第2の国歌が羨ましい

昨日、BS-hiで1日やっていた「まるごとプッチーニ」でプッチーニ唯一の喜劇「ジャンニ・スキッキ」を見終わった後、スタジオでゲストのなかにし礼が「私のお父さん」(「ジャンニ・スキッキ」で一番有名なアリア)はフィレンツェのテーマソングみたいな曲なんですよ、と言っていました。
「私のお父さん」はムットーニ作品にも使われていて、大好きなアリアなんですが、歌詞なんかは全然知らなくて。「ジャンニ・スキッキ」がフィレンツェのお話なのも知らなかったし。でも、この可愛らしくのびやかなアリアはフィレンツェにピッタリだなーと、すごく納得。

「まるごとプッチーニ」が終わって、そのままテレビをつけていたら、今度はヴェルディ(作曲家のね。)のことを放送していました。そこで紹介されていたのが、イタリアの第2の国歌とも言われる「行け、我が想いよ。金色の翼に乗って。」(「ナブッコ」の合唱曲)。
これもいい曲ですよねー。こんな素敵なオペラの合唱曲を全国民が第2の国歌として愛していて、歌えちゃうなんて、なんて素敵な国なんでしょうね!
どーでもいい話ですが、母はコーラスの発表会でこの曲を歌ったことがあるので、もしイタリアのサッカー場なんかでこの曲を合唱することになっても大丈夫なのです。羨ましい。

第2の国歌でもう一つ思い浮かぶのが、英国の「威風堂々」。
プロムス・ラストナイト・コンサート(BBCが主催する、夏の間、ロンドンのロイヤルアルバートホールで連日開催されるクラシック・コンサート・シリーズの最終日のコンサートのこと)では、アンコールの最後に「威風堂々」が演奏され、観客や各地の公園のパブリック・ビューイングで見ている観客が総立ちで自国の国旗やユニオンジャックを振りかざしながら大合唱するシーンが有名です。
「威風堂々」も本当に素敵な曲ですよねー。

ヴェルディもエルガーもそれぞれ、その国を代表する大作曲家。
日本だとどんな曲になるんでしょうね?やっぱり歌謡曲になっちゃうんだろうなー。




プロムスとかベルリンのヴァルトビューネコンサートとかを見ていると、ヨーロッパの人にとっては、クラシック音楽が生活に根ざしている音楽だっていう感じがすごく出ていて、素敵だなって思います。演奏が素晴らしければ楽章間でも拍手しちゃったり、口笛吹いたり、客席はとてもラフでにぎやかです。まあ、どちらのコンサートもお祭りだからっていうのもあるだろうから、普段のコンサートはもう少しかしこまった感じかもしれないですけれど。

日本では、まだまだ、あんなにラフにクラシック音楽を聞ける場所ってないなー。これはやっぱり歴史と文化に根ざしたものだから、何年経ってもああいう風にはならないんだろうな、ってちょっと残念に思います。

大フィルの大植英次さんは、毎年、大阪城公園で野外コンサートをやっていらっしゃいますね。彼はミネソタで長く音楽監督をされていたから、そういう感覚を日本に持ち帰ってくれているようで、頑張って欲しいなって思います。
井上道義さんも、クラシックをもっと身近に楽しもうよ、っていうコンサート作りをいつもしていらっしゃって、聴くたびに嬉しくなります。

この2人のマエストロ、近年、小曽根さんと何度も共演されていますが、小曽根さんがまだクラシックに関心を示していらっしゃらなかった頃から、お二人の指揮するコンサートに感銘を受けていた私は、ここ数年の展開をひそかに喜んでおります♪
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by fumiko212 | 2008-12-24 21:50 | 音楽 | Trackback | Comments(8)
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Commented by もっち at 2008-12-25 01:41 x
BSが見られないのが悔しい~。
「私のお父さん」は思い入れのある曲で、声楽の個人レッスンでは
これをマスターするのが最終目標だったんです。
しかしキーがあわず・・・(笑)
そういやベルリンフィルの野外コンサートでは必ず「ベルリンの風」
を最後にやりますよね。みんなで盛り上がって、ああいうのっていいですよね~。
Commented by さちえ at 2008-12-25 02:02 x
「私のお父さん」は「眺めのいい部屋」を見てから、わたしもフィレンツェ=ジャンニ・スキッキとすり込まれました。
初めてフィレンツェに行ったとき「ここがあのポンテ・ベッキオかー、ここで指輪を買うんだっけ」と感慨深いものがありました。
ちょっと前に村上春樹さんが「『上を向いて歩こう』を日本の第2国家に!」と書いてらしてました。
ちょっといいかもしれません(笑)

Commented by fumiko212 at 2008-12-26 00:32
もっちさん
もうニューヨークですねー。いいなー。
声楽をやられてたんですか?すごいっ!
「私のお父さん」は声楽やっている方が発表会で歌われることも多いそうですね。
これを歌いたくて声楽を、っていう方も多いんだろうなって思います。
「ベルリンの風」も羨ましいですねー。ニューヨークなら「ニューヨークニューヨーク」ですねー。東京は、、、やっぱりないですねー。
Commented by fumiko212 at 2008-12-26 00:40
さちえさん
プッチーニの時代から、指輪はポンテ・ベッキオで買うものだったんですねー。私、イタリアはツアーでいったので、ゴールドのアクセサリーを買うならポンテベッキオへってガイドさんが言ってたなーとなんとなく覚えてて。笑
私も昨日考えてて、「上を向いて歩こう」かなー?と思いました。でも、第2の国歌というのとはちょっと違うなー。海外で日本人がいたりすると「さくらさくら」を演奏されたりすることがありますけど、それもちょっと違うし。もう一つ決め手にかけるんですよ。
まあ、私がここで真剣に考えることもないんですが。笑
Commented by yuricoz at 2008-12-26 14:53
「私のお父さん」は、オペラ歌手である友人に兄の結婚パーティで歌ってもらった思い出深い歌です。そもそも、同級生の結婚式で歌っている友人に感動し、お願いしたのですが、歌詞がわからなくても感動するってあるんだな~と思った歌。いいですよね~。また、その友人がプロだけにMCがうまいんですよー。泣かせるぜ!!って感じで。笑
そして、ポンテ・ベッキオは、なんにも知らずに10代最後のひとり旅で、先輩を訪ねていった地フィレンツェで、1人で放り出されフラフラしていた場所です。だって、ウフィツ美術館か教会(聖堂)しか行くとこなくて~お土産屋さん的な場所は、あそこだったんですよね~。笑
しかし、この歌がフィレンツェのテーマソングか~いいですね~♪
Commented by fumiko212 at 2008-12-26 19:49
yuricoさん
結婚式にいいですね!素敵ですねー。
10代でイタリアにひとりですか!カッコいい~。私はおばちゃんやら新婚さんやらごちゃ混ぜのツアーで、それはそれで楽しかったです♪
思い出していると、またフィレンツェに行きたくなっちゃいますねー。

で、歌詞をもう一度見直してみたら、指輪を買いに行くのはポルタ・ロッサでした。ポンテ・ベッキオは「許してもらえなかったら、ポンテ・ベッキオからアルノ川に身を投げます」っていうところで登場でしたよ。ポルタ・ロッサってどこだろう?
Commented by yuricoz at 2008-12-27 14:26
聞いてみます!!笑
Commented by fumiko at 2008-12-28 00:09 x
すみません!自分で調べなくてー。笑


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