 「レンスキーのアリア」」というもの。
「自分の恋人を横取りした親友との決闘を前に死を予感しつつも幸福だった日々を懐かしむ曲。」と解説が出ました。
美しくも物悲しげな音色。何気なく聞いていたのに鳥肌がゾワワワーーーと立ちました。音楽の表現力の何たるかがまったくわかってない私でも、そのすごさが伝わってきました。例えば、演奏会形式でオペラのアリアや全編をやるコンサートがありますが、それだったらこっちを聞いたほうがむしろ情景や登場人物の表情までもが胸に迫ってくるように思いました。佐渡さんの「もう、これでいいじゃん!」はそういうことだったんだな。

エマニュエル・パユは日本でも人気があるようで、定期的に来日コンサートが開催されています。
私が一度だけ聴いたことがあるのは、かれこれ10年ほど前になると思いますが、東京交響楽団の定期演奏会のソリストとして登場したときの演奏で、そのときの演奏にも圧倒されたことを覚えています。当時は毎月のように2~3の定期演奏会を聴いていたので、今よりもずっとたくさんの生演奏に接していた中で、ソリストの名前を一度で覚えてしまったのは彼くらいです。経歴を見たら、自分と同い年だというのにも衝撃を受け、すごい人だなーと思ったことを覚えています。(ただ、そのとき何の曲をやったのかはもう忘れてるのが情けない。。。笑)

その後も名前を見るたびに気になっていたものの、ソロや室内楽でのコンサートでフルートって、きっと寝ちゃうなーと一度もチケットを買ったことがありませんでした。でも、次回の来日時には是非とも聴いてみたいと思いました。まずは、今回演奏された楽曲の入ったCDを聴いてみたい。

こんな人たちがゾロゾロいるベルリンフィルも早く生で聴いてみたい!11月にはどんなに高くても頑張ってチケット取るぞーっ。
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by fumiko212 | 2011-04-10 11:24 | 音楽 | Trackback | Comments(0)
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